2024.1.13 「おばさん」の復権を

寒くてよく眠れず。家で布団で寝てるのにこれでは、被災地の人たちはどれほど辛いだろう、と思いながら、冷えた重い体を起こす。
残りの味噌汁を温め、昨日持ち帰ってきた手作りのチーズケーキを出し、ドリップバックでコーヒーを淹れる。
予約の時間まで写真データ取り込み。
午後は母を駅まで送り、早めに帰宅。
夕方から、高校の後輩と2、3年ぶりに会う。前回会った時は赤ちゃんだった子が、すっかり幼児になっていて驚く。
実質初対面のその子が、隣に座りたい、膝に座りたい、というのでそのようにしていたが、しばらくすると降りたいと言う。そのうち、変なにおいがする、薬みたいなにおい、おいしくないにおい、と言い始める。どうやら私がにおうということらしい。薬液のにおいだろうか。その子の隣の席から向かいの席に移る。
加えて、私の顔を真顔で見つめたまま「おねえちゃんじゃない」と言う。一瞬意味がわからなかったが、どうやら母親から「おねえちゃん」と言われていたのに、自分の思う「おねえちゃん」のイメージではない、ということらしい。男性だと思われたのかと思ったが(過去に何度もあるから)、年齢のことらしい。「そりゃそうだ。ママより年上だからおばさんだよ」と答える。
しばらくして、またじーっと見ながら「おねえちゃんじゃないよ」と言われる。「おねえちゃんじゃないね」と返す。母親があれこれフォローする中。「…おとなっぽい」とぽつり。感心する。こどもに気を遣わせたな。
どれも悪気がないだけに心に残る。においのことは気をつけねば。
それにしても「おばさん」の何がこれほど居心地悪くさせるのだろう。「おじさん」でもこうなるだろうか。「おばさん」の復権を。まずは自分から。
解散後、近くに来ていた夫と合流し、数年ぶりに行くラーメン屋へ。内装が変わっていた。
スーパーで買い物をして帰宅。冷え切ったので風呂。
今日の『82年生まれ、キム・ジヨン』。学校給食を食べるのが遅くて居残りで食べる姿にまたも既視感。保育園の自分を見ているようだ。
日本語訳を読んだ時は、序盤は知り合いの話を読んでいるような感覚(自分の話ではなく、あくまでも他者の話として、の意)だったが、どれだけ雑に読んでいたのだろう。単に忘れているだけなのか。

過去の日記を見たら、『〜キム・ジヨン』について、こんなことを書いていた。やはり序盤のあれこれはかなり雑に読んでいたっぽい。

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