年に一度、大学の授業で学生に伝えたいこと

昨日は年に一度、母校の立教大学心理学部の学生さんの前で授業をする日でした。「キャリアと心理学」というテーマなのですが、私は、キャリアは経歴ではなくて、「生き方」として捉えてお話しました。

私は小さい頃、まわりに気を使い過ぎたり、空気が読めなかったりして浮いていました。それはそれは楽しくなく毎日。13歳の時に父がフィリピンに単身赴任したのを機に、考え方が大きく変わって、人生に色がつき始めました。

父がよく語ってくれた話。

「マニラにいる日本人神父さんが車に乗っていると、物乞いの子供が来たから車に乗せ、ポケットに入っているコインを4枚あげました。次の交差点で、また物乞いの子供が来たから車に乗せたのですが、もうコインはありません。すると、最初の物乞いの子供が、ポケットから二枚取り出して、その子供に渡したのです。それをみて、この国は心は決して貧しくないと思ったといいます」

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東京、島、海外と3拠点に活動する旅女(たびじょ)・旅作家の小林希が今日の旅話、仕事話、恋話をお届けします。

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小林希

旅作家。元編集者。新卒から7年間勤めた出版社を退社、その日の夜から世界放浪の旅へ。1年後帰国して、その旅のことを綴った『恋する旅女、世界をゆく――29歳、会社を辞めて旅に出た』(幻冬舎文庫)で作家デビュー。雑誌『Oggi』、カメラ専門誌『デジタルカメラマガジン』で連載中。

コメント1件

コインを分け合う事は、小林さんの姿そのものです。
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