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「本気の」ビジネス英語ブートキャンプ/秋学期岡田祥吾ゼミレポート

10月から10週間に渡って開講された、「『本気の』ビジネス英語ブートキャンプ」岡田ゼミ(全6回)。マッキンゼー出身の岡田祥吾先生により、徹底的に理論付けられた英語学習法や学習を継続する極意について、ゼミ運営ボランティアスタッフを務めた山辺敦史さんがレポートします。

英語力向上のメソッド

 英語力の伸び = 学習生産性 × 投下時間

英語力に限らず、なにかを習得する際には上記のような構造は至極余り前のように感じるかと思います。しかし、実際には「学習生産性」「投下時間」をともに最大化し、学習を成功させることは容易ではありません。
本ゼミでは、この単純な構造を深掘りし、長期的目標の達成に向けた理論習得と学習習慣化を最大の目標としました。

学習生産性の最大化

英語力は一般的に4技能に分類されますが、岡田先生は大きく2つに分類されています。

このように「受容スキル」と「産出スキル」に分けられるというのは、なんとなく理解できるのではないでしょうか。
本ゼミで重点をおいた、リスニングとスピーキングのそれぞれの思考過程を確認すると、この2つの分類が更によくわかります。

多くの日本人が苦戦するリスニングとスピーキングですが、実はこんなにも思考過程に違いがあるのです。
それぞれリーディングとライティングに近い過程を持っていることは想像に難くないでしょう。

このように英語力といっても、人によって不足している能力は様々であり、なにを鍛える必要があるのかをより細かく把握し、それに対応した学習方法を実行することによって、学習生産性が最大化されるのです。
ここでは、学習方法の詳細については割愛させていただきますが、「学習」というものを理論的に考え、より効率を高めていくことの重要性を確かめていただけば幸いです。
ここからは、岡田先生が特に強調されていた「英語学習を継続させるための極意」について紹介します。

投下時間の最大化

 投下時間 = 1日当たり学習時間 × 継続期間

投下時間の最大化を「1日当たり学習時間」と「継続期間」の2つの視点から考えます。
私のような時間のある大学生はさておき、社会人ともなると基本的に時間を作ることは非常に大変かと思います。どうにか時間を作りたいけれどなかなか難しい、という方向けに岡田先生の「時間確保のための3箇条」をご紹介したいと思います。

★時間確保のための3箇条
①ゼロベースでスケジュールを考える。
②起きる時間ではなく、寝る時間を決める。
③隙間時間に頼らない。

つまり学習時間を確保しようと思ったら、まず寝る時間を決めて(実際には起きる時間から逆算)睡眠時間を確保したうえで、学習時間を考慮に入れた新しいスケジュールを作成することが大切だということです。
③隙間時間に頼らない、というのは集中力が高まらないほど短い時間で勉強することは効率的ではないということ。加えて、隙間時間は優先順位が低く削られることが多いため、本気で時間を確保したいと思うのであれば、隙間時間だけでは不十分であり、まとまった時間を最初から確保する必要があります。

続いて「継続期間」についてです。
学習を始めたはいいけど、長く続かないということは誰もが経験したことのある悩みではないでしょうか。

★三日坊主で終わらないための3箇条
①適切な目標設定がされている。
②学習方法に納得している。
③成長を実感している。

岡田先生によると、上記3箇条が満たされれば継続することは比較的容易になるそうです。以下に軽く説明を付します。

①適切な目標設定
MACの法則を満たす目標設定が好ましい。
MACの法則
 Measurable:結果が定量的に測れる。
 Actionable:行動が具体的である。
 Compatible:目標達成が自分にとっていいである。

②学習方法への納得
科学的アプローチにより納得感が得られる。学習方法を理論的に解釈することも科学的アプローチ。
ありがちな成功者の真似は、科学的アプローチの対極にある行為であり、納得感が得られないため継続できない。

③成長の実感
中間目標を含め、定量化した目標を設定することで、成長しているかどうかを判断しやすくなる。その際に、その道において自分より優れた第3者に評価してもらうと成長をより実感しやすい。

まだまだ伝えきれていないことがたくさんありますが、冗長になってしまうので今回はこの辺にさせていただきます。
ご自身の行動について、理論的に考えたり科学的アプローチを取り入れてみてはいかがでしょうか。

仲間と共に学ぶ

今回のゼミでは、プログラムを提供していただいたPROGRITの方々も初挑戦であったグループでの学習となりました。日々グループメンバーの進捗を感じながら、みなさん切磋琢磨され、学習継続に良い助けとなっていたようです。

3か月間、ともに朝早くから夜遅くまで英語学習をしてきたこともあってか、非常に仲も深まり、ゼミ最終日の夜に行った懇親会では”同窓会@ニューヨーク”なんて話まで出ていました!笑

ゼミは終わってしまいましたが、受講生のみなさんにとってはこれからが本番です。ゼミで築いた学習習慣をもとに長期的目標達成のためにより一層頑張っていきましょう!

PROGRIT(プログリット)
株式会社GRITが運営するPROGRITは、従来型の英会話スクールと異なり、短期間で圧倒的に英語力を伸ばす、新潮流の英語コーチングサービスです。
2016年9月のサービス開始以降、利用者は3,000名を突破。2018年12月現在、首都圏を中心に7校舎を展開しています。10月1日からはオンラインコースの受付も開始し、全国各地・海外からの受講も可能になりました。
岡田 祥吾(おかだ しょうご)
株式会社GRIT 代表取締役社長。
大阪大学工学部を卒業後、新卒でマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。日本企業の海外進出、海外企業の日本市場戦略立案等、数々のプロジェクトに従事。同社を退社後、株式会社GRITを創業

文・編集:岡田ゼミ運営サポートチーム(山辺 敦史)

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