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水族館のすゝめ

流石に自己紹介文だけだとブログとしての体裁が少ない気がするので
私の趣味の話をしたいと思います。

私は、無類の水族館好きです🐟

水族館がなぜ好きか?理由をひとことで表すことは難しいのですが

薄暗い空間の中で魚達がユラユラ動いていて
時折上の方から光が差し込んでくる

そんな神秘的な空間が演出されていることに魅力を感じているのだと思います🪼

地球の7割は海洋だと言われておりますが
日本から陸地から海を眺めた時

果てしない水平線が広がる先に一体何が棲んでいるのだろう?とワクワクします🌅

人間の手では届かないような、目では見えないような
自然界の一部を擬似体験出来るような気分になるからこそ
水族館へ行くことが好きなのかもしれません。


そんな水族館について
今回は私が今まで訪れた中で今すぐ魅力を語りたい!と思う場所を2つご紹介します。

①atoa (兵庫県神戸市)
先日神戸へ旅行に行く際、観光について調べていた際に見つけた水族館です。(その前からインスタでは話題だった様子)
2021年にオープンしたばかりの水族館で
神戸市の中心街、三宮から電車やバスですぐの距離にあるのでアクセスし易いです。

私は元々関西に行く機会は多かったのですが
コロナ禍でその機会がめっきり減ってしまい、まさしく知らぬ間に出来ていた、という感覚でした。

また、神戸には須磨海浜水族園という敷地面積の広くて満足感たっぷりな水族館や
廃校を利用したコンセプト優勝なみなとやま水族館があるため
はじめに抱いた感想としては「激戦区に作ったな〜」というものでした。
※現在、須磨海浜水族園はリニューアル工事の為、休館しているそうです。

そんなatoaですが
魅力としては、キャッチコピーにあるように
「アクアリウムとアートが融合した新感覚の都市型水族館」

透明な水槽とアートを照らす照明の演出が素晴らしい水族館です。

入口すぐの「はじまりの洞窟」

この入口付近の時点で、異空間へ迷い込んだ気持ちになります。

さらに進むと、日本らしい金魚や錦鯉の展示エリアがありますが

赤い橋の下で鯉が棲息している
水面に対するライトの色合いもマッチ

日本人大歓喜な雰囲気づくりですね。

というよりも、海外から来た方が想像する「日本らしさ」を体感出来るスペースである気もします。

施設の意図としてどちらを優先的にターゲットにしているかは不明ですが
どちらにせよ日本の伝統的な景色と現代の最新的なライティング技術の融合に心惹かれました。

ポルカドットスティングレイ(高値)

個人的には水族館での展示が少なく、かつ近距離で見ることの少ない淡水エイを間近で見られたことに感動してました。

淡水エイは有名バンドと同じポルカドット・スティングレイという名前(エイが先輩)ですが
アクアリストの中で高値で取引されているイメージがあります。

おそらくマニアの方で斑点の模様の美しさや個体の大きさ等でグレードが付き、価格が高騰している気がします。

私もお金持ちになったら家に巨大水槽を作って飼育したいな、と思うこともありますが
シンプルに毒性のある動物と共存するリスクが怖いので
こうやって水族館を優雅に泳ぐ(ほとんど動きはしない)姿を眺める方が、きっとお互いにとって幸せなんだろうなと感じます。

他にもSNSでバズった丸型の水槽もあり

360度違った表情

敷地面積の関係上メインとなる巨大海洋生物を飼育することが出来なくても
工夫によってその水族館ならではの見せ方が出来るんだなあ〜と感心しました。


②名古屋港水族館(愛知県名古屋市)

名古屋市民・愛知県民には「我らが名古屋港水族館」という言葉があると聞きましたが(ソース不明です)

日本国内の最大延床面積・最大水量を誇る圧倒的規模の水族館です。

この水族館は①のatoaと違い、それこそ
圧倒的物量!!!!!な水族館ですが

細かな展示まで見やすく、広い館内を飽きずにグルグルと散策することができます。

ライティング美しすぎ

中でも個人的に満足したことは
マイワシのトルネードイベントでした。

水の中で群れを生して泳ぐマイワシの習性を活かしたショーで
エサで誘導していくと、水槽内に大群によって大きな流れが出来ます。
音楽に合わせて群れが為す動きが移り変わる様は圧巻でした。

トルネードのはじまり
優雅

個の力は小さいものですが、それが合わさると大きな力になる
リアルなスイミーの姿を見ることが出来ました。

ここまででも充分素晴らしい水族館ですが
名古屋港水族館の代名詞といえばの話がまだ出来てません。

みなさんまだ読んでくださってますか?

名古屋港水族館の目玉といえば、間違いなくシャチでしょう。

海の王者

写真のタイトルは王道に海の王者というものにしましたが

「覇者」「征服者」「支配者」「首領」

どんな言葉に対しても引けを取らない、紛れもなく海の食物連鎖の頂点の存在です。

※言葉の意味的に「王者」は平和的な方法によって頂点に立つ者の例えのようで
 シャチは獰猛性があることを考えると「覇者」の意味がしっくりくるかもしれません。

そんな自然界の王様を飼育出来る環境を整備することは容易ではなく
日本で現在シャチを見ることが出来る水族館はここ名古屋港水族館と千葉県の鴨川シーワールドのみです。

大きくて獰猛な生物を目の前にすると少し身構えてしまいますが

愛嬌たっぷりにシャチホコのポーズ

飼育員さんの合図に合わせてしっぽでポージングする姿はめちゃくちゃ可愛かったです。

シャチを飼育したくなりました。

また、現在(2024年4月)、日本でシャチを見ることの出来る水族館は2箇所のみですが

先に触れた「須磨海浜水族園」が2024年6月のリニューアル後に、新たにシャチの展示を始める予定だそうです。

リニューアル後は「須磨シーワールド」という名前に変わります。
「スマスイ」という愛称で親しまれてきた水族館のため、名前が変わることに対して始めは衝撃でしたが

シャチの展示含め、これまで以上にスケールの大きい、魅力的な水族館になることが期待されています。

そして、名古屋港水族館を訪れてみて、やはりシャチという生き物に対する愛着が増しましたし

そんなシャチとショーを繰り広げている鴨川シーワールドにもぜひ行ってみたいと感じました。



こんなところになります。
サクッと書くつもりが、初回からヲタク丸出しの文量になってしまいましたね。
読んでいただきありがとうございます。

正直、日本には大小様々な水族館がありますが、優劣はなくて
水族館毎に「どのように海の世界を表現するか?」という創意工夫が感じられることがとても楽しいポイントだと思います。

水族館というのは、日本のほとんどの都道府県に存在する程メジャーな施設ですが
これ程の数の水族館(海洋生物に関する博物館)があるというのも、周りを海に囲まれた島国日本ならではなのかもしれませんね🏝️

今回は初回ということもあり、メジャーな水族館のレポをさせていただきましたが
ニッチな水族館にもそれはそれで良さがあります。

また他の水族館についてもレポしようと思います👍🏻

記事を読んでくださった方が、今回取り上げた水族館については勿論のこと
他の水族館にお出かけした際にも、どういう風に楽しもう???と考えるきっかけになれれば嬉しいです。
日本の水族館産業の発展を微力ながら祈っております。

※今回ご紹介した水族館のホームページ

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