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あまり学校に来ていない生徒が働くラーメン屋さんに行ってみました。

D×Pスタッフリレーコラム:今回は小薗です!

「生徒と社会をつなぐ事業部」の小薗(こぞの)と申します。

私は3年前より主に南大阪エリアの居場所事業の現場を担当し、今はクレッシェンドも担当しています。週に1~2日は和泉市や泉佐野市付近をウロチョロしては、生徒に興味を持って下さる方を探したり、生徒のアルバイト先に遊びに行っています。

最近は、あまり学校に来ていない生徒が働くラーメン屋さんに行ってみました。すると、お客さまに大きな声で挨拶をし、退店時にはお礼を伝え、他のスタッフとコミュニケーションを取りながら、オーダーを取り、テキパキと働いている生徒がそこに居ました。

美味しかった、ありがとう!
元気そうで良かった。また気が向いたら学校においでな。


調理してくれたラーメンと炒飯はお世辞抜きで美味しかったので、退店間際に伝えました。


「今日は行くわ。」と生徒は答えました。その日はその生徒が通う学校で開催した居場所事業にも久々に顔を出し、バイト先での様子や仕事についての話をしました。

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「不登校傾向である」という状況だけ切り取ると、「問題を抱えていて、何かしら支援を必要する生徒」と捉えられるかも知れません。

でも、アルバイト先でのその生徒は、間違いなくそのお店と誰かの食生活をしっかり支えている頼もしい社会人でした。

通信・定時制課程で学ぶ生徒の中には、アルバイトやフルタイムで目一杯働いている生徒も少なくありません。しかも昼夜問わずにです。


もしかすると、みなさんがいつも夜遅くに立ち寄るコンビニや、休日の朝に利用するガソリンスタンド、家族が通う介護施設にも、定時制や通信制高校に在籍する生徒が働いているかもしれません。

私たちの日常を支えてくれている高校生がいるという事実を、しっかり覚えておきたいなと思いました。

この生徒に限らず、人はたくさんの面を持っていると思います。自分が見えている範囲で、「こういう人」と決めるのではなく、常に相手を知り続けることを大切に、これからも生徒一人ひとりと向き合い続けていきたいなと思う今日この頃です。

小薗明日香

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