20240408 ぴかぴか一年生

印刷会社から連絡が来たので改めて発注確定作業。特色印刷が必要だったりして、数回やりとり。今週中にはステッカーが届くようだ。
暇だったのでInstagramの整理やWEBサイトの作業も終わらせた。
店が暇だと母の表情がとたんに精彩を欠く。母の健康のためにも来客数を伸ばさねば。

近所の子が入学式に行く前に制服姿を見せに来てくれる。嬉しさがまっすぐに伝わってくる。制服もバッグも靴もまっさらで、ぴかぴかの一年生。支度を終えた両親も来たので家族の写真を撮って見送る。

父の時にお世話になったケアマネジャーが寄ってくれる。何度か店の前を通っていたけれど、お客さんがいたり、閉まってたりで、声をかけられなかったとのこと。
父が亡くなって以来だから、2年以上ぶりだが、変わらずお元気そう。現在は店の古いお客様のお宅を担当されている。
私がうっかりラップの箱を父の骨壷が入った箱にひょいと置いてしまった話を、今でも思い出すのだそう。父をめぐる愉快な思い出の一つ。骨壷の箱にラップの箱が半分くらい乗った写真、とっておけばよかった。

夜、NHKの「Last Days 坂本龍一 最期の日々」を見る。集中して見た。
癌の治療中、音楽を聴けず、YouTubeで雨音を聴いていた理由が、音楽はエネルギーが大きいからだという。
高名なクラシック音楽評論家が妻を喪くした後だったか、クラシック音楽を聴けなくなった、という話をよく父がしていた。当時の私は、人間が作った音楽の作為性が不快で聴けなくなったなったのかと思っていたが、それは思い違いだったのかもしれない。
最後のテレビ収録の日、スタジオらしき場所でのヘアカットの場面が短く映った。なじみの美容師によるものだろうか。その後の映像で、美しく薄く刈り込まれた襟足に目が行く。あの美容師はどんな思いで仕事をしたのだろう。

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