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21世紀に松尾芭蕉を。17音のSNS「ニシキゴイ」

こんにちは。ニシキゴイという17音のSNSアプリを運営している今人です。東京外国語大学の学生でもあります。今日は自分が運営しているニシキゴイについてご紹介したいと思います。

ニシキゴイ?

ニシキゴイは写真の上に俳句や川柳のような17音を置いて投稿するSNSです。みんなで同じお題に対して投稿する句会機能や投稿につく「をかし」の数でランキングを楽しむことができます。

開発のきっかけ

一番最初に17音のSNSをやりたいなと思ったきっかけは、Snapchatに憧れたことでした。
Facebookやtwitterなどが既に一般化していた中、後発のSnapchatが24時間で消えてしまう「制限」とともに大流行したというのがこの上なくカッコよく感じたからです。

24時間で消えてしまうからこそみんなちょっと恥ずかしいことだって投稿する。人間は制限があってこそよりエモを発散するクリエイティブな生き物になるのかと思ったりもしました。

ちょうどそんな時にプログラミングに興味を持ち始め、Snapchatのような面白い制限のあるアプリを自分でつくってみようじゃないかと考えるようになりました。

「言葉」が好きだった

私は昔から名言とか格言というものが好きでした。

音楽の1フレーズだったり教科書に出てくる哲学者の言葉だったり、情熱大陸のポーーーンとともに表示されるあの格言だったりがとても好きでした。

そういう言葉たちに自分をあてはめて共感するということがずっと好きでした。

そういう言葉たちと一緒なら何者でもない自分が何者かであるような肯定感を得られたからです。

そこで開発するアプリでは「言葉」を扱いたいと思いました。

松尾芭蕉

閑かさや岩にしみ入る蝉の声

この一句は1689年に詠まれたそうです。

別に私は俳句に造詣があるわけではないのでその凄さをちゃんと理解しているとは思いませんが、単純に300年以上前の17音が今も語り継がれているってとんでもないことだと思っています。

時代がいくつか巡り、いろんな革命が起きても尚人々の共感を誘う松尾芭蕉の「言葉」はめちゃくちゃカッコいい...

そう思った私は、このニシキゴイというアプリを通して、300年後も愛される「言葉」を誕生させたいと思うようになりました。

そしてそれには世界で最も短い文学である俳句と同じ、17音の制限を設けようと決めました。

17音なら300年後でも覚えてもらえそうだからです。

例えばこのnoteの内容は覚えてもらえなくても、この後に出てくる17音なら少しくらい覚えてもらえる可能性があるんじゃないかと思ったからです。

なぜ写真の上にのせるという方法をとったのか

ニシキゴイを紹介するとよく

なぜ写真と組み合わせようと思ったの?

と聞いてくれます。

まず、初心者のハードルを下げることがあります。

17音だけだと何言ってんのかわかんないけど、写真と一緒なら私みたいな初心者でも言いたいことを感じ取れるような気がしたからです。

もうひとつ重要なのは、シンプルに写真を撮る→詠むという体験が楽しいからです。

例えば私が投稿した今夏のお気に入りの17音。

家の近くで夏祭りがやっていたので、1人で夕飯がてら遊びに行きました。

盆踊りをやっていたので夏だなあと思って提灯の写真をパシャり。

よし、風流だしこの写真で17音をつくろうと決めます。

そうすると中学生の頃に行った、地元の夏祭りの風景が浮かんできました。

盆踊りを真面目に踊るのは恥ずかくて男友達とふざけて踊っていたのですが、ふざけながらも自分の反対側らへんで踊っている同級生の女の子が気になっていました。

別に好きなのかはわからなかったけど、その女の子の近くで踊りたかった。あわよくば一緒に踊りたかった。思春期らしい感情です。

でも盆踊りってどれだけ踊っててもなかなか追いつけないんですよね。一回抜けてまた入れば近づけるけど、それはバレたらダサすぎる。

そういうことを思い出していると、今自分が1人で見ている盆踊りの情景がぶわーっと広がります。

ちなみにこの句は現在総合ランキング4位です。

私はこの

写真で世界を切り取って、17音でその世界を拡げる

という流れをニシキゴイというアプリで実現したいと思ってきました。

そして自分はそういう使い方をしています。

ニシキゴイは写真×17音をベースに今後も運営していくつもりです。

自分の言葉がたくさんの人に影響を与える体験を提供したい

ニシキゴイの当面の目標はこれになると思います。

自分が投稿した17音が社会の役に立ったり、たくさんの人に共感され、勇気や感動を与えたり。

そして300年後も愛されたり。

人間による人間らしい言葉の組み合わせの17音に、ニシキゴイというサービスを通して可能な限りのチカラを与えたいです。

300年後も愛される17音を投稿する21世紀の松尾芭蕉を誕生させるにはまだまだ先は長そうですが、なんとか頑張っていきたいと思います。

よかったらインストールして言葉遊びを楽しんでみてください。

まだiPhone版のアプリしかなくて恐縮ですが、よろしくお願いします。

AppStore ↓


最近やっとDAUが100をコンスタントに超えるようになり、ニシキゴイのことやその中で生まれる17音たちを少しずつ外に発信していきたいなと思っています。

そこで何かしらでタイアップできるようなサービスや企業を探しています。

よかったらご連絡いただけると嬉しいです!

河邉 今人

nishikigoi575@gmail.com


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97年生まれ。東京外国語大学フランス語専攻。最近吉祥寺で一人暮らしを始めました。フットサルとiPhoneアプリをつくるのが趣味です。普段は大学に通いながら渋谷のスタートアップでiOSエンジニアとして働いています。

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コメント4件

こんばんは。開発大変かと思いますが、android版が出る時を楽しみにしております!
楽しい感性ですね
ぐっと心掴まれました
なんて頼もしい後輩!私はチャイ科卒です。Android版が出たらぜひやってみたいです!
みなさんありがとうございます!Androidもなんとか頑張りたいと思います。
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