見出し画像

「学校専用動画教材配信チャンネル」岡山市内600名規模の小学校で生まれたgood practice

概要

学校のHPにオンライン授業特設ページが作られ、パスワードを入れてアクセス。そこへアップされているyoutubeの動画を通しての学習サポートが行われた。毎朝、10~15分の動画数本と動画で必要なプリント・ワークシートがアップされ、その日の好きな時間に動画教材の視聴ができた。

経緯

新学期が始まり授業の導入が終わった段階で休校に。最初は多くのプリントを渡されて自宅学習をしていたところ、GW明けから早速教材動画配信が開始。

コロナ禍での課題

学校生活に馴染めるだろうかという不安
学習面はもちろんのこと先生やお友達にも会えない日が続き、これから学校生活行けるのだろうか、新しいクラスに行けるのかな、という気持ちがあった。

動画教材のポイント

①分からないところは何度でも確認できる
動画教材だと分からないところを止めたり、理解しているところは早く次に進めたりできる。

②オンライン教材でのコミュニケーションの工夫
学校の先生たちのインタビューの動画や ”コロナ禍でも先生たちは学校でこんなことをしています” といった動画がアップされた。そこから「先生に会いたいな、学校に行きたいな」と思えるようなきっかけに繋がっていた。(※教材の動画よりも、先生が登場する動画を繰り返し見ていたとのこと。)

保護者さんから見て

ー先生方の工夫がとても大きかったです。
動画をたまに一緒に見る中で、先生方はかなり細かく動画教材の準備をしてくださったんだろうなと感じました。子どもたちが黒板を見ているのが通常の授業スタイルだと思いますが、黒板や先生を写す場面もあれば、プリントを写す場面もあったり、一旦動画をとめて作業してみようという指示もあったり、動画教材に対応している場面が多くありました。
また座学の教科だけでなく、図工・体育・音楽などにも対応してくださっていました。音楽の動画では、先生が歌を作られて、動画の最初と最後に歌うような場面もあり、どうやったら伝わるのだろうか、と先生方が頭を使ってくださっていることがわかりました。

ー通常授業に戻って
通常授業に戻り、当初不安に思っていた学校生活にも元どおり適応していく姿が見られました。自宅学習から学校での学習へと、また環境が変化したので先生方も個別に面談してくださったり、学校の様子を伝えてくださっています。休校でも通常授業でも、場に応じて今何が必要なのか考えることが大切だなと感じる機会になりましたね。


NPOだっぴでは、岡山の教育ICT化が県全体として推進していくよう、ICT化がどのように進んでいるのか、保護者の目線から声を集めて、その事例を紹介していきます!
▼GoodPracticeの情報を募集中です!https://forms.gle/i7BqPVoNVWDqswFS6
事例が先進的である必要はありません。大きくても小さくでも「よかった」「助かった」という声を事例とともに発信していきたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?