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NewsPicksアカデミア・アンバサダーイベント「神社LABO Vol.1- 心を言葉に、言葉を文字に -」 開講!


3月17日(土)、東京の下町 入谷にある「小野照崎神社」でNewsPicksアカデミア アンバサダーイベント「神社LABO」シリーズが開講します!
第一回の講師として、松嶋有香さんをお招きし、日本最古のローカルコミュニティの拠点であり、自然とスピリチュアリティの融合場所である神社で、徹底的に思考を言語化するワークショップを行います!

松嶋さんに、本イベントへの思いを書いていただいたので、ご紹介します。

「私には世の中に貢献できる力がある」

こんな言葉を聞くと
「うひゃー、こんなこと言える人いるの? そんな大それたこと、私には言えないわー」
と思う人と
「うん。あるある。え?みんなそうなんじゃないの?」
と思う人がいます。

そして、私が一番もどかしく感じ、教師として「指導したい!」と血が騒ぐのは次のような層。

「自分は、準備が整っているはずなのに打席に立てない」

沢山の本を読み、多くの勉強会に出席し、色々なスキルとチカラを身につけたはず。
だから、打席にさえ立てば、なんとかなるはず。
だれかが背中を押してくれたら、あそこに立てるはず。

その方法、あなたには出来るの?


実はこのメカニズム、「気合いだ!気合いが足りないのだ!」などのチカラワザではなく、カナダの心理学者、アルバート・バンデューラが提唱した社会的認知理論に登場する「自己効力感」で説明できます。
その行動が期待される結果をもたらすかどうかを『結果予期』といいますが、知識を蓄積した人は、ここがほぼ完成している状態だと言えます。
「こうすれば、こういう結果が伴う」というデータについて、沢山抱えているのではありませんか?
ところが、この自己効力感に必要不可欠な『効力予期』つまり「結果に繋がる行動を適切に取れるか」という部分ができていないのです。
ですから「その方法、結果出るの?」には「イエス」と答えられるのに、「その方法、あなたには出来るの?」には答えられないという状態です。

自己効力感を上げる4つの方法


この「自己効力感」をアップさせるには4つの方法があります。もしかしたらあなたはこの方法ぐらいは知識として知っているのかもしれません。また、もし知らなくても、この方法をきちんと取れば、自己効力感がつくに決まっているとパッと見て分かるでしょう。

1.小さな成功体験を積み上げる
2.身近な人の成功体験を近くで見る
3.他者に認めてもらう、励ましてもらう
4.リラックスした、または適度に興奮した状態を、音楽や香り、またはアルコールや薬物などで作る

ね。読んだだけで「できそうな気がする」人も多いことでしょう。
しかし問題は「この方法、結果出るの?」ではなく「その方法、あなたは出来るの?」なのです。
その部分を取り違えてしまうと、「この方法、結果出るの?」つまり『結果予期』ばかりが充実してしまい、装備万端なのにいつまでも打順が回ってこないベンチメンバー、下手したらベンチにさえいないかもしれない状態になってしまうのです。

「おい、そこのお前、次、打ってみろ」

監督に不意に言われた時、準備がある程度できているはずなのに、あたふたと装備の中から必要なものを検索している間に、せっかちな監督が「もういい。じゃあ、お前」と別の人を指名してしまう。そして、自分より明らかに装備の薄い人が打席にヒョイと立ち、活躍する。
そう、その人とあなたは何が違うかと言うと、装備の量ではなかったということです。

言葉による指導


私は、文章力養成コーチという胡散臭い肩書きを持っていますが(笑)この自己効力感を高める方法のうち、1と2と3を駆使して生徒の力を伸ばしています。しかもそれらは、全て言葉によってです。なぜなら、私はオンラインのコーチだからです。
実際に生徒の傍らに寄り、肩を叩いたり手を握ったりして応援することはできません。言葉を使うしかないのです。

そして、今度、この私の方法にとても合っている場所で、この講義とワークをすることになりました。
なんと、神社です。私にとっても初めての経験ですが、この神社にとっても初めてのこと。
神社で行うにあたり、お互いの共通項を模索しました。お互いにとって良い講座であってほしいと願ったからです。
そして出てきた言葉が「感謝」でした。

感謝する場所で思いを言語化する


私たちにとって神社は、お参りの場所です。みなさんも、初詣や旅行で神社を訪れると、「家族皆が健康でありますように」やら「〇〇大学に合格できますように」やら「素敵な人が現われますように」やらお願いしますよね?
でも、神社は、お願いするところではなく、実は「感謝」するところなのです。
神様、いつも私を見守って下さってありがとう。
そういう場所なのです。

主催のNewsPicksアカデミア前代未聞の「事前課題」があります。

今までの人生で、あなたが感謝している人は誰ですか?その人にあてて、1000文字のメッセージを書いてきてください。

ここであなたが書いた言葉が、4時間のワークの源泉となります。

感情や思考を言葉にする時、人間は大切なプロセスを経ます。
「自分と向き合う」ことです。
徹底的に感情や思考を言語化する時、否応なしに自分と向き合うことになります。
その行為そのものが、自己認識につながります。

私にとっての言霊論


感情や思考が気体だとすると、言語化は「凝華」作業です。
言葉は圧縮率が高いのです。
元の、感情や思考に戻ろうと「昇華」する時、エネルギーを放出します。
私はそのエネルギーのことを「言霊」というのではないかと思っています。

このワークでは、今はまだ秘密ですが、あなたの書いた感謝の文は、あるプロセスを2回経ます。そして言葉の力を体感してもらいます。
そうして自己効力感を言語を用いて上げる方法を体得して、日常生活に活かしてください。
会社や所属団体で上の立場にいる方は、この方法で、部下やメンバーの自己効力感を上げてあげてほしいのです。

自己効力感は、可能性の認知です。ひとりひとりが「できる!」と思えたら、世の中きっとポジティブに変わるはずです。
講座が終わった時、「私には世の中に貢献できる力がある。」に「はい!」と答えられるようになりましょう。

イベント詳細

日時 3月17日(土) 10:00〜14:30
場所  小野照崎神社
〒110-0004 東京都台東区下谷2丁目13−14
参加費  アカデミア会員 ¥2,500/ 一般 ¥3,000当日払い ・ランチ付き
ランチの際、食べ物に込められたエネルギーのお話をします。

申し込み
NewsPicksアカデミア会員の方はこちらから
一般の方はこちらから

注※「私には世の中に貢献できる力がある。」は、自己効力感を測るテスト〈GSES〉に出てくる質問の1つです。

講師プロフィール

松嶋有香
1966年、北海道釧路市出身。静岡大学 教育学部 教員養成課程 心理教育学科 卒。
小金井市青少年健全育成委員、NPO法人 Reジョブ大阪(審査中)理事。
大手進学塾の海外校舎に勤務するも出産を機に退職。現在は、ライター業を軸にサンキューレターや対外文章の代理作成など、ありとあらゆる文章に関する教育を含む仕事に従事。大人を対象にした文章力養成オンラインサロン運営や、マンツーマンの文章指導も行っている。
主婦の友社運営のサイトOTONA SALONEにて、「大人のNGな敬語」「言いにくいことを伝える方法」などについてコラム連載中!

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