在宅小学生Qちゃん、在宅小学生のまま3年生になりました。
下の子Kくんもこの春からQちゃんの通った幼稚園に通うようになり
生活が少しだけ変わることになります。

Qちゃんは相変わらずピアノに夢中で
毎日必ずピアノを弾いています。
授業に行くつもりはさらさらなさそうですが、放課後に音楽室でピアノを弾くのはすごく楽しみにしています。
それから何故かハングル語に興味があるようで・・・
特に韓国の芸能人やドラマが好きと言うわけでもないのですが
文字が面白いと思うんだって。
ちなみに中国語に挑戦したこともあるのですが
そもそも漢字が壊滅的に苦手なのであっさり諦めていました笑
英語、フランス語もDuolingoで齧っています。
いや漢字頑張れよ！！笑

この子はつくづく変わった育ち方をしているなぁと思う。

実は先日、お友達のバンドのライブがあったので聞きに行ったのですが
楽しいライブのあと、Qちゃんがぽろっと
「私、ピアノ弾いてお金もらいたい。で、おこづかいにする。すみっコのぬいぐるみとかお菓子とかいっぱい買えるな〜」
と言ったんですよね。

私は一瞬動揺してしまいました。
どんだけ世間知らずなんだ。
お金取れるほどうまくないだろーがおこがましい！！と。

「いやいや・・・
世の中にどれほどピアノ弾ける人がいて音楽やってると思ってるの？
Qちゃんなんかお金とれる演奏じゃないでしょうよ・・・
お金のことなんか考えないでいいから、今は楽しく弾いていればいいじゃない」
と言いました。

「えええ・・・そうかな？」

と、彼女は腑に落ちない顔をして、その時はそれで話は終わりましたが。

後で、私はなぜQちゃんの気持ちを否定してしまったのだろうか。
と自問自答してしまいました。

いつまでも純真無垢でいてほしいQちゃんの口からお金の話が出たから？
ライブでピアノを演奏していたお友達（なんとその子も小学生！）がすごく上手で、まだ足元にも及ばないから？
音楽でお金を稼ぐなんて選ばれし者がやることで、凡人の私たちの子供には無理だと思っているから？
なんやかんや言ってもQちゃんには音楽は趣味として続けるくらいにしてもらって、小中は不登校でもいいから通信制の高校から頑張って勉強して大学に行って（ほらさ、音大とかもあるじゃん？）普通の企業に勤めて、結婚して、孫を2人産んで、幸せに暮らしてほしいと思っているから？

あれ？もしかしてピアノを弾いてお金をもらって欲しくないのは私なんじゃないの？

お金が生まれる音楽を作るって言うのは、たとえ天才であっても走り続けなければ成し遂げられないことで
最終的にお金がもらえる音楽ができるかどうかはわからないけど、それこそ
「お金になる音楽をやる！」
という目標に向かって頑張るのは決して無駄なことにはならないのではないか。

「ピアノを弾いてお金もらいたい」

に対する最も正しい答えは、一般的な、理想の子供像の押し付けじゃなくて

「いいぞ、やれ」

だったのかもしれない。

そして打ちひしがれろ。

私はQちゃんの代わりに努力することはできないから、彼女を信じて応援するだけです。

（でもあんまり外でお金もらってピアノ弾きたいとか言わないでほしいな笑）