じりじりとなんとかここまで来た

今日から久しぶりの仕事、しかも早いシフトだと思うと、緊張して熟睡できない。早く起きてしまった。
1週間ぶりくらいの職場。皆元気そう。
今日やらないといけない単純作業を3時間くらいかけて終わらせる。他の業務もおおかた終わらせて定時で帰る。

ずいぶん冷え込んでいるので帰宅して入浴。それぞれの実家でもらってきたもので夕食にする。やっと年賀状を書く。

昨日、久しぶりに会った兄から「ここ数年で一番ハリが感じられた気がした」とメッセージをもらった。自分でもこの一月、二月くらいで、「あ、元気になったな」という手応えを得つつあったので、気のせいじゃなかったんだなと嬉しくなった。
病気のあと2年以上経つが、この間、地面の深いところとか、深い水の底の方とか、とにかく暗いところをじりじりと進んでいるような感覚だった。手なのか足なのかわからないけど少しずつ動かし始めて、どこかに向かってほんの少しずつ進んでいるのだけは確かな、そんな感覚。
でもここ最近は、自分の中からたくさんじゃないけど懇々と力が湧き出てくるような感覚になってきて、回復を実感し始めたのだった。
病気の前から、井戸が枯れるみたいな、雑巾が乾くみたいな、とにかくからっからの感じをだましだましやってるようなところがあったけど、その頃よりも今の方が元気な気がする。
そんな状態から病気を経て、地味にもがきながらも進み続けて、じりじりとここまでたどり着けたことが、なんとも嬉しいのだった。

ほとり日記(http://hotoridiary.hatenablog.com/)より転載

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?