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バリ島暮らし

【2019.01.20の記事です。amebloから移動しました】

何度もインドネシアには遊びに来ているものの、まだまだ知らないことばかりで新鮮なインドネシア。

Soaking up the sun and love.
Living simply and harmony with the land.

1.イスラムの女性は大事なところを全部剃毛している

まぁ暑い国だし、衛生面を考えればアンダーヘアを処理するっていうのは納得のいく内容だけど、でも全部剃毛とは!!!

しかも面白いのが、コーラン(イスラム教の聖書)に「ワキ&アンダーヘアの処理を40日以上放置してはいけない」と言及があること。.宗教で処理が最低40日に1度と決まっているとは衝撃です。
(女性は生理がくるタイミングで処理するのが一般的だそう)

日本人みんながどうしているかの「普通」がよく分からないけど、でもアンダーヘアを全部剃毛してる人は少ないと思うよ、という話をすると、「ワキは剃るくせに?あそこの毛は全部剃毛しないの?汚いよ~!」とイスラム女性陣にドン引きされました。

イスラム教徒に改宗してから私はもう5年がたつというのに、全然知らなかった新事実。


2.車の運転免許はお金で買うもの

公式の取得方法は日本同様に「運転免許試験場で試験を受けて取る」ので、「買う」行為はいわゆる「ヤミの方法」ではあるんだけど。

でも「試験受ける人なんていないよ」ってローカルみんなに笑われるので、まぁそういうことなんだろうね、笑。

運転スキルが全くない私のような人にも、お金さえ払えば免許発行してくれるのは本当に有難い。

(ちなみに私はカナダで免許取得後、日本の運転免許に切り替える時、運転が下手すぎて13回試験を受け直した女です、笑)

バリでは約1万円払えば、5年間有効の正式な運転免許がもらえちゃいます。

…カナダで免許とった時は、「運転免許取得授業」というのが高校の選択授業の1つにあって、授業に出席さえしてれば(ぐーぐー居眠りしてても)、免許は必ず生徒全員に発行してもらえた。

メキシコ(チアパス州)に住んでた時は、車の運転をする友達の中で、「運転免許を持ってる人」に会ったことがなかった。

それなのに、バリもカナダもメキシコも、大して交通事故が起きないのが不思議。

免許じゃないけど車と言えば…、アメリカのマサチューセッツ州では「後部座席にゴリラを乗せて運転するのは違法だよ」と、昔ティム(マサチューセッツ州出身の友達)に教えてもらったことをふと思い出した。
ゴリラを後部座席に乗せる機会なんて普通ないよね、笑。
 


3.いけてるケンタッキー(KFC)

白米大好きなインドネシア人だから、ハンバーガーではなく、チキンと白米のセットが主流。 

ファーストフード(マックやケンタ)と言えばハンバーガーだと思ってる私たち日本人や西洋人には、「チキン、白米、コーラ」の3点セットってちょっと新鮮、笑。

ちなみに、マックやケンタという「ファーストフード1食分」は、「ローカル屋台の2食分」くらいになるから、こっちではファーストフードがやや高級食扱い。大人がデートに使うこともよくあるとか。

ちなみに「焼肉弁当」なんてメニューもあるんだけど、名前が「YAKINIKU(焼肉)」なのに、まさかの焼肉入ってなくて、カリカリのチキンが入ってるのがポイントです。

最近は吉野家とか、丸亀製麺とか、ラーメン屋さんとか、日本食屋さんがちょこちょこ増えてるバリ島。おしゃれで美味しいイタリアンやメキシカンレストランなんかもいっぱい!

そんな中に紛れ込んで、ケンタッキー(KFC)のコピー店として、「KFC」ならぬ、「JFC」とか「DFC」が堂々と立ち並んでるのが最高です。
 


4.レジ袋が全面禁止に

今回バリにきてから1番衝撃&嬉しかったかもしれない出来事。

去年12月末に新しくバリ州の知事になったワヤンさんが「2019年内に、バリの海に流れ出るプラスチックごみを70%減らす」という政策を打ち出した。

これは「皆さん、がんばってリサイクルしましょうね」とかのレベルじゃなくて、バリ島で営業している全ての業者に対し、プラスチック製品使用の全面禁止しちゃったのがすごいとこ。2019年1月(今月)~6月までの半年の間に、それができなかった業者は、行政処分の対象となって、今後事業許可が下りなくなるという強制力!

まだスタートしたばかりの1月現在だけど、早速コンビニでもスーパーでもデパートでも、レジ袋がもらえなくなってきてます。

日本みたいに「レジ袋はお使いになりますか?」という選択肢は与えてもらえず、「レジ袋が禁止になって当店にはレジ袋がもうありませんから、我慢して」とか言われる、笑。

つい数年前まではバリ島にプラスチック製品は今ほどあふれていなかったし、「唯一のごみ=食べ物の残り物」だったから(バナナの皮とか)、「ごみ=土に還る」という意識が、ローカルの中で根強い気がする。

「ごみ=土に還る」と思っているからか、ペットボトルでも何でも、ごみを道端に捨てちゃう人もまだまだ多い。

何でも道にポイ捨てする友達に、「ごみを道に捨てないで!」とか私が言うと、すごーーく不思議そうな顔をしながら、そのゴミを川に捨て直したりしてくれたりする。
おーい、笑。

そんな中、今回のワヤンさんの政策がきっかけで、若者たちの間で「プラスチックを使わない=イケてる」みたいな流れができ始めてるという変化。

自分のインスタに「Say No To Pastic!(プラスチックを断ろう)」みたいな投稿してるローカルも増えつつある。

ついこの間まで「道にポイ捨てしないで」と私に言われたら、川にごみを捨てた人たちなのに!

何て言うか、マイノリティだったものが、マジョリティなものに、社会がぐんぐん向かっていってる実感がすごい!!

 インドネシアでは、屋台で食べ物入れるのにレジ袋を使うことが生活に密着してるし、実際レジ袋って超便利だし、今後の課題も多いわけだけど…でもでも、いいぞいいぞバリ。ワヤンさん最高〜。

 5.食べられるパッケージ

上記のゴミ話題にに引き続きもう1つ。
テイクアウトのコーヒー、スープ、スーパーに売ってるお惣菜が入ってる容器など、プラスチックパッケージは多い。

 実際、インドネシアは世界第2位のプラスチック排出国なんだけど、その70%は食品&飲料のパッケージだと言われてる。

 「だったら、そのパッケージを食べられるもので作っちゃえばゴミが出なくない?」ってことを実現しちゃったのが、Evowareさんの「Edible packing(食べられるパッケージ)」!!!

 インドネシアにいる貧困層でもある海藻農家の生計を向上させつつ(新しい雇用をうんで、収入もグンとアップ!)、インドネシアにたっぷりある海藻からプラスチック問題を解決するという試みなんだって。
かっこいい~!!!!

 地球や動物、人にやさしい製品は、まだ生産量やコスト面での問題がクリアになってないことが多い。
このEdible packingも同様で、まだ普及には至ってないようだけど、めちゃくちゃ応援!

・・・そんなこんななバリ島の日々。

特別なものは何もないけど、大事なものは全部ある。
日々胸いっぱいにして、頭からっぽにして、海と仲間とすべてにありがとうの気持ちばかりになる毎日。 

たまに舞い込む幸せより、日々の暮らしにある幸せに感謝する時間。

家族みたいな友達や仲間に囲まれ、心も体もハッピーなエネルギーで満たされる暮らしを送ってます。

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