野安の電子遊戯工房 ~ポーランド戦前日のワールドカップ雑感~


 明日は、日本のグループリーグ突破がかかったポーランド戦です。こんな日に、本業であるゲームのことなんか書いている場合ではありません。サッカーの話をします。

 ポーランド戦の見通しですが、勝ち点をとる確率は70%くらいでしょう。トータルで見ると日本優勢でしょうが、なんか試合会場が暑いようで、消耗戦になってくると「ものすごくフォワード」がいるチームは怖いです。30%くらいは負ける可能性もあるかなと。

 とはいえ、裏のカードでコンデイションを上げてきたコロンビアが、セネガルを順当に下してしまえば、たとえ日本は負けてもグループリーグ突破の可能性がありますので、立場上、かなり有利になっています。

 サッカーは何が起こるかわからない(開始直後、今度は日本が10人になってしまう可能性だってある)ので、運を天に任せて観戦することにします。できれば勝つといいなぁ。グループ1位になると、その後の日程が少しだけ楽になるし。




 それにしても、今回のワールドカップは抜群に面白いなぁ。

 ほどよく波乱が起きているのが素晴らしい。日本も波乱を起こしている当事国なので、ちょっと誇らしい気持ちになったりもしています。

 それにしても、グループリーグ最終戦でも、まさか韓国がドイツに勝つとは思いませんでした。その試合を見ていて、わたし、人生で初めて韓国を応援しましたよ(笑)。

 2002年の日韓ワールドカップあたりからワールドカップに興味を持つようになった方にはイメージしづらいかもしれませんが、ドイツは全世界的に「負けることを願われている国」です。ひらたく言えば嫌われ者です。嫌な奴だから嫌われてるんじゃなくて、つねに可愛げなく勝利を積み重ねていくから、なんとなく嫌われている。

 ワールドカップを期間中、海外の観光地などに滞在してみると、よくわかります。世界各国の旅行者が、ワールドカップの試合をパブなどで観戦しているわけですが、ドイツが失点するたびに大歓声になります。ドイツの試合のときだけは、ほぼすべての国籍の人がアンチ・ドイツになるのです。

 わたしは、古くからサッカーを見てきたので、「ドイツが負けそうだ」というシーンになると、アンチメドイツの気持ちがむくむくと湧き上がってくるのです。なので韓国がドイツから先制したとき、わたしは韓国を全力で応援しました。

 まあ、韓国のグループリーグ敗退は確定していなかったのなら、もしかしたらドイツを応援したかもしれませんが(隣国の敗北を願うのはサッカー者としてのマナーですから)、すでに韓国の敗退は確定的だったし、だったらドイツも地獄に引きずり込んでしまぇぇぇぇ! と願ったわけです。ドイツがグループリーグで消える瞬間なんて、めったに見られるものではないですし。




 というわけで、ついにワールドカップも折り返しです。

 そろそろ負けたら終わりのノックアウトステージも始まります。楽しいワールドカップは、まだまだ続きます。素晴らしいことだよ。

(2018/06/27)

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