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D×Pの授業に関わるボランティアってどんな人?高校生に聞いてみました。

大阪を拠点に活動するD×P(ディーピー)が、通信制・定時制高校で行う、授業「クレッシェンド」。D×Pスタッフだけでなく、大学生・社会人ボランティアの『コンポーザー』と高校生が対話し、つながりを作るプログラムです。

コンポーザーは、D×Pが大切にする3つの姿勢に共感し、体現する人が集まっています。

でも、それだけじゃどんな人がいるのかわからないかも…ということで今回は、高校生に聞いた『コンポーザー』ってどんな人?をまとめてみました。

子どもがそのまま大人になった感じ!


うっしー:子どもがそのまま大人になった感じ!あと、私が「こういうふうに応援して欲しいな」って思っていたことをそのまま言ってくれて嬉しかった。「辛いこともあると思うけど、うっしーならやれる、がんばれ。」って。自分の今気にいっているものの話とか、これからやりたいこととか。そういう話をするのがすっごい楽しくて!こんな大人もおるんやって思いましたね。


D×Pの授業クレッシェンドには、対話のきっかけとなるワークがたくさんあります。写真のすごろくもその一つ。

サイコロを振り、止まったマスに書かれている質問に答えていきます。途中にあるミッションのマスでは、同じグループのメンバーで協力して取り組むお題もあります。例えば、『犬の種類を制限時間内に順番に10種類言う!』など。「めっちゃ知ってるやん、犬好きなん〜?」「犬より猫派やねん。」など、ここでも会話のきっかけになります。


そういえばあの人たちこんなこと言ってたな〜。

よしゆき:当時の僕は“引きこもり精神”を持っていたんです。あまり家の外に出たくなかったし、外向的な性格じゃなかった。そんな時、あるコンポーザーさんが「引きこもりの子がちょっとでも“外の世界”の人たちと話をして、その風景を楽しく思えたらいいな」と言っていて。(その言葉をきいて)外の世界に出てもいいかなって。「ずっと家にいるのもなぁ…」とうすうす思っていた時期だったから。この出来事がきっかけで、ちょっとずつクレッシェンドに興味をもつようになりました。

クレッシェンドでは、コンポーザーは自分の過去の経験を話します。辛かったことや現在の仕事に至った経緯を話し、自分のことを知ってもらう時間です。コンポーザーが自己開示をすると、思わぬところで生徒との共通点が見つかったり、生徒も自分の経験を話し、生徒同士のつながりができることもあります。


田中:コンポーザーさんが話してくれた失敗体験の話とかは今でもたまに思い出します。僕は中学の時、人間関係ですごく悩んでいて、今でも当時のことを夢に見ることがあるんです。でもしんどい夢を見た後、コンポーザーさんの話をよく思い出します。話の詳細を覚えてるわけじゃないけど、「そういえばあの人たちこんなこと言ってたな〜」って。別にそれで元気になるわけでもないけど、思い出してるうちに嫌な夢のことは自然と忘れてる。

久しぶりに会った高校生に話を聞くと、何かしらコンポーザーのことを覚えていたりします。「名前は思い出せないけど…」と言いつつ、話したコンポーザーの趣味、仕事、過去の話…などなど。コンポーザーも、関わった生徒との詳細な会話や、生徒の様子をよく覚えていたりします。

クレッシェンドは全4回ですが、その短い関わりの中でお互いに、相手のことを見て、聞いて、考えることが多くあります。

自分の過去の経験を高校生に話したり、
高校生の話を聞いたり、
高校生に悟されたり。(笑)

そんな、一見ボランティアっぽくないのが『コンポーザー』です。定時制高校は主に平日夜の授業なので、大学に通いながら、仕事をしながら参加することができます。

あなたも高校生ひとりひとりと関わってみませんか?

現在、毎月2回コンポーザー募集説明会を大阪にて開催しています。もしも興味が湧いたら、ぜひコンポーザー説明会にお越しください。どんな授業なのか、高校生と何をするのか、詳しくお話します。

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今回、ご紹介した高校生のインタビュー


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ライティング:磯みずほ


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