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新時代のウォレットを体験!Magic Eden WalletとαUウォレットの実践レビュー

NFTをはじめとするweb3の世界は日々進化を遂げており、それに伴いウォレットの選択肢も多様化しています。ウォレットの選択は非常に重要で、特に新しいものを試す際には多くの課題が伴います。今回は、方向性の異なる二つのウォレット「Magic Eden Wallet」と「αUウォレット」を実際に使用してみた経験を共有します。


Magic Eden Walletの特徴と使い勝手

マルチチェーン対応が魅力

Magic Eden Walletは、2024年1月29日に一般公開されたばかりの新しいウォレットです。

これまでMagic EdenはNFTプラットフォームとして知られていましたが、新たにWalletもリリースしました。その最大の特徴は、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど、複数のブロックチェーンに対応している点です。特に、ビットコインのNFT「Ordinals」も取引可能という点は、他のウォレットでは見られない大きなメリットです。

利用体験と注意点

Magic Eden Walletの設定は、英語表記のため、日本語サイトでの手順確認が必要になります。

また、Metamaskと同様に、専用のリカバリーフレーズの管理が重要です。私自身、この新しいウォレットを設定する際、管理の手間とリスクが増えることを実感しました。しかし、マルチチェーン対応の利便性を考えると、その労力は今後報われるかもしれません。

KDDI提供のαUウォレットの特徴

αUウォレットはKDDIが提供するウォレットで、昨年からリリースされています。

このウォレットの最大の魅力は、KDDIが管理する安全性の高さです。リカバリーフレーズのような個人情報を自分で管理する必要がなく、IDとパスワードだけでログインできる利便性があります。さらに、万が一IDやパスワードを忘れてしまっても、KDDIに問い合わせることで容易に復元できます。

αUウォレットは、App StoreやGoogle Playからダウンロード可能で、常に持ち歩くスマートフォンで簡単にNFTの売買や管理ができる点が魅力です。ただし、Magic Eden Walletほどのマルチチェーン対応はありませんが、一般的な利用者には十分の機能を備えています。

新規会員登録の手間と使い勝手

一方で、MetamaskやMagic Eden Walletすると、新規会員登録では、入力する情報が多く、氏名はもちろん電話番号や住所の入力が必要で、手間がかかります。また、NFT購入の際のインターフェースは検索性含めて少し使いづらいという印象を受けました。特に、慣れないユーザーには少し難しいかもしれませんが、使い続けて慣れることで改善されるレベルです。

地域NFTプロジェクトへの参加

αUウォレットを利用した背景には、和歌山県紀の川市の地域NFTプロジェクトへの参加があります。このプロジェクトは「くだものおすそわけNFT」として、NFTを購入すると、紀の川市の特産品農産物が送られるというユニークな仕組みがあります。

このNFTはαUマーケットで販売されており、クレジットカードだけで購入できるため、参加ハードルは低いと感じました。

NFT購入後、農産物を申請する過程もスムーズでした。ただし、Googleフォームを介した手続きには、NFTを利用する意味を感じにくい部分もありました。なぜなら、フォーム申請においてウォレットアドレスや自身が購入したNFTの選択が必要だからです。

当プロジェクトのコミュニティはLINEのオープンチャットを土台としています。NFTとLINEオープンチャットの連携はまだ発展途上で、どのように相互運用していくかは注目です。

まとめ

新しいウォレットを導入することは、一定の気合が必要で手軽なものではありません。しかし、実際に導入して使うことで、それぞれのウォレットが持つ機能やメリットを体験することは価値があります。Magic Eden Walletは英語表記が前提ではありますうがマルチチェーン対応で多機能です。一報、αUウォレットはKDDIが管理するウォレットのため安心感がありますが、web3の世界観からは少し離れています。これらの経験を通じて、ウォレット選びの重要性を再確認しました。今後も、さまざまなウォレットを活用しながら、NFTやFTを主軸とするweb3の世界を探求していきたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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