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仕事の前提は自分で定義し展開する

仕事をおこなう前提だが、ポテンシャル(やる力)は個人で着実にステップを踏んで力をつけていくしかない。
テストのようにすぐに結果がでないし、結果のレベルも徐々に高いものが要求されてくる。
不安にかられることがあるが、皆同じプロセスを歩んでいるので自分自身との戦いになる。

私は、仕事をするとき、このような考え方をベースにしていた。

ポテンシャル(やる力)×モチベーション(やる気)×ビュー(考え方)
×チャンス(やる機会)
  
スキル+知識+才能
才能 とは、その人のなかで 無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンであり、人のパフォーマンスを高めるとされる

例えば、部長になっからポテンシャルがあるかどうかは簡単にわからない。自分ではポテンシャルがあると思っても、経営者から見れば不足だと思われることがしばしばある。
ある程度キャリアを積んでくると、逆に、こちらが上司や経営者の能力を評価していることだってある。
一度、総務部長を降格させられたが、納得できなかったので退職した。
当然、自分で経営者の評価をしたうえで退職したが、その後、経営者の姿勢からくる問題を引き起こした。
評価については、お互い様である。
あまり気にしないで自分の自己研鑽をすると同時に、自分自身のレベルを常にチェックしておくほうが大事だ。

降格や降給に一喜一憂することなく、自分の信念に基づいて行動できるかどうかだろう。
高い目標や志をもっている人ほど、当然だが自己評価をしてもらうと低い点数をつける。
その人達は、常に現状に満足していないのである。
すべての事柄や人について厳しく見ている。
反対にこのような人から評価がもらえるように、自己に厳しくできるようになりたいものである。
私は、今でもとても厳しさが足りない。

モチベーションは、たいていの人はちゃんともっている。
個人の能力を上手く引き出せる上司が、残念ながら少ない。
それから経営層に問題がある場合、個人のモチベーションが高い人ほど離職する。
やりがいがある個人が、働きがいがない企業を選別するからである。
このような企業が比較的多いように思う。
自分ばかり責める必要はない。
自分のありようは、その人自身が一番よくわかっている。
大事なことは、勉強していくべき要素が沢山あるということを知ることだ。
特に成功している人から盗む、真似る、学ぶことが一番よい。

営業時代は、一年上の先輩のやり方を真似して苦手な飛び込み営業を克服した。
また、他社の優秀な営業から、その人間の行動パターンをよく見たり、あるいは考え方を聞いたりして学んだ。
違う会社だと、結構よく話をしてくれるので非常に参考になることが多い。管理的な仕事に変わってからは、知らないことが多く、取引先の営業担当者などから頻繁に教えを乞うた。
自分が知らければ、知っている人は皆先生である。
いろいろな局面で仕事を助けてもらった。
部長になろうが、知らないことには、部下からも学ぶ姿勢が必要である。
自分がすべて知っているという傲慢な態度に、真の成長は絶対にない。
役職は、単なる役割にすぎない。
上にいくほどよく働き、皆が楽に仕事ができるように適切な指示や改善を
おこない、その上に会社の業績を向上させるのが役職者の本来の仕事だ。

以前書いた新氏のリーダー考も実践的でわかりやすく実務で使える。
「権力」とは、相手に対して生殺与奪の権限を握っている人であり、組織用語では職務権限がある人となる。
いわば「必要条件」であり、組織では、「職務権限」がないと従業員に指示命令ができない。
日常的にはあまり見かけないだろうが、職務権限規程があり、これに基づき組織を運営していく。
組織運営のための大事な機能のひとつである。
大体、役職別(たとえば、部長、課長、係長、、、)に定められている。
「権威」とは、自分の中から生まれてくるものであり、なかなか簡単に作れない。
心からついていきたいと思える人である。
できる、できた人であり「才と徳」がある人だ。
仕事もできるが、人間としてもすばらしい人だ。
そういわれてみたいものである。

権力に頼らずに、人を納得づくのうえでリードするための基本で、かつ重要な能力とされる。
スキルは、勉強するためのツールがあり、会社の上司などから多くを勉強する事が可能だ。
しかし「徳」だけは、そういう人がいたとしても簡単に学べない。
本を読んでなんてことは、到底無理な話。
しかし、役職者で地位があがればあがるほど、身に着けておかなくてはならない。
多くの人の上に立ち、責任を引き受ける立場であり、強制力だけでは人は真の意味で動かない。
私のように徳がないと、動いている振りをされるだけである。
残念だが、事実だ。

「実績」は、いわずと知れた成果である。
これもないとビジネスの世界では評価されない。
当然だ、ビジネスとは、成果を出す、出し続けることである。
企業とは、そもそも成果を出す所だからだ。
今でも営業時代の日々の苦悩が夢にでる。
それほど厳しい。
毎月毎月結果が必要な世界だからだ。
それでもやってこれたのは、良き先輩と仲間がいたお陰だと思う。
あいつも苦労している、俺もやろうという執念だった。

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