まりも しまこ

パニック症で会社辞めた系イラストレーター。生きやすい世の中になればいいよね。もさもさコ…

まりも しまこ

パニック症で会社辞めた系イラストレーター。生きやすい世の中になればいいよね。もさもさコロコロしてます。

マガジン

  • パニック症で会社辞めたけどあれはADHDだったのかもしれない

    生きづらさを感じる人のヒントになれたらうれしいです。

  • パニック向き合い日記

    たまに耳にするパニック症。どんなものか知っていますか? よく分かってない私がパニック症になったらこうなった! マンガと文章でまとめています。 世の中の「困りごと」のひとつ、パニック症のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。 *医療関係者ではないため、一般の知識というよりは「私の場合」をメインにまとめています。詳しく知りたい方は、ご自身で調べていただくようお願いいたします。

最近の記事

【こまった部下】「もしかして発達障害…?」そんな時の話

久々の更新です。以前の流れで続きを書くつもりでしたが、最近思うことがあったので、今日はそちらを。 いま困っている人に寄り添えればと思い筆を取りますが、私は発達障害の専門家ではありません。わたしの文章は参考程度にしていただいて、末尾に私と友人の一助になった書籍の紹介をさせてください。 「こまった部下」の話半年ほど前からでしょうか。 友人から「聞いてよ、私の部下がさ〜」と、部下の『やっちまったなぁ!』なミスや失敗談を笑い話として報告するLINEが来るようになりました。 最

    • 発達障害を障害たらしめるものってなんだろう

      ADHDは、日本語訳で「注意欠如・多動症」と訳されます。 時に、「注意欠陥多動性障害」とも呼ばれます。 症状は「ひとことでまとめたらうっかりさんでそそっかしい人」と言いたくなるものが多いです。 でも、うっかりさんでそそっかしい人が全員ADHDと診断されるかというとそんなことはありません。 病院に行けば、医師の問診やカウンセラーとの対話などで症状の確認をするわけですが、一番肝心なのは「学習や仕事、生活に支障があるか」です。 冷静に考えれば、そりゃそうです。 <忘れ物が

      • え?わたしADHDなの?…なにそれ。②

        ボランティアとして所属していた団体の職員さんから「ADHD」と言われたわたしの話その2です。 「なんだそれ」と思ったわたしは、大学や地域の図書館、書店でかたっぱしから調べました。ADHD。注意欠陥多動性障害。。 子どもと関わる中で、よく先輩たちから 「ほんとセンスないねぇ!」 「おもしろい子がいるって聞いてたけど、君のことかぁ」 「人前に立つ時はフラフラしないでまっすぐ立つ!」 「落ち着け」「だから落ち着けって」 と𠮟咤激励されていました。 愛情ゆえの言葉だということは

        • え?わたしADHDなの?…なにそれ。①

          少しずつ時間を遡って書いています。 みなさんは「ADHD」という言葉をいつ頃知りましたか? わたしは、2007年。ちょうど12年前に知りました。 当時、大学2年生だったわたしは、サークルにも入らず、大学にも馴染めず、学外の団体に所属してボランティアをしていました。 (大学生活は本当にダメでした。友だちはおらず、名前を知っているのはゼミの仲間とクラスが同じだった数人です) その団体は、幼児〜中学生を対象にしたキャンプを行っている団体。教育学部や幼児教育系の勉強をしてい

        【こまった部下】「もしかして発達障害…?」そんな時の話

        マガジン

        • パニック症で会社辞めたけどあれはADHDだったのかもしれない
          6本
        • パニック向き合い日記
          6本

        記事

          ADHDの診断をもらったことはあるけど信じていない話

          ADHDの診断をもらったことがあります。 でも、私の中ではなかったことになっています。 そんなことある?という感じですが、そんなことになってしまいました。 2年少し前のことです。 自分の精神状態がおかしいと感じて半年経った頃。 ふと「病院に行ってちゃんと治してもらおう」と思い、職場の近くの心療内科へ行きました。 その心療内科は大きくて有名な病院。行ってみると、診療室がたくさん(8つくらいあった気がする)あって、待合室は患者さんでいっぱいです。 問診票へ記入を済ませる

          ADHDの診断をもらったことはあるけど信じていない話

          パニック症で会社を辞めたけど、あれはADHDだったのかもしれない②

          つづき。 新年早々、謎の発作に見舞われたわたし。 どうしよう わたし、普通じゃない・・・ 翌日がちょうど、3ヶ月に一度の上司との面談の日だったので、上司に相談。 「からだがおかしいんです。  今のままでは仕事ができそうにないんです」 そしたらひとこと、ズバッと言われました。 「仕事辞めた方がいいんじゃない?」 えーっ!?ですよね。 周りに話すと、「そんな突き放し方ある!?」「休職にするという案はなかった!?」と非難轟々ですが(笑)、当時本当に辛かったわたしは、この

          パニック症で会社を辞めたけど、あれはADHDだったのかもしれない②

          パニック症で会社辞めたけど、あれはADHDだったのかもしれない①

          最近、ひょんなことから発達障害について調べていました。 「調べていました」というか、もともと多少の知見はあるつもりで、むしろ以前一度ADHDと診断されたことがあるのですが、検査があまりにも適当だったので、その診断自体は信じていません。 ただ、ここ数日で発達障害にまつわる本を何冊か読み込むうちに「あぁ、あれはADHDの二次障害としてのパニック症だったのかもな」と思い始めたので、その想いなど記しておくことにします。 会社を辞めて、もうすぐ2年経ちます。 当時働いていたのはベ

          パニック症で会社辞めたけど、あれはADHDだったのかもしれない①

          day5.【最終回】レッツゴー鍼灸院!そして・・・

          というわけで、完結編です。つまり結論は、パニック症ってよくなる!!(「治る」という表現より、寛解するという表現の方が適切かも。油断は禁物だし、完治する類のものではない気がしています) マンガの中で、「しまちさんは薬を飲み始めて日が浅いから〜」という言い回しがありますが、これはあくまで「日が浅い方が薬が抜けるのが早い」という話です。症状が軽くなるのに時間差はあれど、「服薬期間が長いから改善しません」ということではないそうです。 ▼合う合わない、はあると思う私は、服薬して

          day5.【最終回】レッツゴー鍼灸院!そして・・・

          day4.薬を飲まずに元気になりたい

          ▼薬と病院にさよならを薬を飲み始めてから、「頭がぼんやり」の症状がよりキツくなりました。自分の感覚を信じるなら「不安を感じなくするために、感情も思考も麻痺させる薬」という感じ。確かに発作は起こしたくないけど、これではなんの解決にもならない。改善するイメージが全く持てず、病院も薬も信用できなくなって、通院をやめました。(減薬を先生に相談するも「それなら胃薬を減らそう」と言われ…そこじゃない!とずっこけました) 減薬→断薬は、完全に自分の判断で行ったため、ここには詳細は書き

          day4.薬を飲まずに元気になりたい

          day.3 パニック症ってつまりなんなの?-発作より大変な…編-

          「予期不安」と「回避行動」のお話しでした。 しんどさを避けたがために自分を責めて、また発作…そんな負のループを繰り返すのがパニック症です。自己肯定感は微塵もなくなるし、体はいっこうに良くならない。うつ症状が出て然るべきだと思います。ちなみに、うつ→パニックの順番で発症する場合もあるし、パニック→うつの順番で発症することもある。私はおそらく、プチうつ→パニック→うつだったと思われます。 ▼軽いか、重いか絶頂期は本当に辛くて先が見えなくて、ふと「死んでみたらどうかな」と(

          day.3 パニック症ってつまりなんなの?-発作より大変な…編-

          day.2 パニック症ってつまりなんなの?-発作編-

          実は私、自分がパニック症になるまで、その症状を全く知りませんでした。(なんか混乱しちゃうんだろうなーみたいな、ドラクエでいうメダパニみたいな偏ったイメージのみ)結構そういう方は多いのでは?と思っています。私だけかな。 実際なってみると、発作しんどい!しんどい!し・ん・ど・い!!!! 発作を起こしている間は「心臓病!?死ぬの!?死ぬの!?!?」と文字通りパニックになって、症状はさらに悪化。負のスパイラルです。 ▼発作のあとのこと不思議なのは、1回の発作は10分から30分

          day.2 パニック症ってつまりなんなの?-発作編-

          day.1 会社は辞めた。病院へ行こう!

          「辞めたほうがいいね」「じゃあ辞めます」ベンチャー企業に約3年務めました。入社当時は、その会社の社会的意義に身震いし、一心不乱に仕事しました。その後、新規プロジェクトの立ち上げ役に抜擢され、自分にとっての天職だと思っていた時期もあります。 ところが、この1年で会社の体制が変わったこともあり、自分の価値観と会社の価値観にズレを感じることが増えました。上役との意見の擦り合わせも試みたけどうまくいかず。私は納得できないと動けない。でも雇われてる身なんだから働かないと…という、

          day.1 会社は辞めた。病院へ行こう!

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          day.0 パニック症が始まった日

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