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子ども達が未来を切り開いていく場所に関わりたい~遅すぎる挑戦なんてない~

みなさんこんにちは。
4月からNPO法人earth tree で1年間インターンをさせていただく大薮瑞穂(やぶ)です。
今回は、この場をお借りして、earth treeでインターンをすることになった経緯と思いについて書かせて頂きたいと思います。

☆かでさんとの出会いとインターンシップのきっかけとなったもの

私がかでさんにお会いしたのは、今から8年ほど前のこと。
私がちょうど青年海外協力隊としての活動を終え、日本に帰国した際に始めたお仕事でかでさんの下で働かせて頂いたことがきっかけでした。

お仕事のあいまあいまでお話しくださるカンボジアの事、カンボジアに対するかでさんの強くて熱い想い、楽しそうに笑う姿をみて、「いつかカンボジアで、また絶対かでさんの下で活動に携わらせて頂きたい!」と思うようになりました。
それから高校で教鞭をとったり、若者支援の現場に携わったり、結婚したり、大学院に入りなおしたり大小のライフステージを歩みながらも、どこかで夢を捨てきれずにも日々は淡々と過ぎていき、もう30歳も過ぎているし無理かなぁとカンボジア行も諦めはじめたその時、「新型コロナウイルスの流行」に直面しました。

その時、高校の教員をしていた私は、文化祭、体育祭、入学式や卒業式、生徒が活躍するはずだった大会の数々、授業、友達とお話ししながらご飯を食べること、帰宅途中に寄り道してどうでもいいことを友達と話す時間など、当たり前が生徒から奪われていく姿を目の当たりにして、子ども達にとって「子どもでいる時間」がいかに大切かを改めて思い知らされました。
「この日、この時間、この瞬間はこの子たちにとって、一生に一度しか来ないはずなのに、奪っていいはずがない!」と、子ども達からたくさんの経験を奪ってしまっていることが教員として、一人の大人としてむちゃくちゃ悔しくなりました。

それでも、子どもたちは頑張る。制約がありながらも諦めない。
楽しもうとする。大人よりも強い。

そんな姿をみていて、「年齢が」「結婚しているから」「もう遅い」「いつまでもふらふらしていちゃいけない」とあきらめる理由ばかりを探していた自分のふがいなさに気がつかされました。

「時間は戻らない。今しかできないことは今やってみるしかない!」
そう決意して、かでさんに連絡をし、インターンシップ生としてearth treeに受け入れていただくことになりました。

圧巻の竹建築!!

☆インターンとしての思い

「今この時期に、この時間に、この瞬間しかできないこと」は、世界中のすべての人に、子ども達に共通することだと思っています。「子どもでいる(いられる)時間」ってむちゃくちゃ大事なものなのだということをコロナ禍で改めて強く感じました。
カンボジアの子ども達も一緒です。

学校で学ぶこと、友達とお話しすること、恋愛に悩むこと、自分が思い描いた未来に一生懸命になること、そんな「当たり前のこと」が奪われる日常をコロナ禍の日本で私たちが経験したように、日本よりも早く「大人」になるカンボジアの子どもたちにも経験してほしい。
夢物語かもしれませんが、私はそんな夢をもってearth treeで活動していきたいです。

日々、完成していくearth treeビレッジは、きっと子ども達が未来を切り開いていく「場所」になります。
赤土のガタガタ道をトゥクトウクで行き、田舎の風景に突如姿を現した「竹建築」を見た時にそう思いました。

かでさんをはじめ、ぐりこさん、現地スタッフの千葉ちゃん、インターン・ボランティアとして活躍する皆さん、理事のみなさん、サポーターとして応援してくださる皆さん、暖かい声掛けをくださる皆さん、トロペアントム村の皆さん、それぞれ背景や国は違うのに、皆さんが協力して未来のために、大事に、大事にearth treeに携わっている。
それぞれの形で携わってくださっている。
私ができることなんて微力ですが、でも、私もearth treeの一員として、カンボジアの未来を創る、日本とカンボジアの架け橋になる活動に携われることが本当に、本当に嬉しいです!
初心を忘れないように、遅すぎるなんて言わずに、今この瞬間にしかできないことを一つずつ丁寧に向き合いながら、インターンとして頑張りたいと思います。

長くなってしまいましたが、はじめまして。そして、どうかよろしくお願い致します!

よろしくお願い致します!

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