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Q.シミには○○○○○が効く?!?

こんにちは。

のぞみはりきゅう院、はりきゅう師の栢森結希(かやもりゆうき)です。


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昨年末、シミの4種類についてご紹介するとともにシミに対するケアはひたすら予防とお伝えしました。

しかし、近年その効き目が実証された成分があります。

本日はその成分についてお話ししていきましょう!


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シミにはトレチノイン


これまで、シミは一度できてしまうと、特別な美容手術を施す以外にはなかなか改善がむずかしいとされていましたが、近年その効き目が実証された成分がトレチノイン(レチノイン酸)です。

トレチノインとは、ビタミンA誘導体の一種で、ニキビや老人性色素半などのシミや肝斑の治療に使われます。

もともと血液中にごく微量に流れているものなので、アレルギーを起こすこともありません。

アメリカでは、シワ・ニキビの治療医薬品としてとてもポピュラーですが、日本ではまだ認可されていないため、医師に処方してもらう必要があります。

そのおもな効果は、肌のターンオーバーを促進することです。

現在は、強力な漂白作用のあるハイドロキノンと組み合わせて、肌の再生をはかる治療がメジャーになっています。


トレチノインの効果


では、トレチノインを使うと、肌にどんなことが起こるのでしょうか?

トレチノインは表皮の細胞をどんどん分裂&増殖させ、皮膚の再生を促します。

つまり、ターンオーバーを活性化するわけですが、この際、表皮の深い層にあるメラニン色素も外に押し出してしまうのが特徴です。

約2〜4週間でメラニン色素を排出します。

その間に、漂白作用のあるハイドロキノンを併用して新しいメラニンの生成を抑制しておくと、結果的に表皮はメラニン色素の少ない、新しい皮膚に置き換えられることになるのです。


市販のレチノールとはレベルが違う


日本では現状、化粧品や医薬部外品の成分としてトレチノインは認められていません。

その代わりに化粧品会社が配合しているのがレチノールです。

このレチノール配合の商品に、トレチノインの効果がうたわれていることも少なくないようですが、実際のところ効果は100分の1ほど。

レチノール配合のクリームなどを使用しても、トレチノインのような目に見える効果は期待できません。


効果があるものには副作用も


たしかに強い効き目があるトレチノインですが、強い効果があるということは、副作用というリスクがあることも忘れてはいけません。

トレチノインは強力な作用をもたらす薬剤であるため、使用すると反応性の皮膚炎が起こります。

皮膚が赤くなったり、ぽろぽろと角質が剥がれるといった症状です。

こうした症状はアレルギー反応ではなく、トレチノインがきいいている証拠ですから問題はありませんが、治療中の肌が紫外線を受け炎症が悪化したり、色素沈着を引き起こす危険性もあります。

決して自己判断せずに医師に相談しながら使用してください。

出典:落合博子『美容常識の9割はウソ』

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はりきゅう師 栢森結希

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