5月7日 #SaveOurLife

5月7日が終わった。

やり切った、という気持ち。ひとまず。

ご覧いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。
どうだったでしょうか。

どうやら使い果たしたらしく脳みそも感情もほとんど停止しているので、今日を振り返るには今日じゃない方が良いような気もしているのだけど。それでも書いてみることで整理されることもあるかもしれないという小さな希望と、何にせよ今日書き残しておくことに意味があるのだというある種の意地でもって。

わたしの司会がどうだったかということについてはひとまずわきに置くとして(労いのメッセージをくださった皆さまありがとう)、とても有意義な時間だったし場だったし機会になったのではないかと思う。だって普通あんなことってない、ほんとに。

直前(というか実は最中)にも登壇者の変更があったので、リモートでの出演やテキストを寄せて下さった方も含め、最終のリストをここに載せておきます。

(敬称略、順不同)

スガナミユウ (ライブハウス・クラブ LIVE HAUS/SaveOurSpace)
篠田ミル (音楽家/SaveOurSpace)
北條誠人 (映画館 ユーロスペース/SAVE the CINEMA)
中津留章仁 (劇団TRASHMASTERS主宰/劇作家)
鈴木将 (株式会社カルチャー・オブ・エイジア スペース事業部 部長/clubasia店長)
西形公一 (池袋ロマンス通り商店会 副会長)
會田洋平(飲み屋 えるえふる)
飲食店店主 (匿名参加)
K.E.I. (美容室 OOO YY)
ありさ22、東さゆり、秋吉崇博(笑えるナースコミュニティFunny)
Nakayama Yoshiko(非常勤講師)
寺田 (保育士)
甲賀香織 (一般社団法人日本水商売協会)
寺谷公一 (一般社団法人日本水商売協会相談役/歌舞伎町ジャーナリスト)
ホストクラブ関係者 (匿名参加)
げいまきまき (セックスワーカーの労働の安全と健康を応援する団体 SWASH)
妃咲姫 (LGBTセックスワーカー)
太賀麻郎(プロジェクトSEXワーク相談役)
今賀はる(プロジェクトSEXワーク共同代表)
佐伯秀行(障害児通所支援事業 まーぶる株式会社代表取締役)
春日空 (入管問題についてのさまざまな活動を行う個人有志の集まり #FREEUSHIKU )
奥田知志(ひとりにしない支援 NPO法人抱樸/牧師)
後藤 洋平(有限会社ジェラード 代表取締役)
新田明臣(株式会社バンゲリングベイ代表取締役)
安藤裕 衆議院議員 (自民党)
逢坂誠二 衆議院議員 (立憲民主党)
小池晃 参議院議員 (共産党)
福島みずほ 参議院議員 (社民党)

実に30名(!)。

これだけ多岐に渡る業種・職種の人たちが同じ目的のもとに今日あの場に集まったというそれだけでも本当にすごいことだなと思う。

ウイルスによってわたしたちがこれまでずっと抱えていた様々な問題が浮き彫りになったのだ、というような話が度々出てきた。それは本当にその通りだと思う。自己責任論や新自由主義、差別や偏見、無関心や無責任、その他たくさん。

げいまきまきさんが途中、憲法25条を読み上げた。

日本国憲法第25条
第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上
及び増進に努めなければならない。

生存権。久しぶりに触れてなんだかはっとした。

今日登壇されたどの方の主張も、本当は全部当たり前のことのはずなのだ。わたしたちはみんな当たり前に生きていていいし、当たり前によりよい「生」を求めていい。国籍も社会的地位も家庭環境も経済的事情も、なにも、関係なく。そんなの当たり前のことじゃないか。

スガナミさんが会見の総括で「この国を再生させましょう」と言った。

再生。

そういうことなのだな、当たり前がちっとも当たり前でなくなっているこの国は、やっぱりちょっともう壊れてしまっている。それは苦しい事実だけど、いい加減目の前のこの状況をきちんと見て受け止めて、またやり直し造り直していく必要がある。わたしたちはそのための覚悟を決めなくちゃいけない。

ひとりひとりが意思を持って。

そんなことを考えた。

今日はここまで。会見の映像は明日以降アーカイブとして公開されるようなのでまたお知らせします。

帰り道、青山から渋谷までひとりで歩いた。今日は満月だったのだね、なんか少しうれしくて。

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