令和元年房総半島台風からの復活を目指す館山市富崎地区

私たちNPOおせっ会では、令和元年房総半島台風で被災した富崎地区の復旧、復興活動に取り組んでおります。
 災害からここまで復旧した姿をこれまでご協力頂いた皆さんにお見せしたい・・との地域の区長会さんのご希望で撮影を手配させていただきました。「空から見た いまの富崎地区」これまでご尽力くださっている皆様に改めて感謝申し上げます。
コロナでなかなか大きな声で「富崎を見にきてくださ〜〜い!!」って言えない現状もございますが・・ぜひお近くにお越しの際にはお立ち寄りになり、かなりきれいになった富崎をごらんくださいませ。
 まだまだ・・増えた空家、更地、減った人口等、富崎の課題は多くありますがNPOおせっ会として、努力をし続けます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

「私ごとですが」筆者:八代健正(NPOおせっ会代表)
一部の皆様には相談しておりましたが、布良に被災し廃墟となってしまっていた実家、富崎館を再建することにしました。
富崎から富崎館を引き上げることが「ふるさとを諦める」ことになるような・・そんな悔しさがありましたが、遠く離れて暮らしていた娘が一緒に再建を目指してくれると言い出し、急に勇気が沸きました。

今は、工務店の皆様に工事をお願いしたりしているのと並行で自分たちができる補修を自力でやっております。 予算がない中、娘の同級生が手伝ってくれたり、しながら・・本当に恐縮ですが、富崎館の再建を少しでも地域の復興へ役立たせたいと考えております。

 ご先祖の意思を継ぐ。
 そういうとなんだか重い話のようにも聞こえますが、50歳を超え、その価値を感じることが多くあります。 
 村を襲ったピンチは今回だけではありません。
2度にわたる布良の大火災や、戦後間もない1948年には「アイオン台風」により大災害と受けておりますが、そのたびにこの村は先祖の手により復活を遂げました。
 富崎地区の小学校(すでに廃校になりました)は「これからは教育が大事だ・・と富崎村の先祖たちがツルハシを振るい、開墾し作ったものでした。

 今、生きている僕らがこの村の復興を諦めるわけにいかない。
ご先祖の意思を受け、次世代にこの村を繋いで行かねばならない。今時そんな・・と思われる思想かもしれませんが、僕は今だからこそ大事だと思うのです。

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