2023.12.26 1週間分順不同

この1週間いろんなことがあって、よく思い出せない。思い出しても時系列がぐちゃぐちゃだ。

母がピロリ菌陽性で抗生物質を1週間服用。病院からは、カフェインを含む刺激物を控えるよう指導されている。
飲み始めから数日、母が朝食を摂っていないらしいことに気づき、きちんと食べてと伝える。朝のお茶が飲めないことで生活のリズムが崩れたか。
気づいた翌日からはいつもの朝食に戻ったようだ。
本人は特に理由はなかったと言うが、変化に弱くなっていると思う。

知人から受けていた在宅医療の相談、私では力不足であると感じ、父の時にも力になってもらった人に助力を求める。少し道筋が見えてきた感。
クリスマスプレゼントに、共通の思い出のパン屋で焼き菓子、ゼリー、スープを送る。
できることならなんでもしたい。

母が、顔の一番大きなシミが濃くなり痒みも出てきたというので、いい医者だと聞いていた皮膚科に連れて行く。
脂漏性角化症との診断。母より少し若い人で、顔に初期の皮膚がんが見つかった人がいたので(おそらく母も)心配していたが、加齢によるものと聞き安心した。年内に受診を済ませられてよかった。
1000人に1人くらいの確率で悪性化するケースもあるとのことで、気をつける点ななど丁寧に説明してもらう。
患者の入室から退室までの間、医師が気を配っているポイントがびしびし伝わってくる接遇。この人は成功するんだろうなと強く感じた。

店を早く閉めて外出する母を最寄り駅まで送り、日中いつもとは違う経路で帰宅した際、物損事故を起こした。完全に私に非がある。
交通量が非常に多い道だったが、奇跡的に怪我もなく、双方の車体に比較的小さめの傷をつける事故。
事後現場のすぐ近くにたまたま警察官がいたので、私に非がある旨の説明をしようと話し始めると同時に、事故の相手方も話し始め、多言語放送のような状態になった。相手方から「おばさんはだまってて!」といわれ、思わず「おばさん…」と口から出てしまうが、いろいろもっともだなと思い、発言を求められるまでは黙る。相手からすれば、弁解しようとしていると映ったのかもしれない。
完全に私に非があったと警察官に伝え、免許証と車検証を見せた。
相手の車に車椅子マークのステッカーが貼ってあったので、警察官が書類を書く間に、相手方に同乗者の有無を聞く。誰も乗っていなくて本当によかった。
帰宅後、保険会社などに連絡。
心の負担になりそうなので、母には伝えないことにする。

孫の結婚式に出席するために早朝から着付をした高齢の女性が、着付の完成間近で具合が悪くなる。
前に立って帯揚げを持つ私の手に感じる重さが急に重くなり、手元に視線を感じるなと思った矢先、「気持ち悪くなってきた…」といい、自力で立っていられなくなる。
ローテーブルに腰掛けてもらい、声を掛けながら、急いで母と着物を脱がせる。
受け答えはやや朦朧とするものの意識はあるので、送迎をしてくれる息子さんに電話をしてすぐに来てもらい、その後に119番通報する方向で動く。
息子さんを待つ間、血圧を2回測るが、低すぎて測れず。母は焦りすぎて血圧計が探せなかった。脈を取ろうとするが、細い手首なのにふれない。
麻痺らしきものはなく、生あくびを繰り返し、朦朧としつつも、朝食を摂ってこなかった、血圧の薬を飲んでこなかった、と話すので、低血糖とか貧血とかその辺りだろうかと思いながら、息子さんの到着を待つ。
本人は救急車は嫌だというが、顔に血の気がなくぐったりして動けず、このままではどうしようもないので、息子さんの了解を得て119番。
待っている間にわずかに回復。救急車には、支えられながらも自分で歩いて乗車できるまでになった。
病院搬送を待っていたが、本人が回復し、どうしても着物を着ていきたいという意志が強いとのこと。会場では車椅子を用意してもらい、洋服も持って行く形で出発することに。
息子さんにはそのままいてもらい、着付をし直して出発。

在宅医療の難しい選択の話をしていて、気づいたらすごい声の圧と暑苦しさで励ましている自分に驚きと既視感を覚える。
しばらく経って、この既視感は父のおもかげだと気づき、さらに驚く。高校受験の時、不安から軽いパニックに陥った私を全身全霊で励ました父の励まし方とそっくりなのだった。こんなところにも父との思い出の断片が顔を出すのか。
自分が発する言葉から、父との最後の日々を自分がこんな風にとらえていたのか、と逆に認識させられる。父と再会というかなんというか。

夫と、大編成バンドのライブへ。生で観るのは4年ぶり。例年はライブハウスだったけど、今回はホールでの開催。
親子連れも多い。両親に挟まれて、うとうとする子もいる。幸福だな。
途中、胸がいっぱいで嗚咽しながら聴く。
焼き鳥屋で軽く食べて帰る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?