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ルールを変えてイノベーションを起こせ!第1・2回水野ゼミレポート

10月から開講しているNewsPicksアカデミア秋学期ゼミ。水野祐先生率いる「ルールメイキング思考」ゼミでは、法律家や経営者、PR専門家、エンジニアなどが集まり、ルールメイクの現場に近い議論が展開されています。今回はそんなゼミの模様をゼミボランティアスタッフの坂口淳一さんがレポートします。

水野ゼミでボランティアスタッフを担当している坂口です。
水野ゼミの第1・2回講義が開催されたので、本日はその内容の一部をご紹介します。

水野ゼミの概要は下記の通りです。

本ゼミでは、「法を駆使してイノベーションを最大化する」ことをテーマに掲げる水野祐弁護士と、新規ビジネスを立ち上げる際に不可欠な「戦略法務」の「視点」を得るとともに、議論を深める。

ゼミでは、イノベーションに立ちはだかる「法の壁」をどのように突破するか?それを議論して行きます。

今回のゼミは参加者がチームに分かれて、事例の調査及び分析をした結果を発表する形式をとっていますが、初回は水野さんの「ルールメイキング」や「戦略法務」の考え方を知るため、水野さんの自己紹介も兼ねた講義が行われました。

今回のプロフェッサーである水野祐さんは、弁護士として企業法務にも関わりつつ、Arts and Law代表理事、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、FabLabJapan Networkなどにも所属。IT・クリエイティブ・まちづくり分野の法務にも従事し、また官公庁で委員会の委員やアドバイザーなども務められています。

そのご自身の経験から、世の中にイノベーションを起こした企業やビジネスモデル、また魅力を倍加させたコンテンツの裏側には、法律や契約のクリエイティブな解釈があると水野さんは主張します。

そしてその裏には「戦略法務」が存在しています。

戦略法務とは下記のように水野さんは定義しています。

企業の革新的かつ持続可能な成長を確保するための経営戦略を法的な観点から構成する業務

例えばある革新的なサービスを世に広めるにあたり
・サービスのローンチ後に議員などにロビー活動をする
・革新さゆえに炎上したことに対する訴訟の対応をする
・市場シェアの拡大を成し遂げた上で訴訟の判決が出て、そのサービスが成立するような法改正を実現する
上記のような難題をクリアして行くのが「戦略法務」の役割です。

ゼミではこの戦略法務について事例を分析しつつ、理解を深め、実践していけるようにすることが目的となります。

10月25日(木)に開催された第2回では早速チームからの発表がありましたが、事前にプロフェッサーが発表資料を見て「これは面白くなりそう…!」と高評価。

参加メンバーも知識や経験が非常に深く、会社の経営者や弁護士など、世の中や会社を俯瞰してみる立場の方が多いこともあり、議論の方向も多岐にわたっていました。

メンバーとプロフェッサーで、ある有名企業のビジネス・資本政策・法務を横断して企業の成功の裏側を解き明かしていく様子は、一種のエンターテイメントを見ているようでワクワクしました。(裏側のお話過ぎて、詳しく書けないのが心苦しい…!笑)

スタッフとして参加していても、イノベーティブな企業の成功の裏側には「戦略法務」が存在すると強烈に感じ、また1つ大きな視点を手に入れることができたように思います。

今後のゼミの様子や内容の一部はTwitter内のハッシュタグ「#NewsPicksアカデミア」「#水野ゼミ」でつぶやいて参りますので、ぜひチェックしてみてください!

文:坂口淳一 

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