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【人材育成】他者評価と自己評価のギャップに関する考察

自分が思う自分の評価と、他者から見た自分の評価。この二つにギャップがある項目は、すべて弱点であるらしいという話。

会社のリーダーシップに関する研修の中で360度フィードバックを実施し、その見方についての解説があり、納得した話をお伝えしたい。

そもそも360度フィードバック(評価)とは??

360度評価は、被評価者に関連する人たちが多面的に評価をする“1対多”の関係において評価を行う方法。上司からの評価だけでは見えないような評価が見えることが利点である。

例えば、部下の面倒見がとてもいいとか、他部署からのお願いに真摯に対応してくれるとか、清掃スタッフに毎日挨拶をしているとか。上司一人だけでは偏りが出てしまうし、死角になってしまっている部分が評価できない可能性があるので、それが防げるというメリットがある。

今回の研修では、他者だけではなく自分で自分を評価してもらうようにしていて、それぞれの評価を得点化し、それぞれの差分を見える化することによって強みと弱点を把握しよう、というものだった。

自己評価より他者評価のほうが低い場合

これは弱点といわれて納得感がある。

自分が出来ていると思っていても、他人は全然出来ていないと思っているという状況。自信過剰な部分といってもいい。

一方で、まだ誰も気づいていない隠された才能だとも言えるかもしれない。うまく伸ばせると、誰か気づいてくれる人が現れるかもしれない。

他者評価より自己評価のほうが低い場合

これって弱点なのか?と思い、解説を聞いてみた。

講師曰く、「自分が意識しなくても出来てしまっていること、かつ他の人には出来ないこと」であるからこの現象が起こるとのこと。

さらに、その人はできることが当たり前だと思っており、他の人が出来ないときに「なんでこんなことが出来ないんだ。」という気持ちになって、事この点に限って言えば、他者への評価が厳しくなるとのこと。

納得。

例えば自分の場合だと、スピーチが好きだが、あんまり準備しなくても直前になると構成が頭の中に降りてきて、わざわざ暗記しなくても5分ぐらいなら話せる。

友人の結婚式のスピーチとかは大得意。

スピーチの時に原稿を読むだけになっていたり、ネットで拾ってきた文章をそのまま暗唱しているような話を聞かされるとガッカリする。なんでこんなスピーチしかできないの?と。

一方で、できないこともたくさんある。

名簿を作ったり、偉い人たちにメールを送ったりするような事務作業は、午前中にやらないとミスを連発してしまう。

大事なメールだと分かっていても、送信する前に見直しをしたとしても、なかなかミスが減らない。

多分、他の人から見たら単なる注意散漫とか、適当に仕事している人だと思われているはず。

でも自分にとっては、真剣にやっていても無くならない、重大な問題。

最後に

自分を過大評価も過小評価もなく見ることが出来る人はいないと思います。

それを補正するきっかけになるのが360度フィードバックと理解しました。

多分自分が360度フィードバックを実施したら、ギャップがたくさん出てくるんだろうなと思い、そうなる前に自分で気づいている部分は適切な自己評価ができるようになっていようと思いました。

あんまりショックが強いとやる気なくなっちゃうので、優しい言葉を使ってくれる人を選んでやってみたいと思います!

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