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【開催レポ】カンボジアの農村部で働くスタッフが想いを伝えます!

こんにちは!
earth tree広報チームのぺくです。

引き続き、設立記念祭を開催中のearth tree。
新しいイベントのお知らせもどんどん進んでいて、ますます盛り上がりを見せております…!
noteでの、イベント開催レポートもどんどん更新していきますね。

さて、今回は9月10日(土)に開催されたイベントについて。
このイベントでは、カンボジアから村の様子や建設中のearth treeビレッジの様子、職人さんたちのインタビューを、カンボジア現地から生配信でお届けしました。

日本にいても、オンラインでカンボジアと繋がり、今のカンボジアの様子を知ったり、現地スタッフや村の方々の生の声を聞いたりできるって、すごくありがたいことですね…!
カンボジア現地からの温かさやエネルギーが感じられる、とても素敵な時間でした。

この記事を通して、みなさんにもカンボジア現地の様子や雰囲気を、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

トロンぺアントム村ってどんなところ?

今回は、現地スタッフのちばちゃんがリポーターとして、お届けしてくれました!
まずはearth treeがおもに活動している、トロペアントム村についてご紹介。

トロペアントム村は、カンボジアのシェムリアップ郊外に位置する、自然豊かな村です。

earth treeビレッジの周りも田んぼで囲まれています

村では、ほとんどの方が農業を行い、自給自足に近い生活をしています。
なかでも、女性は籐籠を作り、男性は木や竹を使って家や家具を作ったり、昼間は狩りに行ったりして、生計を立てています。

村の人たちの平均収入は、月60〜100ドル。
カンボジア全体の平均収入が300ドルであることから考えると、やや低め。
収入は男手に依存する部分が大きく、働き手が女性だけのため、内職での月収10〜15ドルほどしか得られない家庭もあります。

また、257世帯1,330人が住む村のうち、50世帯ほどが生活保護を受給していますが、カンボジアの生活保護は日本の生活保護とは違い、医療費の免除のみ。
病院まで行く交通費すら捻出できないほど、貧しい家庭もあります。


村にある唯一の小学校が、earth treeの代表夫婦が2009年に建設した、イキイキスクール。

イキイキ小学校建設以前は、就学児童の10%しか学校に通えていませんでしたが、現在では80%の子どもたちが学校に通えるようになりました。

村の子どもたち

ここまで、村の厳しい現状もお伝えしてきましたが、それでも日々村の人たちは助け合いながら、笑顔溢れる生活をしています。


現在のearth treeビレッジ

earth treeビレッジのメインになる建物(レストランとして使用予定)

インタビューの前に、代表のかでさんから現在のearth treeビレッジの様子を見せてもらいました。

2021年11月22日から本格的に建設を始めた、earth treeビレッジ。
現在は、レストランとして使用予定のメインの建物を建設中です。
今後さらに、学校、宿泊施設、遊び場や農場を敷地内に作り、学校として認可を受けつつも、「働く場所」も提供できる、複合施設を目指しています。

内戦の頃に「知識を持った人は悪」とされ、学ぶことが許されなかったり、労働を強いられたりした過去がある、村の人たち。
それでも、村の人たちは、身の回りにある自然を活かしながら、たくましく生きてきました。

だからこそ、自然素材を活かしたものづくりが得意。
「村の人たちの強みを活かして勝負していこう!」ということで、できた場所のひとつがearth treeビレッジなんです!

大きな建物ではありますが、重機などは一切使わず、すべて手作業。
配信でも紹介されていましたが、屋根ももちろん手作業で。
実際の様子がこちら(↓)。

途中紆余曲折もありましたが、みんなで力を合わせて乗り越え、現在に至ります。
いつも応援してくださっているみなさま、本当にありがとうございます!!

余談ですが・・・
earth treeビレッジの西側に広がる田んぼの向こうに、夕陽が沈んでいくそう。
完成した暁には、みんなで一緒に、現地で綺麗な夕陽を見たいですね…!!


職人さんたちへのインタビュー

日頃earth treeビレッジでお仕事をしてくださっている、職人さんたちにちばちゃんがインタビュー!
通訳は、earth treeスーパー通訳のマリンちゃんが務めてくれました。

みなさん、心なしか照れ臭そうな印象もありましたが、とても素敵な笑顔でお話をしてくださって、見ているだけで心が温かくなりました。


この日はみんなで、高圧洗浄機を使って竹を綺麗にする作業を行っていました。
こんな作業です(↓)

ということで・・・早速インタビューへまいりましょう!

ホンさん

earth treeビレッジで働き始めて7ヶ月のホンさん。
特に心に残っている作業は、「針金」の作業だそう。

何かを束ねるために使う針金ですが、不要になった部分をそれきりで捨ててしまうともったいないですよね・・・?
とはいえ、一度何かを束ねたわけなので、そのままでは使えません。
そこで、トロペアントム村では、不要になった針金を拾い集め、竹に引っ掛けることでまっすぐにしてから再利用しているんです。

物を大切に使うところが、村の良いところ。
地味に思えるかもしれませんが、すごく大事な作業です。
そこに、ホンさんがずっと携わってくれていたんですね…!

屋根の作業に、まだ一部中途半端な部分があることを知っている、ホンさん。
今後は、そこも含めて綺麗に仕上げて、完璧にすることに挑戦したいそうです。

ペインさん

earth treeビレッジで働き始めて、1年半ほど経ったというペインさん。
現在23歳、若手の職人さんです。

竹を切る作業とタッカーを打つ作業が得意だそうです。
少し補足をすると、タッカーとは、細い釘が出る機械のことで、屋根の細い骨組みと屋根の素材を留めていく際に使っています。

ちなみに・・・
「髪を結んでいるが、(結ぶのが)流行っているのか」というご質問をいただきましたが、作業のときに髪が目に入るからまとめているだけ、のようですよ!

ポムさん

2018年から4年と少し。
「この村に仕事をつくりたい!」と悪戦苦闘していた頃からずっと関わってくれている、ポムさん。
かでさんや通訳スタッフのマリンちゃんが村に行かない日でも、懸命に竹と向き合い続けてくれていたそうです。
(かでさんも感謝の気持ちでいっぱい!)

お仕事のやりがいを伺うと、

「スタートした頃は大変だったけど、今はどんどん形になっていて、楽しい。 earth treeビレッジ完成に向けて、引き続き頑張っていきたい! 」

という、なんとも嬉しいお話を聞かせてくれました。

そんなポムさん、どうやら高いところに登るのがちょっぴり苦手だそう。
建物の2階部分に床ができて、安心して登れるようになったことが嬉しいとのことでした。

ヨンさん

earth tree 1番の若手スタッフ(17歳)、ヨンさん。

1番楽しかった仕事は、「屋根を張る仕事!」と、とても素敵な笑顔でお話をしてくれました。
一方、1番大変だったことは・・・なんと、この日みんなで取り組んでいた、高圧洗浄機での洗浄作業だそう。
大変ななか、頑張ってくれたんだなぁということが伝わってきました…!


そのほかにも、「かでさんのこと、どう思う?」や「スタッフのちばちゃんが村に来てくれてどう?」なども含め、いろいろと伺いました。
いったいどんなお話を聞かせてくれたのか・・・詳しくはぜひアーカイブ動画でご覧ください!

村の子どもたちも登場!

いつもearth treeビレッジには、学校が終わった子どもたちがたくさん集まってきます。
今日も子どもたちが集まって、みんなでちぎり絵をしていました。

2時間かけて仕上がった作品は・・・こちら!

なんと、earth treeのロゴ!!
とても上手にできあがってますよね・・・?
ちなみに、このちぎり絵の素材も、葉っぱやお花といった自然素材を使っています。


最後に

最後に、いつも現地で活動している、日本人現地スタッフのみなさんから一言ずついただきました。
みなさんのお話からも、村の方々の明るさや温かさ、いつも笑顔や元気の溢れる村の雰囲気をしっかり感じ取ることができました。

この日は、2ヶ月間インターンとして活動してくれた、さやかちゃんがインターン最終日。
そして、さやかちゃんに代わって、かなちゃんが新しくインターンとしてジョインしてくれました!

さやかちゃん、2ヶ月間本当にお疲れさまでした!
そして、かなちゃん、これからよろしくお願いします!

お二人の記事も、今後noteでどんどん上がってきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。



いかがでしたか?
記事を通して、現地の様子が少しでも伝わっていると嬉しいです。

もっと詳しく知りたい方、現地の雰囲気をより深く感じたい方は、ぜひ以下の動画をご覧ください!



earth treeでは、現在「設立記念祭」を開催中!
引き続き、たくさんのイベントが開催されるので、今後のイベントは以下からご確認ください。

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