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日本一周の旅へ

人生が大きく変化するきっかけとなった一つが日本一周の旅。

これまで外資系の企業で長く働いていたこともあり、あまり興味を持つことがなかった日本を旅するということを
パートナーの言葉がきっかけで、真剣に考えるようになった。

日本を知るには遅すぎるタイミングではあったけれど、遅ればせながら知ることが出来た日本の魅力はすべて私の財産となった。
出掛ける前にはそんなこと、想像すら出来なかった。

文字通り一周する、ということなので長期に渡るプロジェクトで、たまたま仕事を辞めたタイミングだったことも今思えば奇跡に近く、とは言え人生で初めてどこにも属さない、仕事をしない時間を手にした私には軽い決断ではなく、そこに至る過程はまた改めて書こうと思う。

旅するにあたりテーマは3つ決まっていた。
①神社仏閣
②温泉
③食べ物=レストラン

そこに旅を続ける中で新たに加わったテーマが
④Jazz喫茶
⑤アンティークショップ

Jazzのカテゴリーは、素晴らしいスピーカーに出会い素晴らしい音と空間で音楽を感じる楽しみを知ったから。そこにはその魅力を感じさせてくれた魅力溢れる店主の方との出会いがいくつもあった。
何時間でも居続けたい忘れられないカフェにも出会った。

アンティークのカテゴリーは西洋のものよりも日本の古美術を中心に見て回ることになった。素晴らしい職人技の骨董品がたくさん眠っていてその美しさに何度ため息がこぼれたことか。そしてそこにもやはり、時に気難しくも温かく迎えてくださった店主の方との出会いがあった。

私たちの日本一周は、実はまだ終わりではなく、足を運んでいない沖縄県、そして絶対に行きたいと思っている屋久島へと行くことが出来たら終わりを迎えることになる。現在は日常生活に戻っているので一旦休止中。
けれども46都道府県は全て周り、その土地に暮らす方々と忘れられないおしゃべりも沢山してきた。
そのかけがえのない時間を少しずつ思い出して綴っていきます。

多度津の美しい宿-香露軒

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