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【副 島 隆 彦】 プリゴージンを暗殺したのは、イギリスの国家情報部のMI6と、アメリカの特殊部隊が、モスクワに送り込んでいるスパイの部隊だ、と思う プーチンではない

転載

抜粋

今月24日の早朝の3時に、エブゲーニー・プリゴジン(ワグネルの指導者)の死のことを知って、それに、驚いて、その後、3日間、考え込んでいた。

まだ、私の考えは纏(まとま)らない。プリゴジンは、6月29日(金)に、クレムリンで、自分の部下のワグネル幹部35人と共に、プーチンと会談した。そして、今後の、ワグネルの待遇のことで、3種類の、提案を、プーチンから受けた。その詳細のことは、以下は、書かない。

大事なのは、7月23日の、サンクトぺテルブルクでの、プーチンと、ベラルーシの大統領のルカシェンコの会談が重要だ。ルカシェンコが、プーチンの、「プリゴジンを、うちで、客分として引き受けたのは、わが軍(ベラルーシ国軍)の軍人たちを実践並みの訓練をしてくれるからありがたい。

だけど、プーチンよ、こんなことを話していいのか、(私は)分からないが、プリゴジンが、(ワグネルの軍隊を率いて)、ポーランドのワルシャワまで、進撃したい、と言うんだよ。
(どうも困ったなあ)。オレは、プリゴジンが好きだから、その考えを、何とかやめさせようと、説得したんだけどさ」と、ルカシェンコは、言ったという。この情報は、そのうち載せる。プーチンは、その時は何も言わなかった。ただ、笑っていたようだ。

この事が、私、副島隆彦は気になっている。これ以上の詳しいことは、今は、書かない。

ポーランドの、ワルシャワには、NATO軍の軍人たちが揃(そろ)っている。
この他に、スバウキ地溝帯(ギャツプ)という、リトアニアとポーランドとの隙間(すきま)で、NATO軍の、最精鋭の戦車隊と、ロシアの戦車隊が、一触即発で、睨み合っている。

プリゴジンのワグネル軍が、ポーランド国境線を越えて、ポーランドの都市で、市街戦の白兵戦を行えば、それは、まさしく第3次世界大戦である。ポーランド軍の中の強硬派とは別として、NATO軍は、そこまでやる覚悟はない。ドイツもフランスも、ロシアと戦争をする根性はない。だからNATOは壊れる。 

アメリカ政府も、ペンタゴンも、「そこまでの計画はない。武器援助までだ」となる。 

プリゴジンを、一番、恐れて、嫌(いや)がっていたのは、西側のデープステイトの勢力だ。

私、副島隆彦は、プリゴージンを暗殺したのは、イギリスの国家情報部のMI6(エム・アイ・シックス)と、アメリカの特殊部隊が、モスクワに送り込んでいるスパイの部隊だ、と思う。プーチンではない。ロシア軍の上層部でもない。日本の反共右翼たちは、アメリカに倣って、即座に、「プーチンがやった。プーチンは、そういう、冷酷な男で、自分に、わずかでも楯突いた(反抗した)者は、許さない」と、書いた。私は、そうは思わない。この件は、そのうち情報がもっと集まってから書く。