認定NPO法人DxP

認定NPO法人D×P(ディーピー)は、不登校・中退・経済的困難など、さまざまな境遇にあ…

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認定NPO法人D×P(ディーピー)は、不登校・中退・経済的困難など、さまざまな境遇にある10代の孤立を解決するNPO。学校とLINE相談で10代と出会い、困った時に頼れる人とのつながりをつくります。 WEB→ https://www.dreampossibility.com/

マガジン

  • D×Pスタッフのことば

    D×Pスタッフが綴ったことばを集めています。

  • D×Pサポーター・コンポーザーのことば

    D×Pの活動に共感してくださるサポーターやコンポーザーのことばを集めました。

最近の記事

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若者がいきるセーフティネットをつくる。D×Pの取り組みを紹介します。

認定NPO法人D×Pは、不登校経験・経済的困窮・発達障害などの生きづらさを抱えた高校生に人との「つながり」と、卒業後の「いきるシゴト」を届けるNPOです。 “夕闇迫る校舎。ここは、定時制高校ってやつ。“ 仕事で疲れたしサボって帰ろうかとも思ったけど、そういえば母さんが朝ヒステリックに叫んでた。家にも帰りたくなくて、学校に向かう。 中学時代不登校だったし、昼間は仕事もしたかったから なんとなく地元の夜間定時制高校に来た。 でも「あーあ、定時制高校なんかに来てしまったわ」と

    • 月額寄付サポーター10,000人をめざします。継続寄付が支えになっている活動について。

      月額寄付サポーターが3,000人を超えました。D×Pでは設立時より、毎月定額の寄付をしてくださる月額寄付サポーターを募集し、3,000人を目指していました。 この度、なんと3,000人を達成しました!寄付で活動を支えてくださっているみなさま、ありがとうございます。 改めて設立からの推移をグラフにしてみました。 2012年は15人の寄付者さんからのスタート! コロナ禍の2020年には支援対象を25歳までに拡大し、食糧支援と現金給付支援を急遽スタートしました。 LINE相談事

      • 孤立する10代と社会をつなぐ。ユキサキチャットの相談員が大切にすること。

        2020年9月。高校生を対象とする進路・就職LINE相談「ユキサキチャット」は登録者が2,000名を超えました。登録者が増えるたびに、周囲に相談できない10代が多いことに気づきます。 内閣府が発表した子供・若者の意識に関する調査 (令和元年度/P.41)の家族・親族との関わり方の項目では「何でも悩みを相談できる人がいる」という問いに対し、そう思うと回答した15~19歳は、58.9%。よって41.1%の人は、家族や親族といった身近な人のなかに“相談できる人がいない”と感じてい

        • マンスリーサポーター3,000人をめざします。その背景と、緊急時に継続寄付が支えになったこと。

          マンスリーサポーターが1,000人になりました!こんにちは、D×Pの理事の入谷佐知です。 D×Pでは、継続的に寄付をしてくださる「マンスリーサポーター」の1000人を目指していましたが、 このたび、ついに、1000人を越えました!!! このキャンペーンは1月末からスタート。約7ヶ月間で400人以上の方があらたにサポーターになってくださいました。 本当にありがとうございます! (個人のマンスリーサポーターの増加を2012年からグラフにしてみました。現在法人のマンスリー

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        • 月額寄付サポーター10,000人をめざします。継続寄付が支えになっている活動について。

        • 孤立する10代と社会をつなぐ。ユキサキチャットの相談員が大切にすること。

        • マンスリーサポーター3,000人をめざします。その背景と、緊急時に継続寄付が支えになったこと。

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        • D×Pスタッフのことば
          27本
        • D×Pサポーター・コンポーザーのことば
          11本

        記事

          ユキサキチャットの登録者1,900名超え。相談者を取り巻くコロナの影響

          ユキサキチャット登録者が、2020年4月から9月までの間に約2.7倍に伸びています。 ユキサキチャットの登録者数の推移 8月12日(火)〜8月17日(月)の期間、ユキサキチャットに登録する若者にコロナの影響に関するアンケートを実施。10代〜20代を中心に110件の回答が集まりました。登録者の傾向、相談内容の変化も合わせてご報告いたします。 8月のアンケート回答者の所属 4月のアンケート時よりも、大学生や社会人にも相談者が広がっています。大学生や専門学生からは、オンライ

          ユキサキチャットの登録者1,900名超え。相談者を取り巻くコロナの影響

          「ひとり暮らしを始めた」という若者に冷蔵庫とエールを。

          D×Pスタッフリレーコラム:今回は玉井です! 5年前に通信制高校のクレッシェンドで出会った生徒の話をさせてください。 いま働いている彼は、高校時代にD×Pと出会った時のことを話してくれました。 D×Pと出会った当時、その生徒は見知らぬ人に対して警戒心が強く、「大人は私利私欲のために動く汚い生き物だと思ってた」と大人に対してマイナスのイメージがあったそう。 でも、クレッシェンドの授業に参加するなかで、ただ話を聞いてくれる人がいることや、自分の話ができることで、少し自信が

          「ひとり暮らしを始めた」という若者に冷蔵庫とエールを。

          “年度末”のできごとを紹介します!D×P冬季募金のご報告。

          D×Pでは、2019年12月6日から2020年1月23日まで『冬季募金 高校生を社会に送り出すまでの最後の3ヶ月を支えたい!』というクラウドファンディング を実施していました。 新型コロナウィルス感染症の影響で、日々の生活に大きな影響を受けておられる方も多いのではないかと思います。D×Pでも、オンライン上で10代からの不安の声が急増しています。 それでもこの春、無事に3月を迎え高校生を送り出すことができました。卒業後も混乱した世の中のなかで不安を抱えた卒業生も多いはずです

          “年度末”のできごとを紹介します!D×P冬季募金のご報告。

          昨日までできへんかったけど、やってみたら今日からできるようになった。D×Pの活動は、そういうことの積み重ね

          コンポーザー( D×Pのボランティア)で関わるっていうこともできたけど、私は物足りなく感じて。もっと1から作っていくことがしたい。自分でも考えてやりたいと思ったからかな? D×Pで学んだことは、先生として学校でも活かせるかな?学校の先生として学んだことは、D×Pでも活きていくんじゃないかな?と考えた『ほのか』。 新卒1年目、情報科の非常勤講師とD×Pのインターン生という働き方を選びました。そして、1年後のこの春からはインターンを卒業、職員としてD×Pに関わっています。

          昨日までできへんかったけど、やってみたら今日からできるようになった。D×Pの活動は、そういうことの積み重ね

          「ピン!」を頼りに進む。自分で首輪をつけていた元ひきこもり高校生

          「ピン!」と心がときめく瞬間。 私の場合は、街を歩くと目についた洋服。次の季節の予感に「これを着てどこに行こうかな」と一気に考えがめぐります。インスタグラムで見かけた風景も。すっかり心を奪われて、次の休みに旅の予定を組んだりとか。 心がときめく瞬間に出会うと、目標や道筋がなくても心が躍る感覚を頼りにとにかく進んでいける気がします。 でも、そんな「ピン!」とくる感覚に身を任せられないときもあります。追いつかない仕事を進め、溜まった洗濯物を横目になんとか乗り切る日常。「ピン

          「ピン!」を頼りに進む。自分で首輪をつけていた元ひきこもり高校生

          出会いは、「一緒やん」という共通点。それから、一緒に考えた卒業後のこと

          D×Pスタッフリレーコラム:今回は佐々木です! 最近、関わっている高校生とのことをお話をしたいと思います。その生徒との出会いは、昨年末に開催した授業「クレッシェンド」の初日。マトリックス自己紹介というワークをしました。 いろんなお題について答えていくワークで、この日のお題は「好きなこと」「好きなキャラ」「ストレス解消法」などなど。 まだお互いのことを知らない状態で始まるこのワーク。何か共通点が見つかればいいなぁと、お互いに緊張気味でスタートします。 お題に沿って自分の

          出会いは、「一緒やん」という共通点。それから、一緒に考えた卒業後のこと

          心に残る思い出の先生ってどんな人?働きながら見えてきた生徒に伝えたいメッセージ

          先生でも生徒でもない、第三者の大人。その不思議な立場は、学生のうちでしか体験できないと思って。 D×Pでインターンをしていた、ほっさー。いまは、中学校の先生として働いています。『先生』という仕事をしたいと考えていたけれど、学校の先生を目指すきっかけになった出来事があったそうです。 大学生になり、塾講師としてアルバイトをしていたときのこと。さまざまな事情で塾を辞めていく生徒に出会うことがありました。 公立の学校の先生なら、どんな状況であっても生徒を追い出すようなことはしな

          心に残る思い出の先生ってどんな人?働きながら見えてきた生徒に伝えたいメッセージ

          「プログラミング、俺には違うかも。」プログラミング体験会で見えた違和感と新しい発見

          「プログラミングかっこいい! どこでも仕事できるじゃん!」 そんなイメージから、プログラミングに興味を持つ人たちをインターネット上でよく見かけるなあと思う昨今です。 かく言う僕もその口で、「ゲーム好きだから、プログラミングが学べる大学に行ってゲーム作るぞ!」みたいな軽いノリで情報系の大学に進学した結果、プログラミングの難しさに挫折してションボリした経験があります。 僕が好きなのはゲームをプレイすることで、ゲームを作ることじゃなかったんですよね...(笑) 今思えば、プロ

          「プログラミング、俺には違うかも。」プログラミング体験会で見えた違和感と新しい発見

          ゲームが大好きな生徒と攻略サイトをつくる会社へ。新たな出会いにつなげる職場体験

          D×Pスタッフリレーコラム:今回は井階です! 私は現在「公務員、大学院生、D×Pスタッフ」という三足のわらじを履いています。 本業は名古屋市の中学校教員。現在は2年間の休業をし、大阪の大学院で教育哲学の研究をしています。そして公務員との「兼職兼業」という形でD×Pで働いているという、少し変わった肩書きです。 D×Pとの出会いは6年ほど前。代表の今井と出会い、活動を知りました。その後、教育現場で子どもたちと向き合いながら「教育に大事なことってなんなんだろう?」という問いを

          ゲームが大好きな生徒と攻略サイトをつくる会社へ。新たな出会いにつなげる職場体験

          夜の世界で「大人って汚い」と思ってた。片倉廉さんがつくる幸せな循環 -後編

          日本全国と海外で50店舗展開するシェアハウス リバ邸 。高校生を支援するNPO法人D×P(ディーピー)は、大阪で2軒のリバ邸を運営しています。 代表の片倉廉さんは、リバ邸を通じて様々な人に居場所を提供していても『いいことをしている』とは思われたくないと言います。 「善意で君を助けたいって、ぜったい怪しい。『いいことしている』と言われると、マザーテレサじゃないんだからって思います。」 そんな片倉さんの過去は、シンプルにヤンキーだったそうです。 前編のヤンキーエピソードは

          夜の世界で「大人って汚い」と思ってた。片倉廉さんがつくる幸せな循環 -後編

          善意で君を助けたいって、絶対怪しい。片倉廉さんがつくる幸せな循環-前編

          日本全国と海外で50店舗展開するシェアハウス リバ邸 。高校生を支援するNPO法人D×P(ディーピー)は、大阪で2軒のリバ邸を運営しています。 代表の片倉廉さんは、リバ邸を通じて様々な人に居場所を提供していても『いいことをしている』とは思われたくないと言います。 「善意で君を助けたいって、ぜったい怪しい。「いいことしている」と言われると、マザーテレサじゃないんだからって思います。」 そんな片倉さんの過去は、シンプルにヤンキーだったそうです。 (想像してた「やんちゃ」よ

          善意で君を助けたいって、絶対怪しい。片倉廉さんがつくる幸せな循環-前編

          あまり学校に来ていない生徒が働くラーメン屋さんに行ってみました。

          D×Pスタッフリレーコラム:今回は小薗です! 「生徒と社会をつなぐ事業部」の小薗(こぞの)と申します。 私は3年前より主に南大阪エリアの居場所事業の現場を担当し、今はクレッシェンドも担当しています。週に1~2日は和泉市や泉佐野市付近をウロチョロしては、生徒に興味を持って下さる方を探したり、生徒のアルバイト先に遊びに行っています。 最近は、あまり学校に来ていない生徒が働くラーメン屋さんに行ってみました。すると、お客さまに大きな声で挨拶をし、退店時にはお礼を伝え、他のスタッ

          あまり学校に来ていない生徒が働くラーメン屋さんに行ってみました。