2024.2.24 窓の外見て話そ

夕方、晴れた空に大きな月。夫が指差す方を見ると書き割りみたいに見える。
映画「瞳をとじて」を見るために電車に乗ると、隣の席の女子高生二人組の会話が聞こえてきた。進路のことを真剣に話していたが、「話の途中ごめん。月がきれい。窓の外見ながら話そ」「いいよ」とことばを交わすと、同じテンションのまま進路の会話が続く。二人とも、そのまま進んで行くといい。
「瞳をとじて」が始まる前の予告編の音の大きさと内容の圧迫感で疲れてしまい、最初の三分の一くらいうとうとしてわけがわからない。起きるたびに飛び込んでくる映像が美しく、せりふがよく、俳優がすばらしく、絶対いい作品なのに悔しい。途中からはずっと起きていたが、来週もう一度一人で観に行こうと心に決める。

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