12月15日

なんやかんやと予定や仕事が入り続ける12月。ありがたい。のだけれど。日々はずっと切れ目なくそしてそれはずっと変わらなく。しかし謎に出費がものすごく嵩んでいるわ。しばらくは財布の紐を閉めなくては、と思うがひとと会って食事をし酒を飲むなどすればあっという間に湯水の如く流れ去っていく金銭と呼ばれるそれ。湯水の如く、というのはこういう場合にも使えるんだろうか。仕事しなくては。いやしているよ、まあまあ。

頑張る、という、いわゆる日本的なその概念については10代20代でさんざんやったからわたしはもういいやと思っている。今後の人生は違う使い方をしたい。朝から晩まで汗水流して働きたくないし嫌な想いをしたり自分をすり減らしたりしてまで労働というものに労力や時間を注ぎたくない。もっと別のことに使いたい。わたしはもっとのんびり穏やかに暮らしたい。そういうことをまた考える午後。

シュトーレンを一日ふた切れまでに決めて少しずつ食べているけれどクリスマスまで待つかどうかは微妙。イブは溜まっている仕事をせっせと片付けようと思っていたけれど女子がうちに来ることになった。なに作ろうかな。サボってピザ取るのもいいなと考えている。

この間深夜にひとりで飲んでいてなんだか楽しい気分になってピザを頼んだら(ひとりでピザを頼むのは人生で二度目)ハーフアンドハーフで頼んだ二種類一枚のピザがなんと二種類二枚で我が家に届いて、わたしが驚いて「あれ二枚ですか」というと配達の男性は「あ、間違ってますね、すみません」「でもよかったら」というのでそのまま受け取り、ほとんどを冷凍した。ピザはたまに食べたくなる。ピザってなんか楽しい。アメリカにいたときは何かにつけてピザだったな。ピザさえあればとりあえずおっけーみたいな雰囲気があった。トマトソースとペパロニ、チーズだけが乗った、ひと切れで日本のピザのMサイズほどの(誇張ではない)大きさの脂っこいそれ。懐かしい。一緒に映画を観に行った帰りに友達と食べた、痩せっぽちで背の高いEroll(発音がとても難しかった、綴りは間違っているかもしれない)と、身体の大きなもうひとりはなんと言ったっけ。真っ暗で艶のあるとても綺麗な肌をしていて、大きく少し釣り上がった目をしていた。VかBか、ベルナルド、とかなんかそんな名前だったような気がする。

ピザのことを考えながら今日は美味しいお蕎麦を食べにいくことになっている。食べ過ぎと飲み過ぎに気をつけるつもりだけど食べ過ぎたり飲み過ぎたりしたくなったらまぁそれもいいわ。

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