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Bingの語る「未来のクローリング」

世界最大のSEOイベント、Pubconに来ています。ここではPubconで語られた講座内容を書き起こしつつ日本語に翻訳する形で記事にしています。日本人参加者はかなり少ないようなので、日本語で閲覧できる記事としては、最新情報と言い切っても過言ではないでしょう。
ウェブ解析士協会の江尻代表のお陰で参加できたので、改めて感謝させていただきます。では、見ていきましょう。
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23年マイクロソフトに勤めてます。Principal Program ManagerのFabrice Canelです。Twitterは@facanです。

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bingにはインテリジェントサーチがあります。賛否両論の意見を一発でサーチし、ポイントを掴むことができます。

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ニュースを即座につかむことができます。

実は大きいBingのシェア

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実はBingのデスクトップにおけるシェア率は非常に高くなっていまして、アメリカの36%はBingです。

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そもそもなぜ、クローリングをするのでしょうか。

BingbotはURLを参照し、その後、HTMLを受け取ります。そして、常にアクセスし、新しいページを取得し続けていく必要があります。クローラーの良いか悪いかをどう判断すればいいのでしょうか。

指標1:常にフレッシュな状態を保つこと
指標2:クロールを効率的に行う

が目標になります。では、クローラーのインテリジェンスは人間の子供に例えるとどのくらいでしょうか。だいたい12ヶ月の子供だと思ってください。しかし、Bingは12才くらいの子供になってきました。


サイトのインデックス戦略ですが、小さいサイトの場合はSitemaps+RSSで良いでしょう。ですが、難しいのはそういうものがなく、かつ、常にコンテンツが変わっているものです。


また、SEOの人は常にBingに来て欲しがっていますが、サイトの運用者はあんまり頻繁に来ないでほしいと考えています。そこで、Bingは、ユーザー自身に新しくなったURLを伝えてもらうやり方にしました。


APIやBingbotに対して、情報を伝えることができるのです。その後、クローラーがやってきて、インデックス化されます。

https://www.bing.com/webmaster/help/submit-urls-to-bing-62f2860a


こちらをみてもらえれば、とても簡単にBingを使うことができます。また、+ContentsSubmissionAPIがあります。これを使えば、Bingbotに来てもらう必要がなく、最新情報を通知できます。これによって運用者の考え方と、SEO担当者の考え方をどちらも考慮することができます。言ってみれば、ユニークで価値が高いAPIになるわけです。

このAPIを使った成功事例を紹介します。
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サーチエンジンはweb calls per secondで評価されます。1秒あたりのウェブコールですね。ですが、常にユーザーにプロフィールを変化したか聞くのは面倒なインターフェイスになってしまいますよね。そこでAPIを使いました。
これによって運用コストを大幅に減らして、最新情報を常にBingに通知できるようになりました。この施策によって20倍のデータ削減に成功しました。
・公開ワークフローの中に組み込むことができる
・APIはプラットフォーム
・インデックスは1分で実施される

そもそも、私たちはAWSのLambdaを使って何かが実施された時だけサーバーを動かすようにしています。そんなときに便利なツールが以下のツールです。

Ping_bing
nodejs Module
https://www.npmjs.com/package/ping_bing

evergreenなBingbotの発表


Edgeに対応したことにより、Bingbotは全てのウェブページのレンダリングできるようになりました。

以前はこんな風に言われていました。

ですが、現在はこうなりました。つまり、遜色なくJSを扱うことができるようになったのです。

一緒にSEOを強化していきましょう。

https://www.microsoftedgeinsider.com/
https://www.bing.com/webmaster/
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