見出し画像

day.2 パニック症ってつまりなんなの?-発作編-

実は私、自分がパニック症になるまで、その症状を全く知りませんでした。(なんか混乱しちゃうんだろうなーみたいな、ドラクエでいうメダパニみたいな偏ったイメージのみ)結構そういう方は多いのでは?と思っています。私だけかな。

実際なってみると、発作しんどい!しんどい!し・ん・ど・い!!!!
発作を起こしている間は「心臓病!?死ぬの!?死ぬの!?!?」と文字通りパニックになって、症状はさらに悪化。負のスパイラルです。

▼発作のあとのこと

不思議なのは、1回の発作は10分から30分くらいで治ること。
そして、収まったあとの精神状態は至って普通。いや、発作を起こしたことには落ち込むのですが、発作中に感じていた絶望感や不安感はすっとなくなります。とはいえ体はものすごく重たく、だるくなるので、発作を起こしたという自覚は次の日まで残ります。

▼もし身近な人がパニック発作を起こしたら

体がしんどく、ものすごく心細く感じる発作だということを知った上で、「ついているから大丈夫」「息をゆっくり吐いてごらん(過呼吸で吐きにくくなっているので、リードしてあげる)」という声かけをして、手をにぎってあげてほしいです。
もしくは、発作が起こることを知っている場合は「発作が起こったらどうしたらいい?」と聞いてあげてください。その人なりの要望があるかもしれません。

パニック症は不安障害の一種です。不安を感じて発作を起こす場合と、発作を起こして不安を感じる場合、両方ともありますが、どちらにしても安心することが大事。そんなことを頭の片隅に置いてもらえると嬉しいです。

もしもの対応は、改めて書く予定です。

▼次回の予定

というわけで、次回は「予期不安」と「回避行動」について。聞いたことがない人もいるかもしれませんが、発作そのものよりも、むしろこの2つが回復を阻んだいると思います。気になる方は、ぜひフォローして更新を待っていただけると嬉しいです^^

それでは!

*参考文献、webサイト*
貝谷久宣『パニック症(パニック障害)の人の気持ちを考える本』(講談社)
こころのひだまり http://www.cocoro-h.jp/panic(ファイザー株式会社)


書籍購入ほか活動費にあてさせていただきます。