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BRONCOのタイムを有効活用しよう!!!

<加筆>
BRONCOタイム「分:秒」をエクセルを使って「トータル秒」に変換できる簡単な方法を載せました。記録用紙に「分:秒」で書いた数値を頭の中で変換してエクセルに入力しなくても、一旦入力してから変換すれば時短にもなるので参考にしてみてください。

こんにちは、ラグビーSCコーチの中村です。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます!

特に最近はこの記事が読まれているようです。

この記事で紹介している「BRONCO Test」について新しい情報を得たので紹介したいと思います。


今回の内容はタイトルにもある通り、

BRONCOのタイムを有効活用してみよう!!!

です。


BRONCOの紹介は先ほどの記事にしてあるのでまだ読まれてない方は読んでみてください!


今回のポイントは、

MAS


まずは「MAS」の紹介からいきましょう!


MASは、

「MAS:Maximal Aerobic Speed」

最大酸素摂取量を達成できる最も速いスピード
最も効率よく持久力を鍛えることができるスピード

ということになります。


効率よく持久力が鍛えられるなんてそんな素晴らしいことないですよね!


このMASをBRONCOのタイムを使って計算できるようです。


その計算式がこちら!


<体重が重い選手(約100kg)の場合の式>

MAS(m/s) = 1200 / (BRONCOタイム*秒 - 29)


<体重が軽い選手の場合の式>

MAS(m/s) = 1200 / (BRONCOタイム*秒 - 20.3)


この式ではMASm/s(秒速)で計算されて出てきます!

個人的には秒速より時速の方が現場では使いやすいので時速に変換したいと思います。


その式がこちら!

MAS(m/s) x 3.6 = MAS(km/h)


この計算をすればBRONCOタイムからMAS(km/h)を計算することができます。


どうですか?簡単じゃないですか?


実際にBRONCOのタイムを使ってMAS(km/h)を計算してみましょう!

世界的に有名な「ボーデン・バレッド」選手のタイムを参考に。

まずボーデン・バレッド選手のBRONCOタイムですが、なんと...

BRONCO time = 4:12

このタイムを見て驚愕しました!!!

ボーデン・バレッド選手の体格は身長187cm、体重91kg!

この体格の選手がこのタイムで走るなんて驚きを隠せません...


気を取り直して、計算していきましょう!

4:12を秒数にすると「252」秒


これを式に入れると、

MAS(km/h) = (1200 / (252 - 20.3))*3.6

MAS(km/h) = 18.6 km/h        

時速18.6kmが持久力を効率よく伸ばすためのスピードになるということになります。

ラグビーのグラウンドで走るとしたら、50mだと9.7秒100mだと19.3秒のタイム設定になります。

このタイム設定でタイムに間に合わなくなるまで走り続けるのが1つのトレーニングになりますね!

ーーーーーーーーーーー加筆ーーーーーーーーーーー

タイム「分:秒」を「トータル秒」に変更する場合はエクセルでこんな入力・計算方法を使うと簡単にできます!

まずは「分」と「秒」を横並びで別のセルに入力します。

「秒」横に「トータル秒」のセルを準備してそこに

トータル秒 = 「分」 x 60 + 「秒」

上記の計算式を入力すれば簡単に「トータル秒」を計算することができます!

スクリーンショット 2020-08-30 16.51.47

データをエクセルで管理している人がほとんどだと思うので活用してみてください!

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今回は「こんな計算式がありますよ!」という紹介でした!

計算式のところの式の使い分けがざっくりとしています。

個人的には95kgくらいからは体重が重い選手の計算式を使ってもいいんじゃないかな、という印象です。

もとになっている論文の全文がまだ手に入っていないので、手に入り次第内容を更新したいと思います。

1つの参考にしてもらえればと思います!


最後まで読んでいただきありがとうございます!

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