■いいね光源氏くんの楽しみ方⑯『不審物は車掌迄』

平安貴族の履物は浅沓（あさぐつ）といい
桐の木をくりぬいて黒塗りした靴で
木製で固く走り辛いが
中敷きが入っているため
履き心地は悪くない

ちなみに履いたまま座ると壊れる
…衣装合わせで○○さんが破壊するの目撃
あの瞬間、時が止まった笑
（プライバシー保護の為、伏字）

京都編は現代靴で到達
平安貴族たちは完全に現代に染まってる
最早、楽なんだろうなぁ

7話の感想和歌

しのぶれど～
新幹線と～
狩衣や～～～
座席に浮かぶ～
ペア烏帽子かな～～～～

完全に不審者
二度見不可避
いとをかし

■いいね光源氏くんの楽しみ方⑰『綱引きか何か？』

【牛車】
貴族の乗用車で定員４人
踏み台を使い後から乗り
前から降りるがルール
女性は廊下から板渡しで乗り降り
勿論ちょめりに行く時も牛車の貴族達

ちなみに
よく玄関先や飲食店の入口に盛られている盛り塩は
客さんがたくさん来てくれるようにという願いを込めた
中国の故事に習った行為
晋の武帝が1000人の女性を囲った宮殿があり
羊がひいた車で毎晩、回っていた
どうしても武帝の気を引きたい女性が玄関先に
塩を盛った。その塩を牛（羊）が舐めるために立ち止まる事から
（諸説有＆中国故事）

🐄牛車の付き人
　牛飼童（うしかいわらわ）＆車副（くるまぞひ）
　正式な乗車の場合は身分によって14～20人くらい付く
　女性乗車時の方が人数が多い
　…いや、思ったより多いな！

🏠家紋
平安貴族たちが自分の牛車や道具を見分けられるように
「印」を付けたところから始まった（諸説有）

■いいね光源氏くんの楽しみ方⑱『臣籍降下よい』

光源氏は本名ではない！
「源」が苗字で下の名前はない
源の姓を貰った光るほど美しい君
を意味する
理由としては
本名を直接呼ぶことは
諱（いみな）といい
不吉だったから昔は呼ばなかったから

あと、「源」は臣籍降下で貰った姓
臣籍降下ってなんぞ？
皇族が天皇から姓を賜って臣下になる事
源や平の姓が与えられた

光源氏は元皇族
実はよいちょまるな身分だった

●豆知識
昔の庶民は苗字がなく
苗字とは天皇が下に与えるモノだった
逆に皇族に苗字はない

ちなみに臣籍降下は
皇族が増えすぎワロタ
でも給料あげなあかんし
財政が持たん、詰んだ
せや、リストラや！
という説もあるとか

光源氏は
源頼朝や源義経、平清盛と
血縁はないが臣籍降下仲間

■いいね光源氏くんの楽しみ方⑲『幸せって何だ？』

光源氏ﾊｰﾚﾑ『六条院』彼が愛した女性達は
本当に幸せだったか独断◎○△×で評価してみた

🌸春🌸
🖼紫の上…△
筆頭正妻格だが光との子供はなく
子供を産んだ明石の君に嫉妬するも
すったもんだあり養母となる
のちに女三宮が正妻となり
苦悩と孤独を抱え病死

👧女三宮…×
天皇の娘で光の正妻となる
権力を得るために結婚するも
性格が幼すぎて光とは不仲になる
のちに柏木（頭中将の長男）との
ちょめがバレて出家

🏖明石の娘…○
光が不遇の時代に須磨で出会った
明石の君との娘だが
母の地位が低かった為
紫の上の養子となる
のちに天皇の皇后となる

🍉夏🍉
🌻花散里…◎
光の若い時からの恋人
容貌はそれほど美しくはないが
温和で家庭的で信頼の置ける人柄
夕霧と玉鬘の母代わりとなる

🥀玉鬘…○
頭中将と夕顔の娘
のちに髭黒と結婚し一応幸せ

🌆夕霧　
光と葵の上の息子
超真面目な性格で
雲居の雁と結婚したものの
浮気がバレて別居生活

🍂秋🍂
🍠秋好中宮…△
光の元愛人　六条御息所の娘
六条御息所の鎮魂のため据えられた女性
光はちょめりたいと思いつつ倫理的に我慢
のちに皇后となる

⛄冬⛄
🌅明石の君…×
須磨時代の愛人
光の一人娘を授かるも地位の低さ故に
子供と離れ離れになり
同じ家に住みながら4年も
娘と会えない悲しみに暮れる

🎉結果発表
◎１　花散里
○２　明石の娘・玉鬘
△２　紫の上・秋好中宮
×２　女三宮・明石の君

まさかの優勝は花散里
筆頭候補の紫の上は晩年が良くない
あと、光源氏は誰かの面影を追いすぎ…

結果
『光源氏が愛した女性達は複雑な
　関係過ぎて幸せって何ですか？状態…』

沙織のセリフが正解！

■いいね光源氏くんの楽しみ方⑳『平安雑学』

■風呂敷の由来
平安時代はサウナ風で
風呂の時敷物を敷き座る＝風呂敷

■座り方
まだ畳がないので正座はしない
男はあぐら
女はあぐらや立て膝で座る
正座は江戸～明治

■歯磨き
歯ブラシはなく
歯の掃除は今でいう爪楊枝で行う

↓画像は北政所ねねさん