2023/04/16

数日分の日記です。

2023/04/13

小さいタルトを買って食べた。綺麗なイエローのレモンカードの上に王冠のように丸く整列をしたメレンゲがちょこんと佇む可愛いタルトだった。
レモンカードを囲う堅牢な円形のタルト生地は隙が無くフォークで一口分を切り出そうにもどうも上手くいかない。誰も見ていないしいいかと思い手で掴んで真横からかぶりついた。タルトの上から下まで全ての味が一度に口の中に入ってくる。なんだかいつもより美味しく感じた。

2023/04/14

AIチャットに話しかけることにまだ少し気恥ずかしさを感じているしオッケーGoogleがいまだに言えない。

2023/04/15

体調が悪かったので久しぶりに日付が変わる前に寝た。東京の23時はまだ明るい。

2023/04/16

雹が降った。外出の予定があったが止むまで待とうと思い窓の外を眺めていた。屋根の上を弾みながら転がる雹の粒が少し可愛く見えた。時たま向かいの屋根から跳ね返ってきた雹が私の目の前まで飛んできた。

飲み物を買おうと近寄った自販機の上で鳩が二羽いちゃついていた。気まずい。

競馬場へ行った。といっても皐月賞が行われた中山競馬場ではなくパークウインズとして開放されている東京競馬場へ。馬券を買いターフ前に立ちレースが始まるのを待つ。ファンファーレが鳴っても手拍子はまばらだったがレース終盤、第4コーナーを曲がり最終直線に入ってからは違った。刺せ、行け、そのまま、残せと真っさらなターフ越しのモニターに向かって叫ぶ声が場内に響いた。
スマホで観る競馬も競馬場のモニターで観る競馬も大きな差はないが歓声を聴きながら観るレースは馬券を握る手により力が入る。
すぐ近くにいた人がレース中盤までずっと不安そうな声をあげていたが数十秒後には大きな声で得意げに1着馬を褒め称えていた。始まるまでは主役不在かと思われていた皐月賞も終わってみれば1着馬が圧倒的なスピードで観衆の前を駆け抜け、観る人を魅了していた。間違いなく「最も速い馬」が勝ったレースだった。

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