NOTORI農鳥です。

2月22日、日本政府観光局（JNTO）より「2024年1月の訪日外客数（推計値）」が発表されました。

都心部だけでなく地方都市でもインバウンド観光客の姿を目にするようになり、ますます観光立国としての歩みを進める日本。
この新シリーズでは、その現状を毎月定点観測していきたいと思います。

参照↓

訪日外国人旅行者数

2,688,100人（推計値）

2019年比：0.0%（2,689,339人）
2023年比：79.5%（1,497,472人）

日本人出国者数

838,600人（推計値）

2019年比：▲42.3%（1,452,157人）
2023年比：89.3%（443,105人）

地域別概況

本統計では各地域ごとにコメントが述べられていますが、このnoteでは「1月訪日外客数と2019年同月比」のみ掲載します。

【東アジア】
韓国🇰🇷→857,000人（19年同月比110.0%）
中国🇨🇳→415,900人（19年同月比55.1%）
台湾🇹🇼→492,300人（19年同月比127.0%）
香港🇭🇰→186,300人（19年同月比120.7%）

【東南アジア】
タイ🇹🇭→90,600人（19年同月比97.8%）
シンガポール🇸🇬→34,100人（19年同月比150.4%）
マレーシア🇲🇾→32,100人（19年同月比102.2%）
インドネシア🇮🇩→41,300人（19年同月比127.2%）
フィリピン🇵🇭→56,800人（19年同月比157.8%）
ベトナム🇻🇳→44,600人（19年同月比126.1%）
インド🇮🇳→12,600人（19年同月比101.1%）

【豪州・北米】
豪州🇦🇺→103,600人（19年同月比127.8%）
米国🇺🇸→131,800人（19年同月比127.7%）
カナダ🇨🇦→31,700人（19年同月比142.2%）
メキシコ🇲🇽→6,800人（19年同月比188.1%）

【欧州・北欧】
英国🇬🇧→19,800人（19年同月比91.9%）
フランス🇫🇷→14,400人（19年同月比94.0%）
ドイツ🇩🇪→10,400人（19年同月比91.6%）
イタリア🇮🇹→6,900人（19年同月比114.4%）
スペイン🇪🇸→4,800人（19年同月比109.5%）
ロシア🇷🇺→3,200人（19年同月比50.7%）
北欧🇸🇪🇫🇮🇳🇴など→7,400人（19年同月比87.4%）

【中東】
🇹🇷🇦🇪🇶🇦🇮🇱など→5,900人（19年同月比149.9%）

まとめ

訪日外国人旅行者数（インバウンド観光客）は、ほぼパンデミック前の水準に回復してきています。アジア圏からの回復が顕著ですでに19年比を上回る訪日客数を記録しています。世界的な旅行需要が引き続き高く、円安の影響が考えられます。
ただし、依然として隣国・中国本土からの旅客数の回復が鈍く今後も注視する必要があります。

一方、日本人出国者数（＝海外旅行へ行く人）は、6割ほどの回復と回復傾向にあるものの、依然として19年比で大きく下回っています。航空券代の高止まりや円安による国内物価高など「海外旅行のハードルは高い」との思いが根強くあるようです。

このように、毎月の統計発表を観測していくことで国内外の旅行トレンド、需給関係を把握していきたいと思います。
次回は、3月19日に発表予定です。

一次情報に当たりたい方はこちら↓をご覧ください。

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このnoteの記事とは違った、映像ならではの現地の雰囲気をぜひご覧ください！

それではまた。