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もういないひとへ

いきなり君を思い出した。最後に会ったのはいつだっけ。もうすっかり忘れた。すぐに思い出せるのは君の嫌いなところだけ。好きだったところがどうしても思い出せない。そうなると一緒にいた時間があまりにも無駄だったんじゃないかと思えてくる。君を思い出すたびにそんな事を考えている。という事は君を忘れていないという事になる。それもすごく癪な話で嫌になる。いっそからっぽになってくれればいいのに。どうせもういないんだから。


お読み頂きありがとうございます。コーヒー代と本代に使います。