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20230930_第12期パイオニア神挑戦者決定戦レポート

はじめに

読む前にお伝えしたい事

この記事では
・僕のパイオニア神挑戦者決定戦へ初参加レポート
・持ち込んだデッキ「アゾリウスロータス」の採用メモ
について記載します。

この「アゾリウスロータス」というデッキを知りたいと思ってこの記事に辿り着いた方にお伝えします。
既に偉大な先人達による素晴らしい解説記事が存在するため、まずはそちらを読むことを強くお勧めします。
・・・いや、お勧めしますではないですね、アゾリウスロータスに少しでも興味がある方は是非以下の記事を読んでください。

課金部分もしっかり読んでください。いいですね?

これらを読んだ上で、まだこの初心者の絵日記のような記事に興味を持っていただけたら以下に進んでください。

自己紹介

2022年11月にMtG/パイオニアを始めました。パイオニアを始めた時からずっとアゾリウスカラーのコントロールデッキを好んで使い、現在は「アゾリウスコントロール」と「アゾリウスロータス」を使用しています。

声を大にして言える輝かしい成績はまだ残せていないものの、アゾリウスカラーへの異常な執着からいくつかnote記事という名の絵日記を書いており、それらとTwitterや店舗での交流をきっかけに様々な人と繋がり、日々教えを乞いつつ勉強しています。
こっそり調整チームも立ち上げました。
皆様いつもありがとうございます。

「パイオニア神挑戦者決定戦」の参加は今回が初めてでしたので、振り返りも込めてこの記事を作成しました。

なぜ「自分が」記事を書くのか?

最初に紹介した素晴らしい記事があり自分より勝っている人は沢山いますが、それでも自分の考えを文字にして残すことに意味があると思ったからです。

自分は自己紹介で述べた通り、MtG歴 1年未満で誇れる成績をあげた人間ではありませんが、幸いにも周りに恵まれていろんなことをインプットしてきました。

そのきっかけになってきたのが「noteに記事を書く」という行動だったのでこれからもそこだけは続けていきたいと思って書いています。

有識者や先輩方から見たら実のない内容かもしれませんが、そこは「こんな考え方もあるんだ」もしくは「いや、もっとこうした方がいい。俺が教えてあげよう」など温かい目で見ていただき、新たな成長のきっかけになれば幸いです。

それではどうぞ宜しくお願いします。

大会前調査

環境のおさらい

2023年5月に発売した「機械兵団の進軍:決戦の後に/March of the Machine: The Aftermath」以来、久しぶりのパイオニアリーガルのセット「エルドレインの森」が発売されました。今回の大会はその直後の環境となります。

新カードのメモや発売以降の大型大会(TLS予選)の結果を元にまとめた記事を作成したので詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

簡単にまとめると以下となる。

・大会時点は「環境初期」にあたる
・ラクドスミッドレンジ、緑単信心等が新カードでほんのり強化
・純粋なコントロールとして環境にいたアゾリウスコントロールが消え、アゾリウスロータスに変わった
・イゼットフェニックスやボロス系のアグロに勢いを感じる新カードが追加された

使用デッキ選択と理由

上記環境を踏まえてどのデッキを使うかを検討しますが、前提として自分はアゾリウスコントロール or アゾリウスロータスの2択で考えました。

好きなデッキだからという情ももちろんありますが、限られた資産と短いカード歴の中で使い続けた魂のデッキだと思っているので、他のデッキより理解もあり合理性に欠けた選択ではないと考えています。

今回はどちらを使うかですが、どちらにもメリットデメリットがあるものの大会にはアゾリウスロータスを持ち込むことにしました。

理由は、2つあります。

1.アゾリウスコントロールのデメリットが情で選べないほど致命的に感じてしまったから

アゾリウスコントロールの致命的な欠点はゆうやんさんのnoteにも記載が合った通り、「必要な土地の枚数が他の環境デッキに比べて多いこと」と「土地を引きつつ必要なカード(カウンター除去ドロソPW)を引き続けなければいけない」という点です。

7マナまで辿り着かないと強い動きができない…

また、受け続けるというデッキの構造も環境にあっておらずパイオニア環境のカウンターが弱いことも相まって見事にその数を減らしました。

また、環境の各デッキはマナジャンプをするもしくはマナを踏み倒すことが可能ですがアゾリウスコントロールにはそのような方法がないことも人々がアゾリウスコントロールから離れる理由になっていると推測します。

2.アゾリウスロータスの強みを押し付ける動きが環境に合っているから

アゾリウスロータスは《睡蓮の原野》を用いることで、4T目に《ドミナリアの英雄、テフェリー》を着地させたり《告別》や《記憶の氾濫》のフラッシュバックなどの重量級呪文をアゾリウスコントロールより少ない土地の枚数でしかも早く唱えることができます。

また、打ち消せないカードに対しても《不連続性》で対応可能となりアゾリウスコントロールで気になったポイントは改善しています。

これのおかげで船砕きが怖くなくなった

しかし、《睡蓮の原野》を並べる際に生まれる隙のせいで序盤にどうしようもないほどライフ差をつけられたり除去が間に合わないなどで負けることが多いので、序盤もゲームに干渉していけるアゾリウスコントロールの方が良いと思う場面も多いにあるので悩ましいところ。

デッキリスト

自分が神決定戦で使用したデッキリストです。メイン/サイドそれぞれの採用理由と枚数を記載します。

メインボード

《睡蓮の原野》4
《演劇の舞台》3
《厳しい試験官》4
《不連続性》4
「マナジャンプパッケージ」と読んでいるコアパーツ。《演劇の舞台》のみ単体だと仕事をせず無色マナしか生み出せないため3枚。

これらが最初から手札にあるとニッコリする


《ドビンの拒否権》2
《ドミナリアの英雄、テフェリー》4
《記憶の氾濫》4
《至高の評決》2
《残骸の漂着》1
《告別》2
青白カラーを使う理由となるカード達。《睡蓮の原野》を2枚起こせる《ドミナリアの英雄、テフェリー》やパイオニア環境屈指のドローカード《記憶の氾濫》、盤面を掃除する各種全体除去を採用。

青白コンがしたかった事、(ほぼ)全部できます。

《冥途灯りの行進》1
《運命的不在》1
《一巻の終わり》1
《放浪皇》2
全体除去でカバーし辛いミシュランやPWを除去するカード。《一巻の終わり》は緑単信心のカーンやクリーチャーコンボデッキのキーパーツをインスタントタイミングで全て追放できるので採用。
後述する《衝動》や《記憶の氾濫》で引き込む想定のため枚数は少なめ

全体除去で対応しづらい所をこちらで。PW許さん

《衝動》3
《ジュワー島の撹乱》2
《熟読》2
追加のドローソースと土地兼打ち消しを足すことでデッキがまとまった。《熟読》は大会前日に知り合いが使用していると聞いて急ぎアリーナで試したところかなり感触が良くそのまま採用した。

土地 25枚
《ジュワー島の撹乱》で量増しして27枚採用をしているがロータスが並び、いざ攻めるタイミングで土地を引きすぎたくないのと、《衝動》でカードを選ぶ際に気兼ねなく土地をボトムへ送れるように多めの採用。

サイドボード

《ポータブル・ホール》2
白単人間、スピリット、その他アグロに

《敬虔な新米、デニック》2
パルヘリオンを見た墓地対策。アグロデッキの壁にも使用

《ドビンの拒否権》2
《才能の試験》1
青絡みのデッキ相手にサイドインする追加のカウンター

《金属の徒党の種子鮫》2
《サメ台風》3
サメセット。
ビートダウンに切り替える際にサイドインする

《影の評決》1
アグロデッキへの追加の全体除去。ラクサクなどの小型クリーチャーデッキに刺さります。

《龍王ドロモカ》1
《思考のひずみ》1
ミラーに寄ったサイドだが打てば決まる必殺のカード

基本的なゲームプラン

《睡蓮の原野》+《厳しい試験官》or《不連続性》で3T目にマナジャンプを行い、4T目から《ドミナリアの英雄、テフェリー》や《告別》、《サメ台風》を用いて圧倒するのが基本の勝ち筋。

《睡蓮の原野》に依存する形にはなるが、1番パワーが出せる流れなのでこちらが有利な盤面を作り上げたら後は大量のマナとカードで強い動きを押し付け続ける。

サイド後は通常のアゾリウスロータスだと《ドミナリアの英雄、テフェリー》が青いデッキ相手のカウンターの的にされてしまうためサイドアウト候補になりがちだが、サイドの《龍王ドロモカ》や《思考のひずみ》などのお膳立てによりサイドとの入れ替え時でも基本的なゲームプランを遂行しやすくなっている。

相手に合わせて最速で《睡蓮の原野》を並べるのではなく、除去やカウンターを構えつつゲームを後ろにずらしながら戦いたい。

マナが沢山出るって、素晴らしい事ですね。

大会結果と対戦メモ

初めに申し上げますと、皆様には2度の遅延で大変ご迷惑をおかけしました。
2R目の寓話の処理に関しては、自分がルールを知っていれば起きなかった事なので深く反省をしております。

この場になりますが、当日参加された皆様とジャッジの皆様に深くお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。

1R ラクドスミッドレンジ ×

1G目 負け
2マリガン。ロータスを引けず、税血と影に轢き殺されて負け。

2G目  勝ち
初手がよくて7枚キープ、ロータスでマナジャンプした返に《ヴェールのリリアナ》を出されてちょっと嫌な気持ちになるがそこから《熟読》→《ドミナリアの英雄、テフェリー》→記憶の氾濫構えまで繋がって後はマナの暴力で勝ち

3G目 負け
ロータスは出たがドロソが繋がらず、クロクサ等にハンデスされつつクリーチャーに殴られて負け

最近メインに見かけすぎる

2R マルドゥコントロール △

1G目 負け
相手のデッキが何か把握できないまま、見たことの無いアーティファクトクリーチャーや《悪魔の契約》、《予言された壊滅》にやられて負け

悪魔の契約をサクったりアド稼がれてキツかった

2G目 勝ち
問題のゲーム。相手が寓話を2章へ進めるターン起因処理を行わなかった事を指摘しなかったため、警告を受ける。
その裁定が出るまでに時間がかかり15分ほど延長させてしまった。ゲームとしては、警告を受けた後にサメ台風のトークンで速やかにゲームを畳んで勝ち

3G目 引き分け
残り時間が少ない中急いで勝つためにサメ台風を増量し早期に盤面をトークンで埋めて飛行クロックで勝とうとしたが間に合わず引き分けに…

3R ディミーアローグ ⚪︎

1G目 勝ち
《厳しい試験官》の着地からのマナ加速でそのまま盤面優位に持って行って勝ち

2G目 勝ち
手札が良すぎて除去やこちらのサメトークンのクロックが綺麗に決まり勝ち

このカードを使っていて仲間意識を感じた

4R ローナコンボ △

1G目 勝ち
ローナやカーンへの対応がしっかり出来たのでそのまま優位を保ってこちらの勝利。ただ、ゲーム中に誤って灌漑農地のサイクリングで2枚カードをめくってしまいまたジャッジのお世話に…これでまた時間がおす…

2G目 負け
相手のアトラクサやカーンなどに力を使い果たした結果ローナを止められず、コンボではなくビートダウンで敗北

ローナ裏面、5点ビートダウンはきつい…

3G目 引き分け
序盤で追加時間に突入し、エクストラターンまで行ったが勝負がつかず引き分け。カウンターが欲しい時に手元に無くて間に合わず、PWに触れられるカードの乏しさが裏目に出た。

5R ディミーアコントロール ×

1G目 負け
こちらはロータスを探すも引けず、3ターン目に着地したナーセットでドローを封じられそのまま負け。

2G目 負け
金属海の徒党の種子鮫によるトークンでビートダウンされて負け。告別ではなく評決があったらまた違っていたかも…

トークン生成されまくって負け。つらい

6R グルール恐竜 ×

1G目 勝ち
相手の盤面展開に合わせて評決と告別を打ちつつテフェリーを着地させて勝ち

2G目 負け
相手が序盤に出した月が割れず、ビートダウンされ続けてライフが残り少なくなったがストームジャイアントが引けたのでこれで当分壁にできると思いきや、なぜか手札から《厳しい試験官》を出してしまいストームジャイアントが起動できなくて負け

3G目 負け
同じく月が出てきたが、白行進も告別も引けずに粘る元気もなくそのまま押し通されて負け。
今後の参考までに白行進は月などに触れるので2枚あってもいいかもしれないとだけメモって僕の大会が終わった。

マーチかテフェリーか告別でしか触れないのできつい
KHⅡのロクサスの気持ち

終わりに

改めて、パイオニア神挑戦者決定戦お疲れ様でした!!

結果は無惨にも1-3-2ドロップでしかも警告を貰うなど散々でしたが、競技レベルの緊張感のある空気の中で参加する大会は普段とまた違う感覚で楽しかったです。

TOP8に2人、同じデッキを使っている人がいたのでデッキの選択は悪くなかったと思っていますが採用リストに違いはあり腕前だけでなく環境に適したリストを作りきれていたかは疑問を感じました。

当日の朝に追加した《熟読》は《睡蓮の原野》が1枚あれば最低でも4マナアクションまで繋がるので《放浪皇》《残骸の漂着》《記憶の氾濫》《一巻の終わり》などの構えるカードと合わせて使えてとても良かったです。

このデッキはマナジャンプがあり、環境に合わせて青白以外の色のカードも使えるので、アゾリウスコントロールが好きだけど今使うのは厳しいと感じている方にぜひアゾリウスロータスの使用をおすすめしたいです。

振り返れば楽しかったと思えますが、当日はジャッジや参加者の皆さんにご迷惑をおかけしたので今後同じことがないように気をつけます。

次回に向けて日々精進と大会参加していくぞ!
ここまで読んでくださりありがとうございました。


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