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モーニング娘。'20がよくわかる新曲たち! 『LOVEペディア』の魅力

今のモーニング娘。がよくわかるカタログのような3曲! 『LOVEペディア』編

ハロー! プロジェクト(以下 ハロプロ)のモーニング娘。'20が、2020年1月22日に68thシングル『KOKORO&KARADA/LOVEペディア/人間関係No way way』をリリースしました。
本作は、2019年6月22日にモーニング娘。の新メンバーとして加入した15期(北川莉央、岡村ほまれ、山﨑愛生)のデビューシングルです。トリプルA面というラインナップは、それぞれのメンバーに活躍の場が用意されたバラエティ豊かな楽曲なっていて、新メンバー3人にも見せ場が用意されています。

そんな3曲の見どころを1曲ずつレビュー!
まずは、15期メンバーがフィーチャーされている『LOVEペディア』です。
新メンバーの活躍どころと意外なモーニング娘。イズムが見られる箇所に注目して紹介します!


モーニング娘。'20 /  LOVEペディア

作詞:児玉雨子
作曲:オオヤギヒロオ
編曲:平田祥一郎
MV Director:田村啓介
センター:15期(北川莉央、岡村ほまれ、山﨑愛生)
歌割り:12期・13期・15期メイン

『LOVEペディア』と『人間関係No way way』は、同じメロディですが、歌詞・サウンド・振付が異なるというモーニング娘。史上初の試みとなるセット曲です。
メディア関連でもこのことが大きな話題になっていますが、この2曲は上記のことだけでなく、歌割りの構成も異なります。そして、この『LOVEペディア』は、昨年新メンバーとして加入した北川莉央岡村ほまれ山﨑愛生がフィーチャーされました

新メンバーに触れる前に、少しだけ楽曲について書かせていただくと、『LOVEペディア』はLOVEとWikipediaをかけた内容になってます。
誰もが調べ物をするときにお世話になっただろうWikipedia。たくさんの情報を提供してくれる便利ツールですが、愛に関してはそうもいきません。知りたいことがあるのに分からない、愛はそう簡単に答えが出るものではないのです。ざっくり説明するとこうなります(笑)
「シェアしまくり時代」など、現代的なワードも出てくるので、時代を感じさせる楽曲になりそうです。

続いて、メインの新メンバーについて触れていきましょう。
まず、北川莉央です。

彼女は、サビでセンターを任されていて、かなり目立つ位置にいます。MVでもソロで使われているカットが多く、歌割りも1番のBメロにちょい長めのソロパートをもらっているので、歌とポジション共においしいパートを任せてもらっていますね。

加入時に「歌が好き」という発言をしていたので、その歌唱力に期待が集まっていましたが、『人間関係No way way』のソロパートも含め、しっかり歌えているという印象です。今後、練習や経験を重ねて上達していくと思いますので、モーニング娘。待望の歌唱メンバーとして活躍してくれるでしょう。

次に、岡村ほまれ。

彼女は、イントロ・間奏・ラストの目立つところでセンターポジションで踊っています。もともとステージデビューを目指すダンススタジオでレッスンをしていたこともあり、ダンスに関しては即戦力として期待されていたので、その期待にデビュー曲で応えられたと言っていいでしょう。
ソロパートは、1番のBメロで5文字のパートをもらっています。少なく感じますが、まだ幼さも残る可愛いらしい歌声は、ファンの心を1発で仕留める力があると思います。モーニング娘。の可愛い楽曲を復活させるキーメンバーになるかもしれませんね。

最後に、山﨑愛生。

彼女は、他の二人とは違う部分で見せ場をもらっています。センターポジションで踊る箇所は二人ほどありませんが、その代わりにソロパートが多いです。1番のサビでタイトルになっている「LOVEペディア」の部分を歌い、2番の歌い出しでちょい長いソロパートをもらうなど、かなり重要なパートを任されています。

元々、ハロプロ研修生北海道の研修生メンバーとして「ハロプロとはこうだ!」というのを叩き込まれてきた彼女。毎年行われている"研修生発表会~春の公開実力診断テスト"では、歌唱賞やキャラクター賞を受賞するなど、実績も申し分ないエリートです。15期メンバーは3人とも歌えるのですが、山﨑愛生は、ハロプロ特有の16ビートで歌が跳ねているような歌い方ができるので、現状はこの3人の中で頭一つ歌唱力では抜けていると思います。

この新メンバー3人に、12期(野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音)13期(加賀楓、横山玲奈)のミドル世代がメインパートを担当することにより、未来のモーニング娘。はこの子達です! と紹介するような布陣でパフォーマンスをしているのが、『LOVEペディア』の特徴の一つです。

サブリーダーズ(生田衣梨奈、石田亜佑美)が、「LOVEペディア」のパートをそれぞれ歌っているのも、歌割りにストーリーがあって面白い部分だと思います。

MVでは、先輩メンバーが「様々な愛の形」を15期メンバーに見せるという演出があるのですが、その部分に関しては、メンバーの鑑賞会動画が公開されているので、こちらでメンバーのリアクションを見ながら楽しむことをオススメします。


継承されるモーニング娘。のイズム! 保田圭の技を現メンバーが体現

筆者は、ASAYANの頃からモーニング娘。をリアルタイムで見ているので、歴代メンバーの特徴や功績を思い出しながら、今のモーニング娘。やハロプロと比較して考察することができるのですが、『LOVEペディア』のMVを見ていて、とあることを思い出しました。

それは、保田圭の映り込み技術です。
これはなんなのかというと、保田圭は、後列や端っこにいることが多く、ソロカットが中々もらえないという状況になった時に、ソロカットをもらっているメンバーの後ろから自分が写り込むように立ち位置を変えていたという技術です。
時には、カメラの移動が間に合わないと判断したら、隣のメンバーに接近してツーショットにしたり(ザ ピース!)、ツートップがメインで映る後ろで誰よりも気迫のある表情とダンスを見せる(そうだ!We're ALIVE)など、自分の存在感を何としても打ち出したいという思いが生み出した立派なハロプロ流の技術として伝えられています。
そんな、伝統技術を体現しているメンバーがいました。それは生田衣梨奈と横山玲奈です。特に生田衣梨奈ですね。

『LOVEペディア』は、冒頭に15期メンバーが3人で踊るパートがあり、カメラを独占しているのですが、そのカメラ位置を利用して、15期の前にいた生田衣梨奈がドアップで現れカメラを独占するという箇所があります(MV内 0:20)

こういう一瞬のチャンスで見せ場を作るのは重要なことですし、昔からモーニング娘。を見ている人は思わずニヤリとしてしまったのではないでしょうか?

そして、横山玲奈も他のメンバーがアップになっているカットで、自慢のスマイルを映り込ませることに成功しています(MV内 2:30)。狙っていたのではなく、もしかしたら私映ってるかも?という予想でやったのかもしれませんが、少しの隙も逃さない嗅覚は、やはり保田圭イズムを連想させますね。

時を超え、世代を超え、こうやって先輩メンバーの残した技術を現メンバーが実践しているのは、胸が熱いですし、ニヤッとしてします瞬間です。これも歴史あるハロプロの楽しみ方ですね。


新メンバーをフィーチャーした『LOVEペディア』。
新メンバーを含む後輩メンバーが中心になってパフォーマンスする同曲は、モーニング娘。の未来を感じさせる楽曲になっています。


《Web & SNS》
モーニング娘。'20公式サイト:http://www.helloproject.com/morningmusume/

モーニング娘。'20公式Twitter:https://twitter.com/MorningMusumeMg

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