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スノーピークビジネスソリューションズ佐藤佳さん解釈次第で可能性は無限大。失敗を活かす3つのメソッド

今日、沖縄県に来た理由ですが、SDGsの中に「質の高い教育」ということが書かれているので、貢献したいということで、伺いました。自己紹介ですが、佐藤佳と言います。スノーピークビジネスソリューションズという会社で事業戦略本部企画部責任者になります。

実は今のこの会社すごく面白いんです。徳川家康の出生地、愛知県岡崎市に本社を構えるIT企業。12名で売上1.5億円。最近は10年10億円を超えました。最初は、ウェブサイト活用をしていったんですが、最初は問い合わせ0件だったんですね。そこから累計1000件くらいまで増えたりしました。

でも、現実は大変なこともいっぱいありました。

・メルマガ配信で誤配信
・客先で車をぶつける
・資料請求を獲得しすぎて怒られた
・夢の1つだった出版がダメになる
・総務責任者になった直後、上階で火災が発生
・オフィスを失った中での組織運営の難しさ

いくつかの失敗経験を通じてわかったことがあります。それは失敗は悪ではなく、ただの現実だということです。失敗をどう解釈するかでみなさんの可能性は無限大に広がります。

失敗を活かす3 つのメソッド

心:失敗に良いラベリングを。
技:失敗のコントローラー。
体:失敗を成功体験の一部に。

辞書を読むと、失敗とは成功を求めて行動したが、うまくいかなかった経験のこと。何もやらなかった場合は、失敗ですらないわけです。とはいえ、失敗のニュアンスは人それぞれです。

ミス、失敗、過ち、みたいに温度差があります。ミスはやらない方がいい失敗、失敗はやった方がいい失敗、過ちはやってはいけない失敗になります。

そこで、失敗はやった方がいい失敗、と捉え直してみましょう。

なぜ、失敗は起こるんでしょうか。3つ要素があるんではないか、と思います。

1つ目は知らないから起こる失敗です。経験の浅い若い頃や新しい挑戦時に起こりやすいんですね。

2つ目は逆に知ってるから起こる失敗です。慣れや慢心した背伸び期に起こりやすいんですね。

3つ目は隠したから起こる失敗です。人間の心理/特性でいつでも起きます。あとで言おうと考えるとだいたい大変なことになるんですね。

4つ目は不可避な失敗です。これは天命なので、どうしようもないですね。これはもう未来の自分に託してしまいましょう。

失敗で終わってしまう人と、失敗が成功の元になる人は何が違うのでしょうか。これはシンプルで続けることではないか、と思います。振り返ると、失敗が成功の一部になったりするんですね。

起きてしまった失敗は本当に失敗だったのでしょうか。時間軸で変わることもあったりします。

人生で大切なことは?

事実に対して、自分がどう解釈するか、で変わるのではないか、と思います。なんとかなる、と思うことが大事ですね。

会場質問

失敗に対して、会社はどう捉えがちですか?

うちの会社はむしろアクションしないことが失敗、と捉えるタイプです。そのため、むしろやらないことの方が評価されません。さらにOh my god制度があり、失敗した経験をみんなにシェアする文化があります。これはとてもありがたい環境だなあと思っています。

組織として大きい失敗を防ぐのが大切と考えているのですが、何か良い方法はありますか?

ハインリッヒの法則というのがありますが、大きい失敗を減らすためには、小さい失敗をすぐにキャッチするのが大事です。不思議なのですが、小さいものをキャッチしないと、大きくなってしまうんですね。情報共有が課題だった、みたいなことですね。小さいやつが来たら「これやばい!」とすぐ対応するといいでしょう。

いつくらいから失敗しても次行こうと思えるようになったんですか?昔からですか?

会社に入ってからですね。悩んでいると何かをしているように感じがちですが、これは考えているフリだよね、と代表から教えてもらったんですね。これが3年くらいかけてじわじわ理解できるようになりましたね。

各会社新卒に話してほしいんじゃないか、と思います。隠しグセがある人が多いと思うので。

そうですね・・・。組織として後輩を詰めない文化を作ってあげるのも大事ですよね。そうすると、話しやすくなるので。

サポートされた費用は、また別のカンファレンス参加費などに当てようと思います。