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むずい。まじむずい。外国人メンバーとのコミュニケーションで気をつけていること


去年、わたしのチームに韓国人のエンジニアの男性がジョインしました。

日本での生活は10年以上、日常生活での日本語はとても流暢だったので「特別扱いするのもナンセンスだろう」と思い、当初は特に気にしていませんでした。

彼とチームになって1年。おおむねうまくいっています。
ただそれには、お互いの配慮・工夫が必要不可欠だとも気付きました。

以下、現時点での気付きをまとめます。

1. 「結論ファーストで話す」ことを求めない

外国語を使いながら「結論ファーストで話す」ってすごく難しいです。

自分が英語(母国語でない言語)で仕事をするとイメージしてください。
上司に「How was the meeting with Mr.Williams?」とか言われたら、
・スピードへの不安:とにかく早くなんか答えなきゃ
・伝達性への不安 :しっかり誤解なく伝えなきゃ
と思うのではないでしょうか。

この結果、ついつい頭に浮かんだことを順番に話してしまう、ということがよく起こります。時系列で話して、結論が最後になってしまったり。

気をつけてること:
投げかける質問が抽象的すぎると、答えるのが難しいです。「Yes/No」や単語など、端的に答えられる質問に変更していきます。

2. 接続詞を補ってあげる

ネイティブでない人にとって難しいのが「だから」「だけど」「ただし」のような接続詞や、「まず」「その後」といったつなぎの言葉。

たとえば「まず集計部分を見直して、その後プログラム修正をします」と言うべきところ、上記のつなぎ言葉がないと順序であることが伝わらず「集計とプログラムの修正(という1つの作業)が必要なのか」となってしまいます。

気をつけてること:
とにかく復唱する。復唱するときに、接続詞を補った形で伝える。相手にとっては「正しく話す」ことよりも「相手が言ったことを訂正する」方が簡単。


3. 分かるまで質問する

ネイティブどうしでも当たり前のことなのですが、相手の母語が違う場合は特にすり合わせが必要です。

前述のとおり、1から10まで本人に話してもらうより、断片的でもいいので話してもらい、こちらで必要な情報を補っていくスタイルの方が早いし確実です。

外国の方は率直に話す文化になれているので、日本人よりも質問攻めにされることに対するネガティブが少ない気がします。

気をつけてること:
遠慮しない。もちろん言い回しには配慮するが「これ聞いたら失礼かな?」といった「問うこと」に対する遠慮はしない。


4. テキストに残す

口頭で話してその場では合意が得られたことでも、後から聞くと覚えていなかったり、誤解があったりといったことが日本人以上に起きます。

また、概要はなんとなく分かっていたが、実は具体的な内容は理解していなかった、でも「自分以外の人は分かっているはず」と思い、言いづらくて聞けなかった、みたいなこともあります。

チャットやドキュメントに残しておくことで、後から見返せるし、そのテキストを土台にしてコミュニケーションを取ることで新たな誤解を防ぐ効果も期待できます。

気をつけてること:
みんなが見れる、なおかつ編集や引用が簡単にできる箇所に残しておく。書くときは、明瞭で短い日本語で書く。略語や指示語は極力避ける。


5. それでもダメなときはしっかり指摘する

彼のミスを指摘したときに「外国人だからね」「コミュニケーションが難しいからね」という人がいます。
私は、これは彼をかばっているようでいて、一番無責任な姿勢だと思っています。

本当にコミュニケーションだけが原因でミスが起きたのなら、それを改善するための仕組みやルール作りをすべきです。
逆に、コミュニケーションが本質的な原因ではなく、例えば「忘れてた」とか「テキストに残してたのに、その確認を怠った」「お客様目線に立ててなかった」といった姿勢や思考によるミスなら、日本人と同じようにそれを指摘すべきです。

「外国人だから」という理由だけで甘い評価をつけてしまうと、だんだんその人に本音が言えなくなり、「彼とはうまくいかなかったから、今後は日本人だけを採用しよう」という結果に終わりかねません。

気をつけてること:
ミスや問題の原因が「言語」なのか、「思考」「姿勢」なのかを見極める。後者の場合、きちんと指摘する。

まとめ

1. 「結論ファーストで話す」ことを求めない
2. 接続詞を補ってあげる
3. 分かるまで質問する
4. テキストに残す
5. それでもダメなときはしっかり指摘する

この記事は、あくまで「99%日本人だけの組織に、1人の外国人が入ったら」という体験談に基づいています。もっと多様な組織なら、こうはいかないかもしれません。

国籍や母語だけでなく、バックグラウンドや思考も含めて多様な組織にどうやってコミュニケーションを根付かせていくか、それについてはもっと考えたいと思います。


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読んでくださりありがとうございます!

気が合いますね ( ˘ω˘)
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niri

某Webサービスの UXデザイナー。毎日の学びを残す場所。
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