近年、メタバースという仮想空間とAI技術が密接に関わるようになってきました。両者の組み合わせは、今後のデジタル社会における新しい体験やサービスの提供に多大な可能性を秘めています。
今回は、その具体的な３つ事例とその可能性について掘り下げていきます。

1. Robloxアシスタント：メタバースの新しい建築家

Robloxはα世代の心をつかむメタバースプラットフォームとして知られています。そんなRobloxでは、新たに「Robloxアシスタント」が登場しました。

これにより誰もが簡単なテキストを使って、自分だけのメタバースを作れる時代が到来したと言えます。これは、メタバースの開発ハードルを一気に下げる可能性を秘めています。

2. Genesis：言葉が生み出すビジュアルの魔法

次に紹介するサービスは「Genesis」です。

音声テキストを用いてメタバースのワールドを生成する新しいサービスです。Robloxアシスタントとは異なり、こちらは全くのプログラミング知識が不要です。ユーザーは単に言葉で自分の思い描く空間をAIに伝えるだけで、それが現実のメタバース空間として生成されます。言葉とイマジネーションだけで、あなたの夢の世界を創り上げることができると言えます。
この技術が一般化することで、誰もが手軽に自分だけのメタバース空間を創出することが可能になります。

3. メタストア：次世代のショッピング体験

ハコスコ社が運営する「メタストア」は、メタバース上のコンビニのような存在です。こちらでは、ChatGPTとの連携によって、アバターが自動で顧客の質問に応答するシステムが導入されています。いわゆる、店員はAI技術を駆使したアバターです。

これにより、メタバース内での買い物体験がよりリアルでスムーズになりました。もちろん、質問や要望に応じ、パーソナライズされたアドバイスや情報を提供することで、従来のショッピングとは一味違った体験を提供します。今後、メタバース内での商取引が増えてくる中で、このようなAIを活用した接客サービスは一層の重要性を持つこととなるでしょう。

まとめ

メタバースとAIは、デジタル社会の未来を形作る際に鍵を握る技術です。
上述した例をはじめとして、これらの技術の融合により、私たちの日常やビジネスにおいても新しい価値や体験が生まれてきています。α世代を始めとする新しい世代がこれらの技術を当たり前のように使用する日が来ることを考えると、メタバースとAIの組み合わせは、これからの時代において欠かせないものとなるでしょう。未来は予測できないかもしれませんが、メタバースとAIがもたらす驚きや興奮は、間違いなく私たちを待っています。

次の内容もメタバースをテーマに紹介しています。
併せてお読みいただけると嬉しいです！

・第1弾～メタバースとはなにか？～

・第2弾～ビジネス活用のメリットとその課題～

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。