クラスメイトに正体がバレて付き合う話
中編です
俺は橘〇〇、乃木坂高校の1年だ
俺は裏社会でトップを張ってる組織、橘会の若頭だ
俺は次期頭として様々な試練を行っている
他の組との取引、契約などを行っている
今日もある組織と取引を終えて帰るところだ
俺は裏道から自分の事務所に帰るところだ
ふと横の細道を見ると、女子高生であろう女が1人とヤクザであろう10人が揉めているのを目撃した
ヤ1:おいてめえ、ぶつかっといてその態度は何だオラ
?:そっちが前見てないからぶつかったんじゃないですか!
ヤ2:てめえ女だからって容赦しねえぞ
ヤ3:痛い目見たくないなら金だしな
?:お金なんて持ってません!
ヤ1:あぁ?調子こいてんじゃねえぞ!
そんなやり取りを見て、面倒だと思いそのまま帰ろうとしたが、体が勝手に動いた
ヤ3:俺たちの言うことを聞かなかったことを後悔するんだな!
ヤ3が??に殴りかかろうとすると、ヤ3の拳を掴んだ
○:おいコラてめえら
ヤ1:あぁん?
○:女1人に対しててめえら輩が寄ってたかってカツアゲとは、おまえらの組織は相当頭悪りぃんだな
ヤ4:なんだてめえ、ガキがしゃしゃってんじゃねえぞ
○:ほぉ、俺のことを知らない組が居るとはなぁ
ヤ6:おまえどこの組のもんだ
○:橘会って言えば分かるか?
そういうとヤクザ全員の顔が一気に青ざめた
ヤ5:ま、まさか、おまえはあの橘会の若頭の橘〇〇か!?
○:なぁーんだ知ってるんじゃん、じゃあ俺が言いたいこと分かるよな?
ヤ1:まさか、この女を解放してさっさと失せろとでも言うのか?
○:そのまさかだ
ヤ9:いくら橘会だからと言えどてめえらの頼みなんか聞く訳ねえだろ!
○:ほぉ
ヤ7:こうなればてめえからぶっ潰してやる!
○:来いよ
ヤクザが、〇〇に襲い掛かろうとすると
?男:おい待て
とある男が止めた
ヤ8:あ?てめえ邪魔なんだよ
ヤ10:おっさんはどっか行ってろ!
?男:おいおいおまえら、自分達の頭に対してその口の聞き方するとはどう言うことだ?
こう言って?男はマスクとサングラスを外した
○:あんたは、黒谷会のお頭さんじゃねえか
黒:おぉ、橘会の兄ちゃんか、さっきぶりだな
○:こいつらはあんたのとこのか?
黒:あぁ、すまねえな、コイツらが迷惑をかけて
○:俺よりそこに居る女に詫びをいれろ
そう言って??の方を指した
黒:お嬢さん、申し訳ない
黒谷の頭が深く頭を下げた
?:わ、私は大丈夫です!頭を上げてください!
黒:ほんとにすまねぇ、コイツらはあとで俺が処理しておく、それにうちの組の奴らにもしっかり伝える
?:もう大丈夫ですから!そこに居る人が助けてくれたので怪我もありませんし!
黒:橘の兄ちゃんがか、すまねえな、兄ちゃんにまで迷惑かけて
○:気にすんな、そいつらを処分してくれるんなら、取引を中止させることはねえよ
黒:本当に感謝するよ
そう言って再び頭を下げる
黒:おいおまえら、どう落とし前つけるか分かってるよな?
ヤ全:す、すいませんでした!
黒:帰ったら覚悟しておけよ
ヤ全:は、はい!
ヤクザ達の青ざめた顔が白へと変わっていた
黒:じゃあ俺らはこれで失礼するよ
○:あぁ、また頼むぞ
黒:ああ、それとお嬢さん、すまなかったな、気をつけて帰るんだぞ
?:は、はい!
そう言って黒谷会の者は帰って行った
〇〇も帰ろうとすると
?:あ、あの!
○:あ?何の様だ?
?:さっきは助けてくださって、ありがとうございました!
○:別に助けたつもりはねぇよ、アイツらにムカついただけだ
そういうと??は〇〇の顔をじっと見た
○:なんだ?俺の顔に何かついてんのか?
?:もしかして、同じクラスの橘〇〇くん?
○:お、おまえは?
?:私、向井葉月だよ!
○:マジかよ、向井って隣の席の向井か
向:それにしても〇〇君、ヤクザだったの?
○:ああ、そうだよ、まさか同じクラスのやつにバレるとは思わなかったが
向:何でヤクザを?
○:親がうちの組織の頭だからな、俺もその組に居なきゃなんねえからな
向:そうなんだ、大変なんだね
○:それより、俺がヤクザってバレたからには、高校は退学だな
向:なんで?
○:俺がヤクザだと知れば皆んな避けるだろ、ならやめた方がいいだろ
向:私が〇〇君のことを誰にも言わなかったら辞めない?
○:は?何言ってんだ?
向:そうすれば〇〇君は学校を辞めずに卒業できるじゃん!
○:おまえ馬鹿か?おまえが言わないなんて保証ないだろ
向:でも、〇〇君が学校を辞めることないよ!
○:とにかく俺は辞める、じゃあな
そう言って去ろうとすると
向:じゃあ私と付き合って!
○:は?何言ってんだ?
向:私と付き合ってくれたら〇〇君のことを言わない!
○:おまえ馬鹿か?付き合う訳ないだろ
向:じゃあ〇〇君の秘密を全部バラす!
○:は?
向:〇〇君がヤクザだってことを!
○:それを言ったところで俺が辞めれば何の問題もないだろ
向:それだけじゃない、〇〇君が帰り道に野良犬と野良猫を名前をつけて可愛がったり、〇〇君が間違えて女子更衣室に入って女子の着替えを見たり、〇〇君が裏路地で女の人に逆レi
○:ストップ!わかった!付き合うからもう辞めてくれ!
向:じゃあ交渉成立だね!よろしくね、〇〇君!
○:何でこんなことに、て言うかなんでこんなに俺のこと知ってるんだ
向:だって私、〇〇君が好きだから
○:は?
向:〇〇君は覚えてないかもだけど、私が小学2年生の時、6年生にいじめられてたんだ
○:(いじめ、、、)
向:その時、〇〇君が私のことを助けてくれたの!
その時の〇〇君がかっこよくて、〇〇君のことを好きになってたの。
○:あの時か
向:でも〇〇君、あのあとすぐに転校しちゃったからもう会えないと思ってたけど、高校の入学式の時、〇〇君の名前を見つけてもしかしてと思ったら、やっぱりあの〇〇君だったんだ
○:あの時の光景と重なってたから俺は向井を助けたのか
すると向井が〇〇を真っ直ぐ見つめて言った
向:〇〇君、あの時からずっと〇〇君のことが好きでした、私と付き合ってください!
少し考えて答えた
○:俺も向井のことが好きだった、小学生の時から
向:え?
○:あの時から好きだった、だから俺はあの時向井を助けたんだ
向:嘘、、、😢
○:俺は向井葉月さんが好きです!こんな俺でよければ付き合ってください!
そう言って手を差し出した
向:私が先に告白したのに、聞かないでよ😢
○:それって
向:もちろんです!よろしくお願いします!
そういって抱きついた
○:ありがとう
そういって葉月を自分の腕で包んだ
向:でも、私の質問にも答えてほしい
○:もちろん、よろしくお願いします
2人の抱き合う姿は狭い路地の中で輝いていたのでした
fin
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