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カメラのマニュアルモードはいつから使うのか

カメラを持ち始めて数年経ちましたが、機材のとっかえひっかえを繰り返しながら、やっと最近、落ち着いて来た気がします。あれだけ心が踊っていた新製品発表もSNSでフォローさせて頂いている方の発信を見てから気がつくくらいなので。

ところでカメラを持って数年経ちますが、未だにマニュアルモードが使いこなせず、初心者気分を抜け出せないままでおります。マニュアルを選択しているだけでも、ハイアマチュアな感じがするんです。

ただ、半年ほど前から条件が整った時だけマニュアルモードを利用しています。その時だけは初心者を抜け出したかのような感覚で偉そうに写真を撮っています。

センパチという魔法

太陽がむき出しの快晴の時は、ISO感度を400、シャッタースピードを1/1,000、f値を8にして撮ることを「センパチ」というそうです。

同じ状況であれば日本以外で撮影するときも、同じ設定で良いそうなのですが、昔から言われていることだから、と耳にして、騙されたと思ってカメラを使ってみたのが入り口でした。

この設定で撮影した写真、というか空はとても綺麗な色になります。現像が下手くそな色音痴の自分でも綺麗な写真が撮れた、と感じられるほど美しく撮影が出来ます。

センパチで撮った写真

フィルムユーザーには当たり前?

私自身は最初に手に取ったカメラがミラーレスだったので、適当に撮影しても綺麗な写真が撮れるので、心置きなく明るいレンズを使ってボケだけを追求してきました。モードは「A」に固定です。

でも、この設定を知ってからは、状況に応じてモードを切り替えれば、その時にあった表現の写真が撮影できると理解することができ、今では気分だけはハイアマチュアです。

一番恥ずかしいのは何十年もカメラを仕事にしてきた先輩に、この設定(センパチ)が最高っすよ!とドヤったことがあります。優しい先輩なので、写真を見て綺麗やなぁと褒めてくれたあと、フィルム(X-TRA 400だったと思います)の説明書画像を送ってきてくれたのですが、しっかり推奨露出として設定が記載されていました。


バキバキに記載されている

そもそもカメラの基本的なことを勉強していない私が悪いのですが、フィルム時代はこういった設定が当たり前に記載されており、ユーザーだった人は知っていたのか、と気がついたのでした。

表現が増えそうなマニュアルモード

適正露出で撮影出来るようになったことで、少し写真を撮ることに自信がわいてきました。日陰だったらどうなのか、日没の時は、とカメラにお任せで撮影していたのですが、こう設定すれば、こんな写真が撮影できる、ということを覚えたので、とにかくたくさんの設定をメモしています。

ボケの量しか表現の幅がなかった自分にとっては、数年かけてやっと新しい扉を開くことが出来た気がしています。もしかしたらSNSで見かけるあの写真の雰囲気も撮れちゃうのでは?と、カメラはもう良いかな、と思っていた数ヶ月を悔やむくらいです。

実際には、そんなに撮影に行く余裕もないのですが、試したい表現が出来たことで撮影も楽しく感じます。もし同じように「A」モードしか試したことがない人は、快晴の日に「センパチ」で撮ってみる、というのを試してみてはいかがでしょうか?

お空
お空ばっかり

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