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鑑賞記034「ふたしかな よいしらせ」

久々の鑑賞記です。もうほんとビックリするぐらい引きこもってましてね、、、ひっさびさにお出かけしてきました!ヽ(=´▽`=)ノ✨

ギャラリー KINGYO

花輪奈穂さんの個展が開催されるということで行ってきました。
私、彼女の切り取る世界がとても好きなんですよ。ふわっとした優しさと空気感。それの魅せ方がまた毎度勉強になることばかりで。

そして会場のギャラリーKINGYOさんは私のコレクター活動のスタート地点でもあり、個人的に勝手に思い入れのあるギャラリーさん。谷根千のごちゃごちゃしてるあのエリアの中にある、開放感のあるギャラリー。
花輪さんの作品とすごい相性いいだろうなと思いながら行ったわけですが、やっぱり大正解w と思いましたね。

在廊中の花輪さん、偶然居合わせたアーサー・ファンさんとお話もできたので、今回の展示のコンセプトなども教えて頂いたり。
窓を通した今の状態からの展開。日々眺める同じ風景…からの記憶の展開。なんか外に連れ出してってくれるような感覚がふわりと身体を包んでいった気がしました。

花輪さんの写真は印画紙にプリントするのではなくて、透明のシートのようなものにプリントしている。チョイスするインクによって、画の乘り方が変化するという。今回は、白飛びしたところにインクが乗らなかった結果──

写真の中から他の写真が見える。目の前の世界から奥の世界。そして映り込む今の風景。その時にしかない一瞬がそこに現れた。

白飛びとかブレとか、失敗作と切り捨ててしまうことも多いが、視点が変われば、また、扱い方によっては別の効果が生まれる場合もありそうだ。私も日々何気なくスマホのカメラで色々撮ったりしているが、失敗したなと思ってもとりあえずデータは残しておくのもアリかもしれないなーと思ったりした。

花輪さんは写真作品だけでなく、その作品を生かした小物等も制作されている。今回は「おみくじのように楽しんでもらえたら」というアイデアで作られたカードが販売されてたのでひとつ購入した。500円。

中には波の写真のカードが入っていた。ひと手間加えてあって、波のキラキラが立体的に楽しめる。

花輪奈穂さんの個展「ふたしかな よいしらせ」は2022年3月4日まで、千駄木のギャラリーKINGYOさんにて開催中です。


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