日記 #70 2020.07.23 「地球防衛軍 その1」

先日、PS4版の「地球防衛軍5」を買いまして、最近ちょこちょこ遊んでるんですけど、それについての日記を書こうと思います。

「地球防衛軍」が何かというのは、これは言わずもがな皆さん義務教育で因数分解と同時期に学んでらっしゃることと存じますが(時間割の「地」が「地球防衛軍」のことでしたね懐かしい)幼少期を海外で過ごされた方がこれを読んでいる可能性に配慮して簡単に説明させていただきます。

「地球防衛軍」ていうのはざっくりいうとテレビゲームのタイトルですね。いわゆるTPSと呼ばれるタイプのアクションシューティングゲームですが、元を辿ればプレイステーション2で発売されていた「シンプル2000」シリーズのいちタイトルに過ぎませんでした。シンプル2000ていうのはご存知の方もいらっしゃいますでしょうが、ゲームソフトってその品質内容如何に関わらずだいたい一律の定価をつける風潮があって(ファミコンだったら自分の時は5,800円、スーファミは8,000円、初代PSも5,800円だったかな。PS2の時は忘れた)一方、シンプル2000は、その名の通り2,000円と割安、代わりに内容はめちゃくちゃシンプルでオリジナリティとかクオリティとか一切無視の例えば「THE 麻雀」とか「THE 野球」とか、あとはフルプライスで出したら制作会社に車が突っ込んできても仕方がないレベルの独創的が過ぎてもはやフェティッシュの領域では? アロマ企画か? みたいなまさしく企画モノゲームが量産されていたのですが、そのうちの一つが「THE 地球防衛軍」だったわけですね。

そんなソフトの開発にはとにかく「お金をかけない」ことが重要で、「THE 地球防衛軍」ではキャラクターが動き回れるそこそこ広い3Dのマップなんかも使ってるんですけど別のゲームの使い回し、主要キャラクターはウルトラマンシリーズの科学特捜隊みたいな格好をした「レンジャー」1人、ストーリーは特になくて出てくる敵もほとんど蟻、あと色違いの蟻、あとたまにUFOとかなのにステージ(面)の数だけがやたらに多く60面(だったかな。忘れた)とかある(が、マップの使い回しも多い)みたいな感じでとにかくチープであったわけです。

しかしながら、そのチープさがいわゆる「キッチュ」的な雰囲気を醸し出しているうえ、細かいところにこだわらず割り切って作られているからなのか謎の小気味よさ、爽快感が発生しており、シンプルシリーズとしては異例のヒット、そして続編が製作され、しかも機種をまたいでさらなる続編が制作されつづけており、来年には「地球防衛軍6」が出るそうです。マジかよ。なお似たような状況にあるゲームとして「お姉チャンバラ」がある。こちらは実写映画にもなっている。「お姉チャンバラ」てタイトル考えた人、頭抱えたりしなかったかな。

さておき「THE 地球防衛軍」もいつしか「地球防衛軍」となり、シリーズのここ数本はもはやフルプライスで販売されてたり、なんかスピンオフみたいなゲーム(できは悪い)が出てたり、普通に人気シリーズみたいな顔をして売られている。しかし内容的には当初の雰囲気を守ろうとしており、いい意味で力の抜けた演出が持ち味となっていて、わたくしは割とずっと好きなシリーズなのです。

とまぁ簡単に説明させていただいたわけですが、先日買ったというのはPS4で出ている「地球防衛軍5」です。その進捗とか感想とかを日記に書いてこうという魂胆ですね。お手軽。

んでねぇ、なんかストーリーがほとんどないとか書きましたけど、売れ路線に乗ってからはストーリーもほんのりちゃんとしようとしてんのかなんなのか、微妙に創意工夫を感じられるんですよね。といっても戦闘中に聞こえてくる軍本部のお偉いさんとか無線係のお姉さんとかが全部セリフで物語を説明してくれるっていうアニメ映画版「ゲド戦記」みたいな感じではあったんですけど、「地球防衛軍5」だと主人公がそもそも軍人ではなく、たまたま基地にいた一般民間人が流れで戦闘に参加することになり、そんな中で宇宙人をヌッチョロす(※暴力的な表現に配慮した表現)才能を開花させていき、次々と武勲を立てていくみたいな話になっておりました。なんかそういうベッタベタな物語性をブッ込んでくるのが地球防衛軍です。なおゲーム性にはまったく影響しません。ただ虫を高火力の武器で吹っ飛ばしていくだけのゲームなので…。

そんな主人公ですが、ステージ10までクリアして宇宙人(の送り込んでくる虫型の怪物)をめっちゃくっちゃヌッチョロすというか他の隊員が全員名誉の戦死を遂げているのに主人公だけが体力ゲージ満タンで生き残って敵を殲滅しているのにも関わらず、未だに次のステージでは他の隊員から「民間人! 俺たちが守ってやるからな!」とか言われており「THE 地球防衛軍」らしさをビシビシ感じる。そこらへんの整合性を一切取ろうとしないよね知ってたけど。

で、それが昨日のことで今日も10ステージ進めて(さすがに主人公も軍に正式入隊したようである。途端に「隊長」になって隊員を連れて歩くようになり世界観の適当さがすごい)合計で20ステージクリアしたんですけど、全体の進捗率で言うと18%らしいです。20面クリアして18%。はい。

そんな「地球防衛軍」がわたくしは大好きなんですね。皆さんも時間がとにかく余りまくって仕方がない、という時にはぜひやってみてください。

それではおやすみなさいませ。わたくしはもうちょっと虫を狩ってきます。


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