見出し画像

教育実習とは、ちょっと違う。学校の中で生徒と関わる経験積んでみませんか?

「学校の先生になりたい。」

たとえば、尊敬する先生に出会えたことがきっかけだったり
子どもたちの「できた」瞬間や、その時々の様々な感情を
一緒に味わうことのできる先生という仕事に魅力を感じたり。

「先生になりたい」と話していた二人が、どうしてNPO法人D×Pでインターンをすることにしたのかをまとめました。

「このまま先生になっていいのかな?」

まあや:卒業後、学校の先生になるということを具体的に考える時間がとれたのですが、そのときふと自分がそれまで学校現場に入らず机上の勉強しかしてなかったことに気づいて。「このまま先生になっていいのかな?」と思うようになりました。なので、学校現場に入る経験を今のうちにしておきたいと思いました。以前から、「子どもに寄り添い、その子どもを丸ごと認められる先生になりたい」という気持ちはありましたが、その一方で、「認めるって具体的にどういうことだろう?」っていう疑問を持っていました。
D×Pの大切にする姿勢に「否定しない」という言葉があるんですが、
「否定しない」とはどういうことなのか、「認める」とはどういうことなのか、D×Pのインターン期間を通じて自分なりにその答えを見つけたいと思っていました。

D×Pには、高校生と関わるなかで大切にしている3つの姿勢があります。
特に「否定せずに、関わる」という姿勢は、以前は「否定しない」という言葉でD×Pが立ち上がったころから大切にしてきました。
しかし、「否定しない」を大切にしようとするあまり、関わりを制限してしまうこともありました。否定しない関わりとは何なのか?を考え続けながら、関わっていきたい。なので、2018年から「否定せずに、関わる」としています。この姿勢に共感する人がD×Pには集まっています。

学校のなかに入る経験は、教育実習でもできるはず。何が違うのでしょうか?

ほっさー:先生としての役割を意識するから“ひとりの人間として向き合う”のは、実習の場では難しいかもしれない。D×Pは、生徒一人ひとりに先生ではない自分でぶつかっていく体験で、ぜんぜん違うかも。
定時制高校内に開く居場所である「いごこちかふぇ」は、一番取りつくろえなくて。始業前から放課後まで4時間ぐらい素の自分で高校生と向かい合うの。

学校の先生という立場はあるけれど、わたしにとって何か残る先生は、その人らしさの滲み出た人でした。授業が面白いと感じたのも、先生自身の「天体が好き!」という気持ちが溢れていたから。なんとなく居心地がいいなと感じた先生も「俺も授業だるいねんから、帰りたいっていうなやー。」と本音が見える先生でした。
ひとりの人として向かい合う先生は、わたしの心に残る『人』として存在しています。

まあや:最近思うのは、”児童”や”みんな”じゃなくて”あなた”として子どもと関わる先生になりたい。今年の6月に教育実習に行ってから、先生って本当に多忙だなと痛感しました。でも、どんなに忙しかったとしても、例えば4年生を”4年生”という基準だけで判断したくないし、”みんなの気持ち”じゃなくて”あなたの気持ち”を聞くことのできる先生でいたい。全体の中での基準も大切だけど、それだけじゃなくて昨日から今日、今日から明日、その子がどう成長したのかを見ることができる先生でありたいと思っています。


D×Pの大切にする姿勢には、「ひとまとまりでなく、一人ひとりと向き合う」と「様々な年齢やバックグラウンドから学ぶ」いう姿勢もあります。通信制・定時制高校に通う高校生といっても、ひとりひとりは全然違う性格、趣味、特技、個性があります。年齢、育ってきた環境・多様な家庭・経済状況など、それぞれのバックグラウンドも違います。生徒ではなく、1人の人として向き合い、高校生と一緒に学び合っていきます。

学校の先生になる前に、学校現場で経験を積んでみませんか?

D×Pでは、ひとりひとりの高校生と関わるインターン生を募集しています。

D×Pは、大阪を拠点に『ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会』を目指して活動するNPO法人です。通信制・定時制高校で人とのつながり取り組みとして、授業「クレッシェンド」と校内居場所事業「いごこちかふぇ」を行い、卒業までに進路就職についてもサポートしています。

D×Pのインターンは、『クレッシェンド』や『いごこちかふぇ』を運営し、一人ひとりの高校生と関わる仕事です。生徒が抱える課題に対しての対応策を主体的に考え、実施できる経験をすることができます。

細かい仕事内容については、個別説明会でお話しています。まずは、説明会にお越しください。ぜひ、あなたの「やってみたいこと」も教えてくださいね。


====================

今回、ご紹介したインターン生のインタビュー

====================

ライティング:磯みずほ


D×Pの取り組みは寄付で運営しています。ご寄付はこちらへお願いします!https://www.dreampossibility.com/supporter/ noteで頂いたサポートは手数料をのぞき、ご寄付として承りますが、原則領収証は発行いたしません。必要な方はご連絡ください。