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株式会社ゴーセン 伊藤一幸さん「ウェブ業界 ここだけの話 ~ 夢もロマンも、「定量化」?」

ゴーセンという会社はテニスのラケットなどのメーカーです。今回取り上げたいのはその前の会社での出来事です。テニス365というサイトを立ち上げました。テニス情報をデイリーで配信していました。月間2000万pvのアクセス数になり、マスメディアなどで取り上げられていました。ユニクロとの事業提携をしたり、専用ウェアの半場合なども行いました。

ビジネスモデルは利益の源が広告収入とECでした。ECは仕入れをせず、メーカー在庫のみを活用する予定でした。フルフィルメントで外注しており、コストと利益のバランスが難しかったため、なかなか黒転していかない課題がありました。また、メディアではなく、ECサイトと捉えられてしまい、広告をださないように、と大手からいわれたりして、大変でした。2009年に民事再生で手放し、今の会社になりました。

GOING CONCERN

この言葉を知っているでしょうか。継続性が非常に大事なんですね。どうやって失敗をしたことから、どうするべきだったか、というノウハウを提供します。

会社にとって利益(儲け)はとても大切です。これから起業を目指すみなさんに話をしていきます。

・この業界は儲かっているらしい
・今、**はすごい需要がある

こういうところから考えるのはあまりよくないです。感覚的ではなく定量的なデータを根拠にして判断をする習慣をつける必要があります。この習慣をつけるのに2年かかりました。以下のような本を読んだりしながら、勉強していました。

また、以下のようなことを整理していきました。

こんな形でビジネスの精度を上げていく動きをしたんですね。月に1度これを見直し、ひたすらトレーニングをしました。

大事なのはやりたいことをやることよりも、大局観を持って進めることです。

最後にみなさんがレストランのウエイトレスだとします。コップに水が判断な状態があったとき、どう判断するでしょうか。経営をしていくには、定量的なものを取り上げて、そこにどう考えていくのか、が大事です。夢もロマンも、大局観がないと潰れてしまったりするんですね。どうもありがとうございました。

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