教養について考える。

こんばんは。心理カウンセラーの浜端望美です。

みなさんフードバンクってご存知ですか?

フードバンクは、
パッケージの印刷ミス等で販売できなくなった商品をはじめ、企業や各家庭から寄贈された食品を貧困家庭に届ける活動をしている団体です。

私も自分の個人事業である『3色パステルアート』の絵のレシピの販売利益で食品を購入して毎月寄贈しています。

実は私が昨年送ったある食品でちょっとした問題がありました。

絶対にレンジで温めないであろうそれを温めてしまい、
レンジ内で爆発してしまったと…。
なので、その食品は今後は送らない方が良いかも、となりました。

私は寄贈品を選ぶときに、
『自分が食べて美味しかったもの』だけを送るようにしています。
なので、他の寄贈品と比べると珍しい食品もあるのだと思います。

でもその食品、私にはレンジに入れるなんて考えられません。

最初に報告を受けたときは、
「え、ちょっと意味が分からない…」と思ってしまいました。
と同時に、ふと「教養ってこういうこと?」と考えました。

Suicaのチャージの方法や、
銀行のATMの使い方、
バスや飛行機の乗り方、
そして、何をレンジで温めて良いのか、悪いのか、、

私たちはいつの間に習得したのでしょう。

教科書に載っていないし、意識して覚えたわけでもないのに
自然に身につけているということは、
周りにいる人たちが当たり前に教えてくれたということです。

だから、それができない人に出会うとつい、
「そんなことも知らないのか」と思ってしまいがちです。

でも「そんなこと」を苦労なく学んでいることは、
実はすごく恵まれていることで、
見えない貧困というのはこういう側面にもあるのだなと知りました。

追い炊き機能がないお風呂で育った子は
「おいだき」という言葉を知りません。

外食する余裕が無い家庭の子は
「ドリンクバー」を知りません。

そういえば、うちにはなぜかドライヤーが無かったので、
私は高校生になるまでドライヤーを使ったことがありませんでした。
使い方の習得になかなか苦労したので、いまだに冬しか使いません(笑)

反対に、花の名前をたくさん知っていて驚かれたこともあります。

道を歩いているときに
「〇〇が咲いてるね」「こっちには〇〇があるね」
と私にとっては当然知っている
“教養の範囲内”の花の名前のつもりで会話していました。

それが相手にとっては
「なんでそんなに花の名前がスラスラ出るんだ!?」
とびっくりしたようです。

周囲に花が好きな大人がいたから、
自然と花の名前を覚えたのでしょう。

子どもに限らずいくつになっても、
いろんな人と関わることってすごく大切だなと思います。

今はFacebookでもTwitterでも、簡単に自分と近い属性の人と繋がることができます。

そのおかげで、話の合う友人が簡単に作れるようになりました。
そしてそのせいで、自分の世界はどんどん狭くなります。

インターネットは、世界を広げているようで、
小さくしていると感じる時があります。

自分と近い価値観の人たちと集まって、
「そうだそうだ、やっぱり自分たちは正しいんだ」
とお互いに認め合って。
どんどん自分たちの世界が狭くなっていることには気づかない。

自分が育ててきた『教養』に感謝しつつ、
それを積極的に人と交換できるようになりたいですね。

自分や、自分の周りにいる人が
絶対にこう、当然こうだ、と信じているものは、
普遍的な真理ではないはずだから。

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nozomi_hama

メールマガジン【支える力】より

毎月第1・3水曜日に発行しているメールマガジン【支える力】に関する記事です。より深く突っ込んでみたり。たまりすぎた原稿を更新したり(書きたいことが多いのでボツ作品がふえる)。そのまま転載してみたり。いろいろ。
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