見出し画像

アニポケXYが最強な理由を挙げてみた

比較的上の世代からの評価が高いアニメ「ポケットモンスターXY」および「ポケットモンスターXY&Z」。

私もリアルタイムではとっくに卒業していたアニポケですが、ステイホーム期間後、アマプラで懐かしいアニポケを視聴、その続きで評価の高いXYを見てみたところ、どハマりしてしまいました。

同じアニポケシリーズの中でも、アニポケXYなぜこれだけ評価が高いのでしょうか?
ほかのアニポケシリーズとの違いを中心に、アニポケXYが最強な理由をまとめてみました。

アニポケXYが最強な理由① ~作画と音響がレベチ~

アニポケXYの最大の特徴は、圧倒的な作画の良さです。

特にバトルシーンの躍動感や迫力には目を見張るものがあります。
アナログ放送だった時期から比べると圧倒的な技術の進化を感じますね。

さらに、BGMの音響もかなりいいです。
というかBGMの曲自体もいい曲が多いです。

タイトルコールのBGMや映像の時点で近代的な雰囲気を感じることができて、ワクワクさせてくれる作品です。

アニポケXYが最強な理由② ~サトシが強い~

これまでのアニポケシリーズでは、「サトシリセット」と呼ばれる、シリーズが新しくなるとサトシが弱体化するという現象が多くありました。

特にXYの前作のベストウイッシュの最初では、新人トレーナーに敗北するなどお恥ずかしい弱体化具合でした。

しかしXYでは手持ちをピカチュウのみから始めた以外は弱体化しておらず、物語冒頭から強さを見せています。

その後も手強いライバルが現れる中着実に成長、最終的にはメガストーンなしでゲッコウガをメガシンカと同様の状態にする「キズナ現象」により、「サトシゲッコウガ」を生み出してしまうなど、長年旅してきた(はずの)サトシの強さが特に際立った作品でした。

アニポケXYが最強な理由③ ~突き上げライバルと最強ライバル~

これまでのアニポケシリーズでもサトシにはライバルがいましたが、無印時代の「シゲル」、ダイヤモンド・パール時代の「シンジ」を除くと、イマイチぱっとしない印象でした。

しかし、今回はタイプの違う2人のライバルによって物語は盛り上がりました。

1人目は、XY中盤から登場した「ショウタ」。

ショウタは、サトシと出会ったときはまだ未熟でしたが、研究熱心で、戦闘の経験を活かして着実に成長し、徐々に力をつけていきました。
ショウタにとってサトシは目標で、アニポケシリーズでは初めてサトシが追われる立場になりました。
そして、ついに物語終盤でショウタはサトシに初勝利。
サトシ対策万全のショウタは、ポケモンリーグ準決勝でもサトシを苦しめ、熱いバトルを繰り広げましたが、僅かな差でサトシが勝利しました。

2人目は、XY番外編の主人公で、XY&Zになってからサトシと出会った「アラン」。

アランは、フレア団のフラダリに利用されながらも圧倒的な実力を持ち、ポケモンリーグでもほぼリザードンだけで決勝までコマを進めました。
サトシにも1度も負けたことがなく、間違いなくサトシにとって歴代最強のライバルでした。
ポケモンリーグ決勝では、サトシと熱いバトルを繰り広げ、僅かな差でサトシに勝利しました。

ショウタとアランとのバトルはそれぞれ名バトルとして語り継がれています。
しかし、一方で、XY時代の強いサトシにポケモンリーグ初優勝して欲しかったという声も多く挙がっていました。

アニポケXYが最強な理由④ ~仲間を引っ張る大人なサトシ~

これまでのアニポケシリーズでは、旅仲間にはタケシなどのジムリーダー枠の先輩トレーナーがいて、そのトレーナーがリーダーとして引っ張っていく形でした。

しかし、XYではジムリーダー枠のシトロンが同年代(おそらく)であることもあり、サトシが仲間を引っ張っています。
もはや10歳とは言えない描かれ方です。

また、旅の仲間も全員仲が良く、お互いに喧嘩をすることがほとんどありません。
その上で、各キャラクターがそれぞれの個性を持っていて、それぞれが活躍する場面もあるという、非常にバランスのとれたグループになっていて、見ていてとても気持ちいいです。

さらに、アドバンスジェネレーション時代だとジム第一で、コンテストが開催される街に行きたいハルカと争うこともよくありましたが、XYでのサトシは、ジム戦よりも仲間のセレナのトライポカロン出場を優先するような言動をしており、大人な部分が見られます。

トレーナーとしてだけでなく、人間としても成長したサトシが見られるのがこのアニポケXYの特徴です。

アニポケXYが最強な理由⑤ ~フレア団編は映画以上のクオリティ~

アニポケXYは、途中でXY&Zに名前を変えます。
そしてXY&Zになってからは、ジガルデが登場し、フレア団との戦いが随時挿入されていきます。

正直XY編の平和感に慣れてしまうと、XY&Zになってシリアスな話が増えて疲れるよーという人もいるかもしれませんが、1話完結型じゃ物足りないという人にとっては毎週見逃せない展開になります。

そして、ポケモンリーグ終了後にいよいよフレア団のボス、フラダリが本格的に動き出し、カロスを危機に陥れます。
これまでのアニポケシリーズでも「~の危機」みたいなのはありましたが、だいたい2話ぐらいで完結し、大した被害もなく平和が訪れていました。
しかしこのフレア団シリーズでは、フレア団編本格化から5話にもわたり戦いが続きます。
しかもミアレシティは甚大な被害を受け、解決後も復興に時間がかかっている様子が描かれるなど、これまでと比べて遥かにスケールの大きい事件でした。

ジムリーダーが全員集結するなどアツいシーンに加えて、シトロンがシトロイドをやむなく破壊するシーン、サトシが「みんなの明日を奪うな」とフラダリに怒るシーン(ホントに10歳??)、ユリーカが泣きながらプニちゃんの歌を歌うシーンなど、泣けるシーンも各所に散りばめられていて、まさに映画を見ているかのようです。
というか、映画だと映画限定のキャラクターとかが主になるので、感情移入しにくかったりもします…。

とにかくフレア団編はもう映画です!!

アニポケXYが最強な理由⑥ ~ザ・ヒロイン!セレナ~

そして最後を締めくくるのは、アニポケXYのヒロイン、セレナです。

これまでのアニポケシリーズでもサトシに気があるのでは?と思わせるような言動が見られるヒロインはいましたが、XYのセレナは完全にサトシのことが好きだということがわかる描写がいくつもありました。

ポケモンでラブコメ!?と冷めた目で見る方もいるかもしれませんが、サトシとセレナの素敵な関係を見てるとそんなものは吹き飛びますよ。

そもそもXYでのサトシは他のシリーズよりも大人に描かれていることもあり、セレナに対してもイケメン行動が多いのです。

その中でも特に他のシリーズでは考えられなかったのが、セレナが初のトライポカロンで失敗したあとの一件です。
セレナは、人知れず海岸で泣いたあと、自ら髪を切ってショートに変身します。
そして髪を切って現れたセレナに対して、何とサトシは「似合ってるよ!」とお褒めの言葉を!

え!?あのサトシが…!?

恋愛に疎いのは相変わらずなのですが、最強な上にさり気ない女子への褒め言葉が言えるようになったサトシ、これはセレナも惚れてまうやろ~!

さて、それはさておき、セレナは恋愛面以外でもヒロインとして魅力的です。
サイホーンレースが嫌で旅に出たセレナでしたが、トライポカロンと出会い、着実に成長して、カロスクイーンに王手というところまで行きました。
詳しく語り出すとキリがないので概要だけでしたが、この成長具合もヒロインとしての魅力なんですよね。

あとは、サトシが風邪をひいた時に、あろうことかサトシに変装して身代わりバトルするなど、たまにネタキャラ化することもありますし、最後のジム戦で敗北し閉じこもってしまったサトシを叱り、本来のサトシを取り戻させるなど、サトシの起爆剤としての役割も大いに果たしています。

そして最後には何とサトシとキスまでしてしまうという、まさにザ・ヒロインなセレナの存在は、大いにアニポケXYを盛り上げたことでしょう。

まとめ ~アニポケXYは大人向け~

いかがでしたか?

アニポケXYシリーズが最強な理由をいくつか挙げましたが、総じてほかのシリーズと比べると対象年齢層が高くなっている、つまり大人でも楽しめる魅力が詰まった作品であることが言えます。

レベルの高い作画、サトシの成長、激しいバトル、ラブコメなど、大人が楽しめる魅力満載のアニポケXY、ぜひアニポケシリーズから離れてしまったあなたも、視聴してみてください。
Amazonプライムなどで全話視聴できますよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?